Happy time Happy days 4



「んっ……あんっ……んっ……あふ……」
 くちゅくちゅと音を立てながら指先はリシェルの秘所を整えていた。滲む愛蜜。
 とろとろにしたたる蜜液は膣肉を濡らす。くにくにと器用に動く指先。滑り込んだ
 それはリシェルの膣内を慣らす。つんつん。肉豆もつつかれる。親指の先で。
 さすり。もう一方の手で擦られる。控えめな乳房を愛でるようにして。
「ふぁぁ……あふっ……はぁ……」
「んふふ♪いい感じですよ。おじょうさま。ライさん。もうすぐですからね」
 後ろからリシェルを愛でながらポムニットはライに笑みを送る。固唾を呑んでライは見守る。
 こうして見ているうちに、ポムニットの手によってリシェルの身体は次第に熟されていく。
 陰毛の薄い秘部。愛らしい割れ目がくぱぁと口を開いてピンク色の肉を覗かせている。
 丹念に揉み解される乳肉。先端の突起に指先が触れるだけで声を押し殺して喘ぐリシェル。
 堪えられなかった。ライの肉茎はこれでもかというばかりに勃起していた。沸き起こる衝動。
 抱きたい。この猛る己が一部をライは一刻も早くリシェルの中に埋めてしまいたかった。
「あっ…は……はぅ……っく……んぁ……はぁ…はぁ……んっ!!」
 そしてそれはリシェルも同じだった。ポムニットの愛撫を受けながら想う。抱かれたい。
 この疼く膣肉を今直ぐかき回して欲しい。愛しい。なによりも愛しいライの一部によって。
 焦らすようなポムニットの愛撫。それがリシェルの気持ちをいっそうに昂ぶらせる。
「うふふ♪お二人とも我慢の限界のようですね」
 そんな二人の様子に得心してポムニットは微笑む。頃合を見計らいリシェルの膣から指を引き抜く。
 とろとろのリシェルの愛液に濡れた指先。それでリシェルの秘部をライに広げて見せる。、
「お待たせしました。さあライさん。どうぞ本日のメインデッシュをお召し上がりくださいまし♪」 
 後ろからリシェルを支えながらポムニットはライに言う。息を呑むライ。羞恥に震えるリシェル。
 二人はしばらく無言のまま見つめあった。そしてようやく意を決してライは踏み込む。 
「リシェル……」
「ライぃぃ……」
 潤む瞳でお互いの名を呟く二人。接触する下半部。ライの切っ先はリシェルの割れ目と触れあう。
 くにゅ。柔らかい感触がした。後は押し込むだけだ。このまま。一気に。



「んっ……ぅぅ……ぁぁ……んぁぁぁあ!んぁぁぁぁぁああああああ!!!」
 ずるずるずる。ライはリシェルを一気に貫く。膣奥まで押し込まれた肉棒。
 擦れる。リシェルの肉が。ライの肉と深く繋がった状態で。感じる。熱い肉の塊。
 愛しく、なによりも愛しく求めてやまなかったもの。
「んぁぁあっ!……あくぅぅあっ!くぁっ!あうっ!あんっ!ひくぁぁぁぁああ!!」
 脳を犯す狂おしい肉の悦びの波動。挿入されただけでリシェルはよがり狂っていた。
 身体で感じる自身の中のライの存在。愛しい人を受け入れる。至上の悦びがリシェルを満たす。
 もっと感じたい。もっと抉って欲しい。懇願する。その思いで自然と腰が動く。
「くぅ……リシェ…ル…………リシェルっ!!」
 至上の快楽の中にライもまた在った。久々に味わうリシェルの膣肉。久方ぶりだからだろうか。
 それとも随分と焦らされたからだろうか。ひときわ大きな快感がライの脳で鳴り響いていた。
 吸い付くようなリシェルの膣肉。それはもうライ専用の肉壺だった。ライの男根に最もフィット
 するように絡み付いてくる。心地の良い締め付け。カリ首が、亀頭が膣内で肉壁に擦られる。
 それにもまして耳に響く嬌声。リシェルの喘ぎ声。それがライの理性を断ち切る。
