ハヤトの悩み・・・



「ふ〜どうしたもんか・・・」
『誓約者』ことハヤトは市民公園で軽いため息をつき、うなだれていた。
「どうしたのかな〜?少年!」
ハヤトは聞き覚えのある声に気づき、振り向いた。
「え・・・あーっ!ミモザ!?」
「久しぶりね、ハヤト」
声の主は蒼の派閥の召喚師ミモザだった。彼女とは『無色の派閥の乱』以来蒼の派閥本拠地である聖王都ゼラムに帰ってから1年ぶりの再会である。
「どうしたんだよ・・・なんでまたサイジェントに?」
久々の再会にミモザはあっけらかんと答え
「ちょっと任務の帰りで近くまで寄ったから、みんなに挨拶しようと思ってね。
・・・・・それより」
ミモザはずいっとハヤトに近づき眼鏡を光らせこう言った。
「ハヤト・・君、今!悩んでたでしょう」
「うっ!・・・・な、なんの事だよ」
核心を突かれた、普通の人ならまだしも相手がミモザだと、とんでもないことになりかねない。
ハヤトは必死で誤魔化そうとしたが、もはや逃げられない状況であった。
「こうして会えたのも何かの縁だし・・さ、お姉さんに話してみなさい」
「は、はぁ・・・その・・・実は・・」
ハヤトは観念し、自分の悩みを打ち明けた。


「なるほどね〜」
ミモザは顔をニヤニヤさせ、ハヤトは顔を赤らめ俯いていた。
「夜カシスを抱く時、先に果ててしまうと・・・」
「え・・ああ・・・・」
「要するにハヤトは早漏を治したいのね♪」
「そんな大声で言うなー!!」
つまりハヤトのパートナー兼恋人のカシスを抱いた時にいつも先に絶頂してしまうのである
カシスの方は『しかたないよ、こういうのは個人差だし』と、いつも慰められてしまう始末。
男として愛する人を満足させられないのは問題だよなと悩んでいたのだ。
「しかし、『誓約者』ともあろう人が早漏だなんて・・・・」
ミモザは笑いを堪えながらハヤトの背中をバンバン叩くと裏腹にハヤトは『やっぱり、この人に話すんじゃなかった』と頭を抱え半泣きになっていた。
「よし!ここは一つ、お姉さんが人肌脱ぎましょう!」
ミモザは立ち上がり手をポンッと叩き、それを見たハヤトは目を丸くした
「へ?でも、どうやって・・・」
「ハヤト、1週間の間ウチの家に泊まりなさい」
「えぇぇぇ!?」
「ええじゃない、さぁ行くわよ」
いきなりの提案でハヤトは驚き、ミモザはハヤトの手をつかみフラットへ向かったのであった。


『まさか・・・本当にきてしまうとは・・』
ここは聖王都ゼラムにあるミモザ邸。ハヤトは自分の早漏を治す為ミモザに連れられてここまできた。
もちろん、フラットのみんなに了解をえてきた。
『ハヤトの世界に関する物が見つけたので見に来て欲しい』という理由で。それはもちろんそれは嘘で『早漏を治す為』とは言えなかった。だが、その嘘のおかげで出発にかなり時間がかかった。
カシスは『それならアタシもついて行ったほうが・・・』や、モナティは『マスターが行くならモナティも行くですのー!』と駄々をこねる始末であった。
ミモザの説得により渋々と二人に了解を受け今にいたるのである。
そして夜、ミモザの部屋に来て欲しいということでさっそく部屋に向かった。
「ミモザ、入るよぉ!」
ミモザの部屋に入ったとたんハヤトは石のように固まった。
ハヤトの目の前には、生まれたままの姿のミモザがいたからだ。
「フフ・・まってたわよハヤト♪」
「なっ、なんだよ?そのカッコは!?」
ハヤトはミモザの姿に驚き絶叫し、ミモザはサラっとこう答えた
「何って・・君の早漏を治す為よ」


