リシェル×ルシアン？いつもと変わらない日常。いつも変わらない関係…のはずだった。 「姉さん、今日はフェアさんのところに行かないの？」 姉を呼ぶ少年。名はルシアン。剣士を目指して修業を行なっている真面目な少年である。 「だぁって、今日は父様フェアのところに行く日でしょ？私たちがいたらまたフェアが怒られちゃうじゃない。」 彼女は姉のリシェル。世間一般の‘おじょうさま’のタイプとはうってかわり、聞き分けのない強気な性格。いつも様々な人を巻き込んでいるが、どうやら幼なじみであるフェアの事は一応心配しているらしい。 「…あ。そっか。そうだよね…」ルシアンは納得しつつ、少し残念そうだ。それを見たリシェルはいたずらな笑みを浮かべて「まぁ、好きな人に一日あえないのは淋しいよねー。ルシアン♪」とからかう。 それを聞いたルシアンは顔だけでなく耳まで紅潮させて「ねっ…姉さん！なんで知って…。…あっ！」と素直に認めてしまう。 そして慌てて、「ぼ…僕っ部屋で本読んでるからっ」と走り去ってしまう。 ばかだなーと弟の姿を見ながら久しぶりにリシェルは屋敷を探険することにした。 「…やっぱり父様の部屋が気になるわ」と父の部屋に向かうリシェル。 普段父親がいないときにこっそりとしか入れない部屋。前に見た時はベッドの辺りで数冊の雑誌を目撃した。それを見つけて手にとる前に父が帰ってきたので、確認ができなかったのだが、ずっと気になっていた。そして父の部屋に入る。 相変わらず本や高そうなものばかりの部屋だ。 そしてベッド付近に近づいてみた…。しかし目的の本が見当たらない。 「ちょっとー、どこにあるのよー。」と独り言を言いながら探すとほんのわずかな隙間が開いている棚を見つけた。なんのきなしにその棚を開けてみたら、例の探していた本と不思議な形のした機械を見つけた。 リシェルはそれらをこっそり持って自分の部屋に戻った。 「これ、何かしら？」 部屋で機械を触ってみる。しかし、さっぱりわからない。そしてベッドに機械を投げ捨てると部屋からもってきた本に手をのばした。 始めの数ページは女性の裸ばかり。足をM字に開いていたり、胸に触れながら指を下半身に入れていた。男性器を舐め回している女性もいた。 「ちょっと何よこれ…」さすがのリシェルもひいたようだ。しかし次のページを開くと下半身に何やら太いものを入れている女性がいた。それを見たリシェルは瞬時に自分が持ってきた機械と似ていることに気が付く。 「まさか、これ…入れたらなんかあるのかしら。」下着を脱ぎ、機械を手に取り下半身に入れてみた。 「…痛っ。入らないじゃない…」ふとよく見るとスイッチがあった。スイッチの電源を入れてみると機械の振動が始まった。「…これで入るのかしら？」機械を下半身にあててみた。する下半身の小さなぽつんとある豆のようなところに機械が触れた途端体に電気が走った。 「…んんっ。なにこれ気持ちいいかも…」リシェルは繰り返しその行為を行なった。だんだん快感が増してきてびしょびしょに濡れた下半身。そろそろ限界かもと思った時に機械が自分の中に入ってきた。無意識に機械を自分の中に導いたらしい。 「んあっ…あぁっ…」リシェルは無我夢中だ。するとなぜか脳裏に弟、ルシアンの顔が浮かんできた。リシェルは夢中で叫んだ。「あっあぁっ…気持ちいいよっ…ルシアン…ルシアン…ルシアンッッ」 そこでたまたまリシェルの部屋の前を通りかかったルシアンが自分を呼んでいる声に気が付いた。 よく通っているのがわかったな…と思いながら、ノックをせずに姉の部屋を開ける。「なぁに？姉さ…」 リシェルは弟が部屋に入ってきたことに気が付かず痴態を曝け出す。 ルシアンは驚いて身動きが取れなくなっている。 「あああっ。だめっ…。限界ッ！」ビクビクッと体を震わせ、リシェルは達した。 そして、弟ルシアンの存在に気が付く。慌ててシーツで体を隠し「…な、なんでいるのよっ。」と話し掛ける。「姉さん何…してたの？」リシェルは簡単に「父様の部屋にあったから…」としどろもどろに説明する。 リシェルは着替えてルシアンに近づく。 ルシアンの下半身がピンと起っているのを見つけズボンを脱がして口に含む。 「姉さんっ…汚いよっやめて…んんっ」 リシェルは弟の反応を見ながら吸い上げたり敏感なところを軽く刺激したりと初めてなのにかなり上手に弟に奉仕した。 初めての快感に戸惑いながらもルシアンは達してしまった。 情事後。 「ねぇ、ルシアン。さっきのことばらしたらフェアにルシアンの気持ちばらすからねっ」 「えぇっ！だめだよっだめ」「じゃあ、内緒よ☆」「…うん。」 ルシアンが部屋から出た後にリシェルはなんだか弟が好きな人つくるのってなんか淋しいなと実感した。 おわり 目次 |