「くぉぉぉおお!リシェルっ!リシェルっ!リシェルぅぅっ!!」
「んぁっ!あひっ!んぁっ!ライっ!ライぃぃっ!!」
 そうして獣性を存分に発揮してライはリシェルとまぐわる。激しく突き乱れるピストン。
 繰り出されるごとにリシェルの胎内は突き動かされ衝動は子宮にも響く。擦られる男根。
 めくれる膣肉。最高だ。粘膜と粘膜が織り成す魅惑。それに抗うには二人とも若すぎた。
 溺れる。肉の快楽に。ライも。リシェルも。性に憑りつかれた二人の交わりは激しさを増す。
「うふふ。おじょうさまも……ライさんも……そんなに夢中になられて……」
 そんな二人を見守りながらポムニットはうっとりとまどろむ。後ろでに支えるリシェルの身体。
 その身体越しに衝動がポムニットにも伝わる。ぺっとりと密着した肌が擦れる。滲む汗。
 耳に響く二人の嬌声。それらがポムニットの心も甘くとろかせていた。
「あぁ……おじょうさま……ライさん……わたくしも……あはぁ……」
 そうしてポムニットも汗に塗れた肌をすりつける。むにゅり。豊かな乳房がリシェルの背中で潰れる。
 二人にあてられて、すっかり愛液に濡れた割れ目もリシェルのお尻にすりつける。そしてリシェルの
 首筋に舌を這わす。もっと間近で感じていたかった。誰よりも愛しく想うこの二人の最高の幸福の瞬間を。
 この身体で。この心で。もっと深く。


「あふぁあ!……あふっ!……ふぁんっ!ひぁぁああ!あくぅぅぅう!」
「くおぉぉっ……おっ……くぅぅ……リシェルっ………」
「あはぁ……はぁ……おじょうさま……ライさん……あふぅぅ……はふぁぁ……」
 共艶は続く。リシェルに溺れるライは逞しい肉槍でもってひたすら突く。胎内を突かれるリシェル。
 ひたすら喘ぎ、それでもライを喜ばせようと懸命に腰を振る。そんなリシェルをポムニットが支える。
 ぴったりと密着しあう身体伝いにリシェルの感じる悦びをポムニットもまた一緒に感じていた。
 後ろで支えながらリシェルを愛でる。乳頭をくにくにと摘む。首筋の性感帯を刺激する。
 愛しい主人により気持ちよくなってもらうためにメイドは懸命に奉仕する。
「くぁ……ぁ……リ、リシェル……く……ぉぉ……」
 そうして訪れる絶頂の瞬間。ライは射精感によろめきながらもリシェルにひたすら突き入れる。
 膣内で蠢くライの脈動。それにリシェルは気づき、ポムニットもまた察して言う。
「いいよ!射精して!あたしの中にいっぱいあんたを頂戴!」
「ライさん。おじょうさまの中にたっぷり注いであげてくださいまし。ライさんのお情けを」
 二人に同時にそう言われてライの箍は緩む。それが合図だった。肉茎に充満する情念をライは一気に解き放つ。
「んあぁぁぁぁああああ!!熱いぃぃいい!熱いよぉぉぉぉおお!!」
 流れ込む液汁。それは瞬く間にリシェルの子宮に届いた。注がれる白濁の熱の奔流にリシェルは叫ぶ。
「あはぁ……ビクンビクンいってます……ライさんの……ライさんの精液……おじょうさまの中で……」
 リシェルの腹部をさすりながらポムニットは呟く。射精はしばらく続いた。流れ込む熱に悶えるリシェル。
 その射精をリシェルの下腹部に手を当てて感じ取るポムニット。恍惚の瞬間だった。愛する人を受け止めたこと。
 そして愛する人に最高に気持ちよくなって貰えたことへの。
「んぁふ……あふっ……ぁ……あふ……」
 射精が終わる頃にはリシェルの意識は完全に蕩けていた。そんなリシェルにライは声をかける。
「リシェル……」
「ライ……んっ!」
 すかさずにライはリシェルの唇を塞いだ。交わされる接吻。今度は濃厚にお互いの舌を絡ませて。