ハヤトは次第に赤面し、口をパクパクさせ、ミモザはキッパリと答えた
「そ、そそそれってつまり・・」
「そっ。つまり私とエッチして早漏を治すのよ♪」
要するに、ヤルたびに肉棒を鍛え上げ、早漏を治す方法らしい
方法を理解したハヤトは慌てだし、こう答えた
「で、でも俺にはカシスが・・・」
「遠慮しているわけ?ここまでさせたら、女性に恥はかかせないものよ」
ハヤトは悩みだした。早漏を治す為とはいえカシス以外の女性を抱くなんて・・
もし、抱いたならそれはカシスとの裏切りになるのではないかと。
ここは別の方法を考えたほうがと提案しようとしたが、ミモザはハヤトの肩を掴みジッっと睨んだ。
「ここで戸惑っていたら・・カシス寝取られちゃうわよ」
寝取られる・・・ハヤトは想像した。
『あぁん・・ハヤトの○○○より○○○○の○○○がいいのぉ!!』
ハヤトは今の想像を振り払い決意した。早漏を治す為ミモザを抱くと・・・

ハヤトは下着一枚になりベッドに乗り出し、ハヤトはミモザの胸をまじまじと眺めた
カシスとは違い大きく豊満な胸が目の前に映っていた。
「ほら、遠慮しない・・触ってもいいから」
「あうっ」
ミモザはマジマジと見てるハヤトに見かえねて、自分の胸を押し付けた、そのままハヤトはミモザの胸を吸い上げ、ミモザの身体にぞくっっと電流が入った
「んっ・・はぁ・・んん・・あ・・・一生懸命に吸っちゃって・・まるで赤ちゃんみたい」
「チュ・・はぁ」
「・・・それじゃそろそろ始めようか」
互いに触りやすくするようにミモザはハヤトの上に乗った
「それじゃ脱がすわよ」
「えぇ?ちょ・・心の準備が」
「問答無用♪」
慌てだすハヤトを無視しミモザは下着を脱がした。
取り出したモノはとてもお世辞では言えない小さな肉棒が生えていた。ミモザはクスッと笑い
「やっぱり思った通りかわいい○○○○ね・・簡単に口の中に納まりそう」
「そんな・・ん・・」
そのままミモザは肉棒を咥えしごき始め、ハヤトは限界に近づきつつあった
「ん・・ちゅっ・・・ちゅぷ・・もう痙攣してる・・・」
「く・・ん・・・ミ・・・モザ・・・・もう・・・」
その時、ミモザの口腔に何かの引っかかりを感じ、むせ返り吐き出した

「んっ・・・む・・ケホッ・・・ゲホ・・ぱぁっ」
そして引っかかりの原因を調べるとそれは、さっきまで小さかったハヤトの肉棒が大きく立派な肉棒に変化した。ミモザはあまりのことで顔を引きつっていた
「う、嘘でしょ・・こんなになるなんて・・・」
肉棒を触ろうとした瞬間、肉棒から性を放ちミモザの顔を汚した
「・・・・ミモザ大丈夫?」
早とは心配そうにミモザに声をかけるが、ミモザは顔と眼鏡を拭いながら
「うん大丈夫、けど、大きいうえに濃いのに早漏だなんて君メチャクチャよ」
「うう・・・ごめん」
ハヤトは申しわけなさそうに謝り、ミモザはそのままハヤトのほうへ向き
「まだ大きいし、このまま続けるわよ・・・いい、出そうな時はグッっと堪えるのよ」
ミモザは肉棒を掴み秘所にこすりつけ挿入した。

