マグナ×プラーマ



「まいったな…」
封印の森。その奥深くで、俺はつぶやく。
召喚兵器との戦いの後、再び現れた悪魔達によって、俺達はちりぢりになってしまった。
どうやら皆とは逆の方向に逃げてきたようで、近くには味方も敵さえもいない。
「…でも、かえって良かったのかもな…」
少なくとも今は、ひとりきりでいたい。
融機人と人間が作り出した、召喚兵器。
召喚獣の自我を消去し、戦闘の為だけに改造した、おぞましい存在。
アメルは召喚兵器にされた天使アルミネの生まれ変わりで、ネスティは融機人の末裔で、そして俺は…
「召喚兵器を生み出したひとでなしの子孫、ってわけか。ははっ」
自嘲的な笑いがこみあげる。
「いくらなんでも重すぎるよな…」
独りその場に座り込む。しばらくそうしていたが何か思い浮かぶ訳もなく、ただ時間が過ぎてゆく。
「とりあえず…回復するか」
前の戦闘のダメージが残っている状態では、敵が来たらひとたまりもない。
「召喚…プラーマ」
サモナイト石を掲げ、マナを送り込む。すると淡い光とともに慈愛に満ちた表情の女性が現れる。
「回復ですか、マグナ?」
「ああ、たのむよ」
「わかりました」
俺がうなずくと、彼女は目を瞑り、癒しの力を行使する。
すると、瞬く間に傷は癒え、疲れも抜けてゆく。
その心地よい感覚に身を委ねていると、プラーマがこちらを見つめているのに気付いた。
「……? どうしたんだい?なにか…」
俺が言い終える前に、プラーマにいきなりくちづけされた。
「うわっ!、なにを…」
戸惑う俺を無視して彼女は服を脱ぎ始める。美しいくびれや豊満な乳房が露わになる。
一糸纏わぬ姿になると、俺のズボンに手をかけ、俺のモノを取り出す。
「ちょ、やめろって!」
流石にこれはまずいと思い、きつい口調で彼女を制止すると、思いもよらない言葉が返ってきた。
「マグナ、なにかつらいことがあったのですね」
「…えっ」
「あなたはすぐに顔に出ます」
澄んだ瞳でこちらを見つめながら、彼女は続ける。
「わたしにはあなたの苦しみを消すことはできません。
わたしにできることは、この身をもってしばし苦しみを忘れさせてあげることだけ。だから…」
「プラーマ…」
彼女は俺の上に腰を落としてゆく。俺はもう抵抗せずに彼女を受け入れる。

「くうっ……や…あふっ」
俺の先端が、プラーマの腔を押し広げてゆく。柔らかい秘肉が俺を包み込む。
「っ…どうですか、マグナ…っ」
「ああ…気持ちいいよ…」
イチモツが根元まで収まったのを確認して、俺は腰を動かし始める。
「ひあっ、あくっ、っ、はぅ、あ」
俺の動きに合わせ、プラーマは高い声で喘ぎ、俺の顔を乳房に押しつける。絶妙な肉感が俺を興奮させる。
「ああっ!、っそうです、マグナっ、あああっ!」
髪を振り乱し喘ぐ姿は、普段の彼女からは想像もできないほど淫らで美しい。
「っ……うっ!」
俺は遂に我慢出来ずにプラーマの腔で果てる。
「っ…マグナ…あ…はふっ…ん」
プラーマは目を瞑りながら、精を流し込まれる快感に打ち震える。

情事後の倦怠感に包まれる俺に、彼女が囁きかける。
「マグナ、わたしが何を言っても、いずれあなたはその苦しみと向き合うのでしょう。でも今は、今だけはゆっくり休みなさい…」


おわり

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