 互いの唾液で互いの舌肉がまみれる。唇を離すと唾液の糸が口元を結んでいた。
「あ…………」
 ディープキスを交わしリシェルはまどろむ。そこにポムニットがにゅっと顔を出してくる」
「よかったですね。おじょうさま」
「ポムニ……んっ!?」
 するとポムニットもすかさずリシェルの唇を奪う。ライの唾液に塗れるリシェルの口内。
 そこにポムニットの唾液も侵入してくる。三人の涎が混じり合った濃厚な舌を味わうと
 ポムニットは顔を離して微笑みながら言ってくる。
「うふ♪これでわたくしもライさんと間接キスしちゃいましたね。おじょうさま♪」
「ポムニット!こらぁっ!!」
 陽気に微笑むポムニットにまたプリプリと怒り出すリシェル。そんな二人を見つめてライは苦笑していた。
 愛しい人たちと過ごす掛け替えのない幸福の時間。それを確かに感じながら。





「あぐっ……あぐっ……っふ……あぅぅ………」
「はぁ……はぁ……ぜぇ……はぁ……」
 艶会は続いていた。あれからも同様にして交わりあった。リシェルの膣内はライの精液で溢れかえって
 ゴポゴポと音を立てながら膣口から垂れる。膣だけでなく手も口もリシェルの身体はライのスペルマで
 ベトベトだった。精液まみれの身体でまどろむリシェル。肩で息をするライ。そんな二人の様子を見かねて
 ポムニットはリシェルの身体についた精液を舐め落とす作業を止めてリシェルに囁く。
「そろそろ一休みしないと駄目ですよ。おじょうさま。ライさんもすっかりお疲れのようですし」
「やぁぁ……もっとするぅぅ……もっとライと……エッチするのぉぉ……」
 そんなポムニットに諌めにリシェルは駄々をこねる。既に身体は限界のはずなのに。それでもリシェルの
 心は求めていた。もっとして欲しい。ライと一緒にもっと気持ちよくなりたいと。
「いけません。少しはお休みも入れないとお体に触ります」
「う〜〜〜意地悪ぅぅ……ポムニットの馬鹿ぁぁぁ……」
 保護者モードに入るポムニットにリシェルは駄々っ子モードで応ずる。
 それを適当にあやしながらポムニットは少し悦に浸っていた。
(なんだか久しぶりですね……こんなに甘えん坊なおじょうさまは……)
 目を細めて胸中で呟く。繰り返す性交の中でリシェルの心も解けたのだろう。こうして駄々をこねることで
 自分に甘えてきてくれる。それがなんだか嬉しい。腕の中でイヤイヤを繰り替えすリシェルを見つめると、
 ポムニットはフッと笑ってリシェルを優しく抱きとめる。
「ほらほら……まだまだ時間はたっぷりあります。ですから今はお休みくださいね」
「……ポムニット……んっ……………」
 そうしてポムニットに抱かれるうちに緊張が解けたのだろうかリシェルはすうっと意識を失う。
 睡眠LV3に入ったリシェルを優しく寝せるとポムニットはライに振り向いて微笑む。
「ふふ……お疲れ様ですね。ライさん」
「あ、ああ……」
 ライは照れくさそうに顔を掻く。こうして素面に戻るとなんだか色々と気恥ずかしかった。
 なにせさっきまでケダモノのようにリシェルを貪っていた姿をポムニットにはバッチリ見られているのだ。
 これがいつもなら『少しはご自重くださいまし』と説教の一つでも飛んできそうではある。
「うふふ。今夜は特別ですよ。おじょうさまも随分と溜まっていらっしゃいましたから」
 多忙で愛しい相手と中々に会うことができないフラストレーション。それを身近で仕えるメイドは感じとっていた。
 だからこうして一興を設けたのである。大好きな主人に心から喜んで貰うために。
「まあ多少の役得に預かろうという下心も否定できませんが……」
 ニヤリと妖しく笑いながら呟くポムニット。むしろそっちの方が本命じゃないのかと突っ込むのをライは止める。
