第四回座談会(中編)



「はっ……あっ……ぅ……」
 ビクンと伝わる刺激とともに吐息が漏れ出す。肺の空気とともに漏れ出すもの。
 それは否定のしようのない喘ぎ。この身が悦なるものを得ているという。
「ひんっ……っく……ぅ……」
 朱に染まる顔からは今にも火が吹き出そうである。身を包みつづける羞恥。
 それと押し寄せる快楽の狭間で気が触れそうになる。もう意識が正常を保てないように。
「クスクスクス」
 耳元に響く含み笑い。嘲られていることが分かる。しかし。
「そんなにいいんですかぁ?こうして弄られているのが?」
 その言葉の主に抗うことはかなわない。今も秘部を責め立てる器用な指先。
 指の腹で肉芽を僅かに擦られる。それだけで全身の力が抜け意識がとろけそうになる。
「えへへ……こんなにえっちなお汁を垂らして…スケベです。変態さんですぅぅ」
「ち……違うっ!っ!あっ!ひぁぁっ!!」
 声を荒らげるその刹那、敏感な肉豆はコリッと指先で摘まれた。走る刺激に脳を焼かれたちまちに悶える。
「駄目ですよぉ……嘘ついちゃあ……本当はこうされて嬉しいくせに…悦んでるくせに……」
「ち……違……そんなんじゃ……ぅ……ぅぅ……えぅ…っぐ……」
 胸に刺さるのは否定しきれぬ言葉。この娘の言うとおりなのだろう。自分は悦んでしまっている。
 嬲られることが快感になってきてしまっている。この少女の慰み者にされることに。
「だから言ったじゃないですかぁ。遅かれ早かれ肉奴隷になる運命だって。そう。絵美と同じように……」
「やっ……やだぁぁぁあああっ!!そんなの嫌ぁああっ!!」
 夏美は泣き叫ぶも既に悟っていた。自分が抗えぬこと。この少女にも。自分を待ち受ける運命にも。
「たっぷりかわいがってあげますよぉ♪夏美先輩♪。そう、たっぷりと」
「止めてぇぇっ!許してぇぇ!もうっ!!」
 無駄と知りつつも情けを乞う。だが無情。冷たく硬い何かが尻に当たる感触が伝わる。
「今日もお尻をたっぷり可愛がってますよぉ♪アナルが病みつきになっちゃうぐらいにしてあげますよぉ。先輩♪」
「嫌ぁぁぁぁっ!!嫌ぁぁぁぁっ!っ……ぎぃ……ひぎぁぁあああああああっ!!!!」



↑(以上夏美の脳内白昼夢)




夏美「嫌ぁぁぁぁ!!止めてぇぇっ!!許してぇぇっ!!」
綾「……あのう……夏美さん?」
夏美「やだぁぁあっ!お尻はもうっ!……ひっ……ぎぃぃぃぃぃっ!!嫌ぁぁぁぁああ!!」
綾「な、夏美さん!?」
絵美「そうとうてんぱってますねえ。コレ」
夏美「や……め……て……助けて……あ……や……綾ぁぁぁっ!!」
綾「夏美さんっ!夏美さんっ!!」
絵美「物凄いトラウマっぷりですねえ。我ながら少しやり過ぎてしまったかと反省です」
夏美「……ぅ……あぅ……ぅ……(ようやく少しは落ち着いてきた)」
綾「大丈夫ですか。夏美さん」
夏美「う……うん。ごめんね。心配かけて……もう大丈夫……」
絵美「ほんとにですかぁ♪(ピタリと意味もなく引っ付く)」
夏美「ひっ!嫌ぁぁぁぁぁああっ!!」
綾「な、夏美さん!絵美ちゃん。お願いですから悪い冗談はやめてください」
絵美「クスクスクス。嫌ですねえ。ちょっとしたスキンシップじゃないですか。ねえ夏美先輩♪」
夏美「う…あ・・・ぅ……ガクガクブルブル……」
綾「大丈夫です。夏美さん。私が側についていますから」
夏美「ぅ……ふぇぇ・・・綾ぁ……」
絵美「………なんか面白くないですね。まあいいです。以下いつもの座談会です」



