アリーゼの憂鬱



はぁ、とアリーゼはため息をついた
ここ最近先生とあまり顔を合わせていない
それというのも、帝国軍の隊長がこの船にやってきたからだ
ふたりで一つの部屋で何かを話している。私たちにはその内容を教えてくれない
しかもその女は先生とは同期にあたり、自分以上に近い関係に居るに違いない
よく考えてみれば、自分が先生とであってからまだそれほど時間もたっていないし、深い、言わば「恋人」といった関係ではなく、あくまでも「生徒」と「先生」である

あの二人は何をしているんだろう?
若い男と女が一つの部屋に長く閉じこもっているなんて……
そう考えると「あの部屋からは喘ぎ声が聞こえてくるのではないか」「もし、もしも扉を開けたなら、二人は旧知の仲だけではなかったのではないか」と、思えてくる
「先生……」
アリーゼは二人の営みを想像しはじめた。

人はそれを妄想といい、行為については“自慰”という……


「初めてだから、その、やさしくしてくれ。」
「……照れている顔もかわいいよ。」
実際にそんなことを言うのか、そもそもあの女隊長が処女であるかも分からない
ただ頭の中では二人の人間が喋り合い、ふれあっている
「きゅ、急にやめろ……そこは……」
想像と一緒に自分の手も秘所へとのびてゆき、布の上から刺激を与え始める
「んっ……はぁ……」
ベロを絡め合いキスをする
「もしかしてこっちも初めてなの?」
先生は笑みを浮かべながら囁く
……もしかしたら私はMなのかもしれない
もう一方の手は口のなかでクチュクチュと音を立てている

そのうちに舌と絡み合っていた指は服を脱がしはじめまだ発育途上の胸を空気へとさらしていき、
膨らみ始めた突起を刺激していく
「先生っ……せんせぇ……」
指の動きが激しくなっていくにつれて自然と声が出てくる
「下」に刺激を与えていた指は布を押しのけ直に肌に触れている



「アリーゼ、どうしたの?」
扉の方に自分を犯していた人間がたっている
普通ノックしませんか?頭の中の疑問文

はっ、と我にかえり赤面させていく
「出て行ってください!」
こんな姿を見られるなんて。と自己嫌悪していく
服を着ずにそのままふとんの中に潜り込む

ほろ苦い青春の一ページ。その後二人は無事つきあうこととなったのだがそれはまた別の話


おわり

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