「ん・・・キツ・・ぐぅ・・・ああぁぁん」
ゆっくりと挿入したもの根元までいれたとたんミモザは軽く絶頂し、ハヤトにもたれかけ
「ミ、ミモザ・・大丈夫?」
ハヤトは心配そうにミモザを見ると
「だ、大丈夫・・・ちょっと軽くイッちゃった・・・・・さぁ、今度はこっちから動いて・・・」
ハヤトは言われた通りミモザのお尻を持ちゆっくりと動き
「ふぁ・・あっああ・・・そ・・う・・・その状態で・・あん・・・・こ・・腰を浮かして・・・」
「え!?・・わ、わかった・・・」
腰を浮かし動かしていくとミモザは声を荒げ自分も腰を動かし始めた。
「あふっ・・あ・・・当ってる○○○○の奥まで当ってるぅ・・・」
次第にミモザは淫らな顔になっていくのだが、そうはならなかった・・
「ん・・あうっ・・・えぇ!?」
ハヤトはミモザの膣壁に耐え切れず、そのまま精を吐き出してしまい
「・・・ご、ごめん膣に出して・・・」
ハヤトは申し訳なさそうに謝ると、ミモザは軽くこづき
「あーもー膣に出すのより早くイッったこと謝れっての!・・このまま続けるわよ」
「うう・・はい」
ミモザはそのまま後ろに倒れこみ、内心『そういう問題か?』と思いながらハヤトはそのまま続けた。
さっきとは違い、ハヤトの放った精液が潤滑油となり、動きがさっきより激しくなった
「す・・すごい・・・さっきので滑りが・・・・良くなってる」
ハヤトはいままで感じたことのない感覚を感じ、ミモザはそのまま自分の足をハヤトの腰に絡みつき
「あん・・・・・○○○○の中で・・精液が掻き回されて気持いぃ・・・」
ハヤトは再び絶頂を迎えようとするが、ミモザはそれに気づき膣壁をキツク締めつけた。
「・・・・っ!!」
「んっ・・我慢しなさい!・・・あっ・・そのままお尻に力いれて・・・激しくぅん・・ゆっくり・・・」
ハヤトは指示に従い、絶頂に近づけばゆっくり、収まれば激しくという感じでに交互に動いた。
「いいよぉ・・・もっと、動いて!・・わたし、ああっ・・私の膣、突き上げてぇ・・・」
ミモザは再び淫らな顔になり、腰を振り始めた
「はっ・・んっ、くっ・・あっ、・・・ぁああっ、あっはっ・・・あっ、やっ・・あああっ!」
膣壁の最深部を突き上げるたびに胸を激しく波打たせながら感じ
「いいっ・・・ああっ・・ハヤトォ・・・・あふっ、んん・・・ああぁあっ!!」
喘ぎ声と呼応するように激しく擦り上げ、ハヤトは限界の絶頂に近づいてきた。
「くぅ・・ミ、ミモザ・・・・もうぅ」
「いいわよ・・出して!私の中にいっぱい出してぇ!!」
ハヤトは一気に腰の動きを加速させ、限界まで溜め込んだ熱い精をミモザの膣内に放出した。
「っああああああ〜〜〜〜っ!」
ミモザは秘所を硬直し、ヒクヒクと痙攣し始め、ハヤトは快楽に耐え切れず倒れこんだ・・・
しばらくしてハヤトは目を覚まし、横には月明かりに照らされたミモザが横たわっていた。
「・・・ん」
「目が覚めた?」
まだ意識がボーとしているハヤト見てミモザはクスっと笑いながら
「初日にしては上々よ、この調子で次もがんばるのよ♪」
「・・・・・あ、ああ」『カシス・・・・ゴメンよ・・・』
ハヤトはカシスに申し訳なさそうに軽く返事をした。

そして、時は流れて1週間が経過した・・・

「・・・・・治ったのかな早漏・・・」
ハヤトの横にぐったりとしたミモザは
「・・・・そ、そうなんじゃ・・ない?」
ミモザは息を切らしながら答え、ハヤトは軽くガッツポーズをし
「よかった・・・これでカシスを満足させられる」
息を整えたミモザは嬉しそうにハヤトを抱きしめ
「やったじゃない!お姉さん、がんばったかいがあったよ!!」
「ちょ・・苦しい・・ありがとうミモザ」
「あ、ゴメン。それじゃさっそくサイジェント行の定期船に連絡してくるわね♪」
パッっとハヤトを離し、ミモザはそそくさと服を着替えた。
「え、今から?」
「そうよ、君も早くカシスに会いたいでしょ。じゃ言ってくるから」
ハヤトはミモザの行動力にポカンと口を開けていた。
ミモザは定期船へ冷や汗を掻きながらふらふらと向かっていた。
『うわぁ〜〜嘘でしょう・・ただ私が任務の連続で欲求不満だったからハヤトで解消しようと思って騙して連れてきたけど・・・本当に治ちゃうなんて・・てか、かなり上手くなってるしこれが『契約者』の力って奴なの・・・』
実はミモザはハヤトを騙し自分の不満解消のために利用したのだが、この一週間でハヤトは早漏を治し、しかも腕を上げ、今日最終日にはミモザを数回以上絶頂させたのであった。

・・・みごと早漏という悩みを解消したハヤト。
しかし、これがきっかけで新たな悩みが生まれるのはまた別の話であった・・・・


おわり

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