フェア×ミルリーフ



「ママぁ・・・」
フェアのベッドの上。ミルリーフの泣く声に合わせてベッドがきしんだ音を立てる。
そのミルリーフは、フェアの腰にしがみついて離れない。
服の腹の辺りをぬらすのは彼女の涙であろうか。

しゃくりあげながら盛んにママ、と母の名を呼ぶ。
ママ、とは誰のことを呼んでいるのだろうか。
私か、それともミルリーフにしてみたら見たことも無い実の母親だろうか。
ぽんぽん、としゃくりあげるたびにひくつく背中を叩くと、ミルリーフが赤い(元から彼女の目は赤いが)目を上げてこちらを見た。

「ママ、ぎゅってしていい・・・?」
なにより子供を落ち着かせるのは母親の体温だという。
不安そうにこちらを見る娘の頭をぎゅっと抱きしめる。
胸の辺りでもぞもぞと動く頭から、くぐもった、しかし可憐な声が聞こえてくる。
「ミルリーフ、もっとぴったりしたい・・・いい?」

かわいい子だ。どうしてこんなかわいい娘のお願いを聞かずにいれようか。

「うん、いいよ。」
わが子を愛おしく思う気持ち、母の気持ちとはこういうものなのだろうと思っていると、薄い夜着の上からぴったりとミルリーフがくっついてくるのが判った。
そのまま頭やら背中やらをぽんぽんと叩いていると、いつしか安らかな寝息が聞こえてくる。
自分の胸の中で眠る娘の体温が心地よく、自分もうとうとと眠り始めたとき、胸にぬるりと暖かいものが這った。こそばゆいその刺激は夢うつつのフェアを起こすことは無かったが、その胸を捏ね、吸い付くその感触に背筋に寒気が走る。
驚いて起き上がろうとすると、離されようとする乳房により一層強く吸い付く。
これは痛みなのか、何なのか。背筋を抜ける知らない感覚にフェアはぞくりとする。
捲り上げられた夜着の狭間から覗いたミルリーフの顔は、まさに安らかな子供の寝顔である。
ただし、まあ自分では年相応だと思ってはいるが、姉分のミントや、アロエリなどと比べるとどうも平坦ではないかと思っているフェアの胸に吸い付いている。
出の悪い乳を仔猫が圧すように、やわらかく胸をこねるのは全く無意識であるらしい。

「・・・ママぁ・・・」
母を呼ぶ小さくくぐもった呟きが、ちいさな歯を伝って胸を刺激する。
ひゃぁ、と出そうになった声を抑え、辺りを窺う。

まだ夜は浅い。
どこからかシンゲンの三味線の音が聞こえる。
風雅な音色に混ざって奇声が聞こえることから恐らく酒も入っているだろう。
とにかく、仲間の多くがまだ起きている。

そわそわと辺りを窺う間に、乳房を掴んだ手がだらりとベッドに落ち、ミルリーフの頭もぼたりとベッドに落ちた。
唾液に濡れた頂が外気に触れて胸の奥がむずむずする。
もう揉まれても噛まれてもいないはずなのに、未だそこが娘の口内に含まれているかのような疼きが収まらない。

彼女にしてみれば、本能の中にある母親への甘えのようなものであったのだろう。
容は大きくとも、まだ赤子なのだ。

こちらの気など知らず、安らかに眠るミルリーフの横からそっとベッドをりる。
とりあえず階下の騒ぎを収めねばならないと、幼い竜の母親兼宿屋の店主は上着をひっつかんで部屋を出たのだった。


(そして下に降りたところで回される)
























おまけ ライ.Ver

「うん、いいよ。」
わが子を愛おしく思う気持ち、親の気持ちとはこういうものなのだろうと思っていると、薄い夜着の上からぴったりとミルリーフがくっついてくるのが判った。
そのまま頭やら背中やらをぽんぽんと叩いていると、いつしか安らかな寝息が聞こえてくる。
自分にしがみついて眠る娘の体温が心地よく、自分もうとうとと眠り始めたとき、何かに急所を強くつかまれてライは再び覚醒させられた。
腰に抱きついて眠っていたはずのミルリーフが、見慣れた自分の性器を掴み、ぼんやりとした目でソレを見つめていた。
「おっぱい・・・のみたいの・・・」
あまりの事に声も出ず、思いのほか強く急所を握られている為、逃げることも叶わないまま、娘の口がぱくりとそれに覆いかぶさり、吸い始める。
「アッーー!!」以下略・・・

こうですか?本当にわかりません(><)

おわり

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