女体化ウィル



「先生?どうしたのさ!」
船の中で一つの声が響く

その声を聞きつけ、少女は半分あきれながらも笑いながらこういった
「あちゃー、先生とケンカでもしちゃったの?」
ちょっとした意見の食い違いだと説明するが端から見ればケンカにしか見えないのだろう
「そういえば二人は久しくケンカなんかしてないねー。ケンカしたら速く仲直りしないと」
「先生が子ども過ぎるんだよ」
ソノラはそう言うが自分に非があるとは思えないとウィルは加える
あんたも十分子どもっぽいけどね、とソナラは思うがあえて口に出しはしない
「じゃあ、どうしたら解決できるかかんがえてみれば?」
「ソノラはどう思うのさ」
「アタシ?ケンカしてもいつの間にか忘れてるからどうすればいいってのは分かんないよ」
「適当すぎる」
「そう?ウィルが考え過ぎなんだよ。どうしても解決したいなら誰かに相談でもしたら?」
ソノラはそう提案するが、いまこの船には自分含めて3人しかおらず、いわば留守番状態。誰に相談するのか

「……ファリエルに相談してみたら?ついでに持っていって欲しい物もあるし」
少し考えてからソノラは膨らんだ紙袋を渡す
「コレ私が昔着てた服なんだけどね。ファリエルがそういう服にも興味があるっていうからさ」
ちょうど良かったとばかりにウィルの前に紙袋をぶら下げる
わかったよ、と溜息を漏らしながら「留守番は任せろ」と両手を振るソノラを背にウィルは船を出て行った

ファリエルはいつも通りに瞑想の祠にいた
ウィルは持っていた紙袋をソノラからといって渡した後、今日あったことを話す
10分ぐらい話したところでいったん息をつく

「それは大変でしたね」
気づくといつのまにかフレイズが聞いていたようだ
「確かにあなたの言っていることは分からないでもない。ただもう少し深く物を考えてみるべきだと思いますよ?」
いつだかハグレの群れに襲われた事実を思い出しうさんくさそうに見るが、フレイズはおかまいなしに続ける
「いったん、視点を変えてみてはいかがでしょうか?」
そう言った後何の前触れもなく紫色のサモナイト石を取り出し、あたりは紫色の光に包まれた


紫色の光がなくなり、周囲がようやっと見えてくるとウィルはいろいろな違和感を感じる
まず第一に服が窮屈に感じる  ……とくに胸の辺りが
第二にファリエルの自分を見る目が違っている  ……あえて言うのであればオドロキの表情
そして第三に近づいてくるフレイズに対して感じる今までにない感情

何が起こった?そう考えているうちにフレイズは自分の真正面にくる
「自分では分からないかもしれませんが……」

そういってウィルの顔を押さえながら、唇を奪って言った

「……本当にかわいい女の子ですよ?」

……何が起こったのかさっぱり分からないが自分のファーストキスはエロ天使に奪われたようだ


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