外道召喚士+無法者×トリス



「シャインセイバー!」
「「「ぎゃあああ…っ」」」
無法者たちを三人片付け、残るは外道召喚士一人と無法者一人。敵と比べてレベルが桁違いのトリスは、余裕綽々の表情でターンを終わらせた。
(やっぱり弱いなぁ…もうそろそろ別の場所に変えよう。一人でレベル上げのためとはいえ、雑魚ばかりだと面白くないしー…)
そう、トリスは時々一人だけでレベル上げに励む事がある。みんなを驚かせるため、行き先を告げずに内緒で。
今日も、いつものように雑魚を殲滅してレベルをひとつぐらい上げようという気持ちだった。


だが、油断大敵。


ぼんやりとレベル上げ場所を考えていた彼女の視界が、急に闇へと包まれたのだ。
頭上ではあの気が抜けるような音楽、…事態を把握したトリスは思わず舌打ちをした。
(ムジナ…!)
すっかりなめてかかっていたため、もちろん回復アイテムは極僅か。状態異常回復用のアイテムは持って来ていない。
運良く無法者の攻撃範囲には届かず、そのターンはそれで終了した。
しかし…
シャインセイバーを撃てる程のMPは残っておらず、他のサモナイト石を用意しなければならない。
その際、焦りもあったのかトリスの手から替えのサモナイト石が転がり落ちた。
慌てて拾おうとするものの、暗闇状態のため全く位置が掴めない。
そんなトリスの様子に、外道召喚士と無法者は互いに顔を見合わせ、にやりと卑しい笑みを浮かべ足音を忍ばせて彼女に近付いて行く。
そして、腰を曲げて必死に探している彼女の臀部を無法者は思い切りよく蹴飛ばした。
「きゃあっ!」
「ぎひひひ…女一人で盗賊倒そうなんて甘いんだよっ」
「ふふ…私たちを痛め付けた分、その身体でお詫びしてもらいましょうか…」
「く…っ。…女とみれば身体、身体ってこの単細胞っ!」
「ふんっ、生意気な口を叩けるのも今のうちですよ…」

言い終わると同時に、四つん這い状態のトリスの臀部にスパ…ッと冷たい何かが走った。次の瞬間、感じる空気。
「あーあ、誰が来るかもわからねぇ湿原で尻丸出しだぜ、召喚士さんよお?」
ぎひひひ、と汚らしい笑い声と共に告げられた事実に、身体が熱く火照る。
「綺麗なピンク色してやがる、まだ突っ込まれる気持ち良さ知らねえんだろ?」
ハァハァと荒い吐息がアナルを湿らせる、生臭い雄を感じて恐怖が湧き起こって来る。
「や…やだっ、痛いのはいやーっ!!」
初めての雄の欲望に耐え切れず、涙を滲ませて叫んだトリスに、無法者はこう囁いた。


つづく

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