「んふふ♪そういうわけでライさん。ありがとうございます。おじょうさまを満足させていただいて」
「いや……オレも嬉しかったし……久しぶりにリシェルと…その……できて……」
 赤面して口ごもりながら答えるライ。ポムニットはニンマリとする。
 そしてすっかりと酷使されたライの一部分を見つめながら呟く。


「ふふふ……そちらも随分とお疲れのご様子ですね♪」
「ぐっ……うっ……」
 怪しい微笑みに嫌な予感がライの背筋を走りぬける。すると案の定、ポムニットはぬいっとライの前に躍り出る。
「いけませんねえ。これはわたくしがメイドとして責任をもって癒してさしあげませんと……うふふふふ」
「いや……いい……いいって……別に……」
 にじりよるポムニット。ライは強張りながらあとづさる。
「駄目ですよ。おじょうさまがお目覚めになられたときにはまた直ぐにでもお楽しみ頂けるようにしませんと……」
「いや…なんか逆に枯れはてるまで搾りつくされそうっていうか……って!うわわっ!」
「んっふっふっふっふ♪」
 哀れ。追い詰められたライは大事な部分をまんまとメイドに召し取られる。度重なる酷使に萎えしぼんだ陰茎。
 それをポムニットの手が擦る。刹那、ライは呻く。するとポムニットは舌を這わす。
「ぬふぉっ!」
 ゾクッとした感触が突き抜けた。そこからチロチロとポムニットの舌はライの裏筋を這う。
 ぴくり。ぴくり。しおれた肉茎も敏感に反応する。
(やべぇ……この舌使い……リシェルに似てる……)
 むしろリシェルの方が似ているのだろう。その手のテクニックをリシェルに仕込んでいるのはポムニットなのだから。
 本家本元の技に萎えかけたライの肉竿も次第に活力を取り戻していく。
「あら。まだちょっとフニャフニャですね。これはなかなか手ごわいです」
 それでも激しい性交による疲労はかなりのものだった。なかなか思うような硬度にならないライのペニスに
 ポムニットは業をにやす。そして奥の手を披露することを試みる。
「こうやって……大きな胸を更によせてあげて……ぽよよんっと♪」
「っ!!!?」
 むにゅ。柔らかな擬音が響く。音だけでなく感触もまた柔らかい。包まれている。何が?挟まれている。何で?
 これはつまるところの。
「ふふふふふ♪どうですかライさん。わたくしのおっぱいは」
 比較的豊かなポムニットの乳肉。その谷間にライの肉棒は挟まれていた。いわゆるパイズリである。
「ぬあぁぁぁぁっ!なはっ!?」
 ライは驚愕する。初めて経験する行為に。流石にこれはリシェルには無理だ。物理的な意味で。
 そんなことリシェルに言ったら間違いなくぶっ飛ばされるだろうけど。
「ふふ……ミントさんには全然敵いませんけれど……わたくしだって……このぐらいは……」
 そう言ってスリスリ。ポムニットは乳房を肉棒に擦りつける。手で擦られるのとはまた違った感触。
 それになによりも、視覚的な効果が凄まじかった。ふにふにと柔らかな乳肉に、自分の肉棒が挟まれる様。
 ゴクリ。ライは息を飲み込む。緊張で背筋が強張る。



「気持ちよくありませんか?」
「ぬおぉっ!?」
 すると刹那、挟んだ状態でポムニットが上目遣いで見つめてくる。ヤバい。あまりにもやば過ぎるこの構図。
 そうするうちにふにふにと柔らかな触感が肉棒を押し包む。
「あっ……はっ……ふふっ♪なんだか……熱くなってきちゃいましたね」
「………………………」
 乳肉で擦られるごとにライの肉棒はポムニットの胸の中で熱を取り戻す。微笑むポムニット。ライは押し黙る。
「ではこんなのはいかがでしょうか?んっ……んちゅ……」