綾「驚いたことに最近はこのスレでは1の方が人気なんですよね」
夏美「っていうかクラレットがって気もするけど」
綾「それでも以前に比べると格段に出番が多くなったことは喜ばしいことだと思います」
絵美「最近純愛Hの作品がありましたもんね。綾先輩は」
綾「え、絵美ちゃん……そんな…いきなり……」
夏美「純愛かあ……あたしは随分昔な気がするなあ。そんときも死ぬほど痛くて散々だったし」
綾「初めてのときは仕方がありませんよ。でもやはり心を通わせた男の人と結ばれるということは尊いものだと思います」
夏美「そうだよね。どうせ出番あるならやっぱ好きな人と一緒の方がいいよね」
絵美「それは出番がことごとく陵辱ばかりの絵美に対するあてつけですか?夏美先輩♪」
夏美「ひぃぃぃぃいい!!そ、そんなつもりじゃ……ご、ごめんっ!」
絵美「いいですよねえ先輩達は。なんだかんだいっても主人公ですからねえ。どこでかまともに使ってもらえるんですよねえ」
綾「え、絵美ちゃん……」
絵美「そこをいくと絵美なんて……ブツブツ……どうせ端キャラですもんねえ……ファナンの街のおばちゃんと同レベルの……」
夏美「それは…なんか違うと思うけど…あの……ぅぅ……声をかけ辛い……」
綾「絵美ちゃん。そんなに自分を卑下しちゃ駄目ですよ。きっとだれかいい書き手さんが絵美ちゃんの幸せな姿を書いてくれます」
絵美「幸せな姿ぁぁぁああ?幸せって何ですかぁぁ?絵美の幸せって何だと思いますぅぅぅ」
綾「えっと………ぅ……」
絵美「とりあえず夏美先輩で遊んでるときは楽しいですよねえ♪」
夏美「嫌ぁぁぁああ!!許してぇぇぇぇ!!お願いだから許してぇぇぇえええ!!」
綾「『夏美さんと』じゃなくて『夏美さんで』なんですね……」
絵美「まったく、ずるいじゃないですか。クラレットさんとかばかり。少しは絵美にも書き手さんの愛情を注いで欲しいですよぉ!」
綾「そうですね。この座談会を目にされたSS作家さんには是非、絵美ちゃんにも幸せなお話を与えて欲しいと思います」
夏美「っていうかこの作者の人が自分で書けば……ってごめん。期待するだけ無理だよね…多分……」
絵美「どうせまたどこかの芋天使さんよろしくズコバコやられるんですよぉ!絵美にはそれがお似合いなんですよぉ!!」」
綾「お、落ち着いて絵美ちゃん」
絵美「うぅ…絵美だけが…絵美ばかりいつも……絵美ばかりが惨め…絵美だけ…絵美だけいつもぉぉぉぉ!!」
夏美「うぅ、なんか凄く既視感が……それじゃ流れを変えてSSの方に……」
綾「そうですね……それでは今回もここらへんでSSを……」
絵美「そうは問屋がおろしませんよぉぉ!せっかくの出番です!今回は絵美暴走しちゃいますよぉ。えへへ……夏美先輩♪」
夏美「ひぃぃぃっ!やだぁ!やめっ……嫌ぁぁぁぁ!!綾ぁ!助けてぇぇぇ!!」
絵美「えへ……えへへ……一緒に楽しみましょうよぉ……夏美先輩〜♪」 
綾「絵美ちゃん止めてぇぇぇ!!……っ!?…きゃぁぁあああ!!はぅ……」
絵美「ふふふ、綾先輩も一緒に……と言う訳で今回のSSは絵美大暴走の座談会乱交ですぅぅぅ」  



