ネスティ×トリス×レシィ



トリスは自身の護衛獣であるレシィ、兄弟子であるネスティと共に、ゼラムの繁華街を歩いていた。
「ねえっ、メイメイさんの所へよってもいいかしら?」
突如、トリスが閃いたかのように言う。一通りの買い物は済ませてあった。
両手には茶色い紙袋。中には防具・洋服などが入っている。
「構わないが・・・あまり長居はするなよ」
「わかってるって♪」
トリスは両手に抱えた荷物を落とさないようにして、レシィやネスティよりも少し先を小走りになって進んでいった。

「にゃははっ、2等があたったじゃなーい。今日はツイてるんじゃな〜い?」
酒臭いメイメイの店の中。スクラッチカードを削って、トリスは2等をあてた。
「やったあ!ねえねえっ・・・何か良いことあるかなっ」
無邪気に訊くトリスに、メイメイは「はいv」と笑って、一つの酒瓶を渡した。
「トリス、せっかく2等なんだから、今日はこれあげちゃう。にゃははっ。・・・そうねえ・・・今日は良いことあるわね。」
言われて、トリスも笑う。そして「清酒・竜殺し」をメイメイに渡した。
「ねえねえレシィ。さっきメイメイさんにこんなものもらったんだぁ」
じゃーん、と酒瓶を見せながら笑うトリス。
「先輩たちの家に帰ったら、飲も?」
「だっ、だめですご主人様。僕はお酒とかそういうの飲めないんです・・」
「あら、まだお酒だなんて言ってないし分からないじゃない。」
ぷぅ、とふくれてトリスは言い返す。
「でっ、でもぉっ!・・・飲むんだったら、ネスティさん誘って飲んでくださいよ?僕は飲まないですから。」
レシィは融通の利かない主人に怒って、先に歩いていってしまった。

トリスの部屋。トリスはネスティを誘って、自室で先ほどの飲み物を飲んでいた。
飲みものは案の定酒で、途中でレシィが止めに入ったが、結局少し酔ったトリスに飲まされてしまった。
ボトルを開けてしまってから、しばらくたった頃だった。
トリスはどんどん躯が熱くなっていくのを感じて、言った。
「ひゃっ・・・何これぇ ・・・なんか、えっちなきぶんになっていくよぉ・・」
呂律は回らない。顔が赤くなっていきながら、よろよろとネスティに近づいていく。
「ねえ・・ネスぅ・・・なんか・・・おかしくなあい・・?」
近づく途中でよろけて、ネスティの躯に覆い被さってしまった。二人の躯はぴったりとくっついてしまったままだ。
「わ・・ネスってば・・なんか勃ってるよ・・」
「馬鹿っ・・・何をっ、するんだ」
体勢をなおしたトリスは、いつもとはちがうネスティのそこへそっと触れた。
服の上から触られて、ネスティは少し苦しそうな声を上げた。
触られると、ネスティのものはびくんとして、一段と大きくなった。
それに興味をもったトリスは、服の上からゆっくりと持ったり、手のひらをこすりつけるようにして、ネスティの反応を楽しんでいった。
そのうちにトリスはネスティの反応に飽き、一度彼から手を放した。
そして、彼の服を脱がせて、何も隠すものがなくなったネスティのペニスをまじまじと見る。
「あはっ・・・美味しそうだよ、ネス」
言っては、両手で優しく握って、口づけた。
うめく声が聞こえて、トリスはますます行為をエスカレートさせていく。
裏側をつーとなめたり、雁首のところに歯をたてたり。
根本まで口にくわえ込んで、徐々に口から抜いていったりもした。
途中でトリスが熱いと言いだし、彼女が下着姿になるまで放置されたこともあった。
そんなふうにしているうちに、だんだんネスティの呼吸は速くなっていき、ペニスを強く吸ったときに、ついに達してしまった。
「ひゃあっ・・・」
口の中にどんどんとたまっていく精液。嫌なあたたかさの中、飲むこともできず、口からあふれだしたそれは、トリスの躯へ伝っていく。
どうにかして精液を飲み込んで、トリスは言う。
「なにっ・・これぇ」
「知らないわけではないだろう?」
冷静さを取り戻したかのような、ネスティの声が聞こえた。
ネスティは起きあがると、トリスの躯についた精液をすくって、トリスの口へとねじ込む。
トリスがそれをなめとると、そのまま彼の指はトリスの口を犯していく。

躯についたそれや、床に落ちたそれをすべて飲むと、今度はネスティはトリスを床に寝かせた。
すこし乱暴に、トリスの胸を揉みだす。
「僕だけ気持ちよくなるっていうのも、悪いしな・・・」
妖しげな笑みを浮かべながら。
「ひゃ・・・あっ・・・」
乳首に触れたとき、声のあがりかたが急に変わった。
「く・・ふぅっ・・やっ・・」
「嫌なのか?」
訊かれて、手の動きがとまって、トリスは愛撫をやめてくれるものだと思っていた。
だが、胸への愛撫の代わりにパンティを脱がされ、秘所へと何かが触れる感覚が移っていく。
「な・・・に」
ぐっ、と、トリスの秘所にネスティが進入していく。それは指などではなく、ペニスそのものだった。
指で慣らすこともせず、いきなり進入してくるネスティのペニス。
しかしそれはこれまでの行為で濡れそぼっていたので、痛いということはなかった。
「・・・っはぁっ!く・・」
ペニスが膣の半分ぐらいまで入った頃、後ろからうめく声が聞こえた。
「レシィ・・」
声の為に動きが止まったネスティに、トリスは声をかける。
「こっちいらっしゃい、レシィ」
言われるままレシィは二人に近づいていく。レシィのペニスは完全に勃起していた。
レシィがくるのを確認したネスティは、また進入を始める。不意な事だったので、トリスはまたうめき声をあげた。
「はっ・・・あ」
子宮口のところでペニスは止まって、トリスは安堵の声をあげる。
おおきなネスティをくわえこんだ膣の中はうねうねとして、トリスの鼓動に併せてペニスを締め付ける。
「さ、レシィ・・・あたしが鎮めてあげるから、服、脱いで・・」
「ご主人様ぁ・・」

しだいに音をたてるようになめていくと、突然トリスの下腹部に快感が走った。
今までずっと動かずにいたネスティの腰が、突き上げるように動き出したのだ。
「ひぃ・・ひゃっ・・・あ・・っ」
トリスもあわせて、腰を動かしだす。
同時に、自分の護衛獣を悦くさせることも忘れない。
「うわっ」
レシィが達した。矢張り彼もトリスの口の中でイって、精液を口にぶちまけた。
今度は零さないようにごくごくと飲み込んでいく。
「・・あてられたかも」
ネスティが腰の動きを早めた。
子宮口にガンガンと打ち付けられて、トリスは目から涙がこぼれる。
その涙は、嫌な涙ではなかったが。
「い・・やっ・・イく・・・イクぅっ!」
そして、もう一度ペニスが奥までいったとき。
精液がトリスの躯の奥に、先ほどよりも多いほどに発射され、同時にトリスは絶頂を迎えた


おわり

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