ギアンED前提のミルリーフ×フェア



「…何で貴方がこんな所に居るんですか?」
満天の星空に彩られた天蓋と『忘れじの面影亭』を前にギシア…ルシアンは呟いた。
「抜け駆けはしない。そう、君と約束した筈だよ」
宿の入り口に立ち塞がり、腕組みをする男、ギシア…ギアンは剣と投具を携え乍ら答える。
「久方振りの竜の子、御使いや仲間達との再会を邪魔するのは無粋、と云うものではないかい?」
「くっ…!」
ギアンの放った言葉と眼力に、『ブロック』しかまともにスキルを持ち得ないルシアンは盾をかざしてうろたえるしかない。
「大体君は…ん?」
ヘタレなりにヘタレに説教を始めようとしたギアンの言葉が、店主足るフェアの部屋に張り付く二人の人影に一時中断された。

「おぉう、御子殿!そう来ましたか…!」
「御主人の微乳が!ヒャホーイ!!」
「「…??」」
フェアの部屋に張り付き、窓を吐き出された吐息に曇らせたセイロンとシンゲンの呟きに、ヘタレ二人はまるで魅惑的な花に導かれる蝶の様にヒョコヒョコと窓に近付いて行く。

「…はぁっ、あんっ…!」
「…ママァ、ママァ…!」

ミルリーフの声だけ聞けば、再会を喜ぶ幼子が母に甘えているだけに聞こえた。
だが、母たるフェアの吐息が入り混じった声はそこはかと無い艶を交えている。


「ママァ、おっぱい頂戴…」
「やっ…!ミルリー、フ、噛んじゃ、駄目ぇ…!!」

そこには

はだけた衣服のフェアと、彼女の乳を揉みしだき乍らちゅぱちゅぱと吸い付くミルリーフの姿があった。

「だっ、吸っても出ないって、ばぁ…!」
「ママ、ミルク出なくても気持ちいいよね…?」
「あはぁっ!」
引き剥がそうとするフェアを、ミルリーフは彼女の乳首を噛んで更に強く吸っていく。
くたり、と力無くシーツに埋もれたフェアをミルリーフは乳房を舐め上げて追い討ちを掛けた。

隆起する乳首を音を立てて吸い、乳輪をなぞる様に舐め上げる。
びくりびくりと弓の様にしなるフェアの反応にミルリーフは彼女のズボンに手を這わせた。
「きゃっ、んンんっ!」
ミルリーフの指がフェアの秘部を撫で上げる度に、フェアはベッドのスプリングを軋ませる。


「素晴らしい、御子殿!最高ですぞ!!房術をひっそりと教えた甲斐があった…!」
「微乳が…御主人の微乳がぷるんぷるん揺れてます…!」
微乳フェチが左右の鼻から血をほとばしらせる中、ドサリと崩れ落ちる音がした。

ギアンはあっけなく、霞の様に鼻血を窓に噴出して倒れる。
所詮ヘタレはヘタレ。雄々しく反り返った額の角だけが自己主張する様に虚しく地面に突き刺さるだけ。
「ふっ、所詮小物よ…」
「自分達はそれこそ毎日御主人の微乳『だけ』を眺めまくっていましたからね」
セイロンがぐりぐりとギアンの頭を踏みしめ、シンゲンがくい、と眼鏡を引き上げる。
ルシアンは窓に張り付き、ハァハァと息を吐き出すだけだった。


「ママ、凄い…!ママのアソコがぐちゃぐちゃになってる…」
「駄目っ駄目ぇっ!ミルリーフぅ!そんなにしちゃ駄目ぇぇぇぇっ!」

傍目に見ればフェアのズボンの股の辺りがモコモコとうごめいているだけだが、ズボンの中でミルリーフの指が彼女の陰核を際限無く蜜を絡ませて攻めさいなむ。
窓の向こうには聞こえはしないが、フェアの秘部はくちゃくちゃと粘着ついた水音を立ててミルリーフの指を変元自在に動かす助けをしていた。
「あっ、あっ、あっ!!駄目い、くぅぅっ…!!!」
「ママ、ママァ…!!!」

スプリングを跳ね上げて痙攣すりフェアを見乍らミルリーフは己の秘部を指でなぞり上げる。

少女の後に、幼女は絶頂を迎えた。

「良きお手前でござんした…」
べべん、とシンゲンの三味線が鳴る。
「あっはっはっ、女体同士の組み合わせも善哉善哉!」
扇子を揺らして高らかに笑うセイロンの足元には鼻血の海を作ったギアンとルシアンが沈んでいる。
「ナメクジの絡み合い、と思えば多少は抵抗もあったでしょうにねぇ…」
「そう思えぬのが若さ故たるモノよ…」


シンゲンの呟きにセイロンは含み笑いで答えるだけであった。


おわり

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