 ドスンと音を立てて夏美の身体は床につく。背中に当たる硬い感触。身体に覆いかぶさるのは絵美。
 夏美は改めて実感する。無力だ。この少女の前では自分はいつも無力であることを。
「や……め………」
 涙目で弱弱しく許しを請う。それが通じる相手ではないことは分かっているのに。
「んっ!?………んぅ〜〜〜………んぐぅっ……」
 すると不意打ちであった。絵美は怯える夏美の唇を塞ぐ。口唇をこじ開け侵入してくる舌先。
 それは夏美の舌と絡み合う。触手に絡まれるかのように夏美の舌は絵美の舌に捕らわれる。
「んぅぅ……んぐぅぅ……んむっ……んぅ……」
 無理矢理に口を吸われながら夏美は喘ぐ。ねっとりと唾液を絡ませながら結びつく舌同士。
 その行為が生み出す刺激が脳を襲う。さながらにそれは陵辱であった。己が意思に反して与えられる性的快楽。
 しかしそれに抗えぬ。ともすればこのまま堕ちてしまいそうになる自分がそこにいる。
「ぷはっ……はっ…ぁ………」
 深い口付けから解放され夏美は息を吐く。夏美の口の端からは唾液が垂れていた。
 それが糸を引いて繋がっている。ディープキスの余韻に浸りながらも妖しく微笑みかける絵美の口元と。
「ふふ、キスだけでいっちゃったんですかぁ?相変わらずHですねえ。夏美先輩は」
「…っ……ぅ…………」
 絵美の言葉に反論することもなく夏美は顔を朱に染めて目を伏せ、かすかに打ち震える。
 何も言うことができなかった。まさにその言葉通りであったから。
「さあ、それじゃあさっさとはじめましょうか。後の予定もつかえてますしねえ」
 含み笑いを浮かべながら絵美は自分の服に手をかける。衣服ははらりと脱ぎ落ちる。
 現れたのは一糸まとわぬ絵美の姿であった。
「……ひぃ……ぅ……」
 それを怯えすくみながら夏美は見つめる。恐ろしい。この寸鉄帯びぬ小柄な少女が何よりも。
 身体に一度染み付いた恐怖は夏美を縛る。身動きがきかない。駄目だ。このままでは。
「えへ、えへへ。さあ、夏美先輩も絵美と一緒に脱ぎ脱ぎしましょう♪」
「ひぃぃ…ぃ…嫌ぁぁ……嫌ぁぁぁ!!」
 この少女の前では自分は哀れに捕食される生贄に過ぎない。その現実を夏美は改めて思い知らされる。
 無力だった。そもそも抵抗すらできなかった。剥ぎ取り棄てられた服と下着。外気に触れる剥き出しの肌。
 そして突き刺さる視線。自分でも決して発育が満足とは思えない身体を舐めまわすように見られるような。
 額に汗が滲む。動悸が強まる。羞恥だけで頭がどうにかなってしまいそうになる。
「ふふふ、夏美先輩ったら真っ赤になっちゃって……タコさんみたいですよぉ」
「……ぅ……っ……ん………」
 にたりと微笑みかけてくる絵美に対して、夏美は怯えながら鼻をひくつかせるだけであった。
 ただ食されるのを待つだけの哀れな子羊。それが自分であることが夏美にはよく分かった。
 そうしているうちにも絵美の顔が、手が近づいてくる。夏美を思うままに嬲ろうと。
「ひぃんっ!ひやっ……あっ……っはぅ……」
「えへへ……相変わらず感度抜群ですよぉぉ。夏美先輩」
「や……だぁ……ひゃひっ……ひぅぅぅ!!」
「んっ……んっ……んちゅ…ふふ…もうこんなに硬くして…えっちですねぇ……」
「違……ひゃぁぁぁ……らめぇぇぇ!!」
 絵美の責めは的確に夏美の急所をとらえていた。軽く乳頭を甘噛みされただけで夏美の脳には電流がはしる。
 そのまま絵美は舌先で転がすように夏美の乳首を嬲る。ほのかな膨らみの先にある突起。
 それが舐めあげられるごとに硬度を増していく。勃起しかけた夏美のニプルを絵美は更に愛でる。
「ひゃぁぁっ!!ひぃっ!!ひくぅぅぅぅぅ!!」
「あは。こんなに硬くなっちゃって……思わずコリコリしちゃいたくなりますよねえ」
「や、止め……きひぃぃぃぃいい!!痛いっ!痛いっ!」
「あれぇ?痛かったですかぁ?ごめんなさいね。絵美優しくします」
「あっ……っは……〜〜〜〜〜!!!ひはっ…ふぁぁぁっ!はくぅぅぅぅ」
「ん…んちゅ……ぺろぺろ……ちょっと唾液が染みちゃいますかねえ……」
 さながら拷問であった。勃起した乳首を指の腹でコリッと揉み潰される。瞬間痛みが脳を焼く。
 ジリジリと余韻が残るそこに絵美は舌で優しく愛撫し、そして時に力強く吸い付く。
 交互にはしる痛みと性的な刺激。その組み合わせが夏美の脳を思考不可能なまでにとろかしていく。
「んちゅ……んむ…んむちゅ……えへへ…夏美先輩のおっぱいってちっちゃいけど……凄く敏感で可愛いですぅぅ」
「………ぁ……っ………ぅ……」
 何度も喘がされてようやく解放される。夏美はすっかり脱力しきっていた。ただ、頬に涙がはらはらと伝う。
 またこの娘に犯されるんだ。絶望が夏美の頭の中で首をもたげてくる。
「んふふ……夏美せんぱ〜い♪」
 猫なで声で甘えるようにぴっとりと絵美がはみついてくる。互いに素っ裸のままで。
 もうこのまま流れに身を任せよう。そんな諦めが夏美の中で生じていた。
 抵抗は意味を成さず、それどころか余計な苦しみをもたらす。以前に思い知ったことだ。
 だから今はこのまま、絵美になされるがままに……
「ふふ、でも独り占めはよくありませんよねえ」
 すると、絵美は夏美から一旦離れる。呆然とする夏美をよそに絵美は視線を他所に向ける。
 そして言葉を投げかける。視線の先の相手へと。
「せっかくですし一緒に混ざって楽しみましょうよ。ねえ、綾先輩」
 妖しく微笑みながら絵美が見つめるその先。そこには固まったように絵美と夏美の絡みを凝視する綾の姿があった。



(絵美ちゃん大暴走の座談会 次回に続く)

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