 胸の谷間から顔を覗かすライの亀頭。ポムニットは口づける。口づけてそのまま奉仕する。
「んちゅ……はむちゅ……ぺろ……ちゅっ……すりすり……すりすりすり……」
 そしてパイズリも続けながら舌を這わす。竿を優しくさする乳房。先を咥える唇。脅威の同時攻撃がライを襲う。
 ピクピクピク。ポムニットの胸の中でライ自身が暴れだす。
「あはぁ……だいぶ硬くなってきましたね……もう少し……んちゅ……すりすりすり……」
「くぉ……おぉ……ぉ……」
 初めて経験するパイズリフェラの感触にライの陰茎はそそられる。肉棒はすっかり硬さを取り戻していた。
 挟んでくる乳肉を弾力でぐいと押し返す。先端は先走りの蜜を滲ます。滲んだ蜜をポムニットは舌ですくう。
「んふふ♪ライさん。イっちゃいますか?イっちゃいそうですねぇ」
「ぐっ……うっ……ポムニット……さん……」
 邪悪に微笑むポムニット。悪魔だ。ライは心の底からそう思う。哀れ。淫魔の餌食となったライはこのまま……
「ぷぉぉぉむにっとぉぉぉぉぉおおお」
「わひっ!!」
 しかしそうは問屋が下ろさない。いつのまにかターンが経過していたようだ。
 睡眠LV3から回復したリシェルはポムニットの背後にそびえ立つ。
「お、おじょうさま……お早いお目覚めで……」
 とりつくろうよいうな笑みでおそるおそるポムニットは振り返る。
「う〜〜〜〜〜〜〜〜」
 リシェルは涙を目いっぱいに溜めて唸る。ポムニットは思わず後ずさる。
 するとリシェルはポムニットからライを取り返しその肉竿を自分の胸にあてがう。
「ぬぬ……くっ……うぬっ…くぅぅぅ……うぅ……」
 なんとか胸で挟み込もうとするリシェル。だが悲しいかなサイズが足りない。
 男根は胸元でつるりと滑る。何度か試みてそして物理的な無理をリシェルは悟る。
「……うっ……えっ……ぐっ……えぐっ……うっ……」
「ああ、おじょうさま。泣かないで下さいまし。泣かないでくださいまし」
 終いには泣き出すリシェルをポムニットは宥める。けれど簡単には泣き止んでくれない。
「そうだ。ではこうしましょう」
 すすり泣くリシェルにポムニットは耳打ちする。するとリシェルは嗚咽を止める。
「これでしたら……おじょうさまもライさんを悦ばせてあげられますよ♪」 
「……ほんとに……?」
 鼻声で尋ねるリシェル。ポムニットは満面の笑みで頷く。そうしてとっておきの技法をまた一つ、
 ポムニットはリシェルに伝授するのであった。




「んっ……ん……こう?」
「そうです。いい感じですよ。おじょうさま。そうやって先っちょを裏筋にそわせるんです」
 よせ上げた胸。ふにふにと桜色の突起でリシェルはライの先端をつつく。
 乳首でもって男根の敏感な部分を責める。いわゆる乳首ズリの技法である。
 これなら慎ましやかなリシェルの胸でもライを悦ばせることができる。
 事実、それを受けるライの亀頭はピクピクと素直な反応を示していた。
「くっ……うっ……これは……き、効くぅ……」
 乳頭による愛撫にライは堪えきれない快感に唸る。柔らかな乳房で竿全体を包まれるのとはまた違った快感。
 桃色の突起が敏感な箇所をピンポイントで責めてくる。それにまして慎ましい胸で懸命に奉仕するリシェルの姿。
 いじましくも愛らしい。興奮にそそられる。ピクピク。分身は実に素直だ。
「気持ち……いい?」
「ん?……あ、ああ……」
 ふいにリシェルが尋ねてくる。ライは頷いた。するとリシェルは続けて尋ねてくる。
「さっきポムニットがやってたやつよりも?」
「いっ!?」
 不意に先程の件を引き合いに出されてライは詰まる。どちらがよいかと聞かれても返答に困る。
 ポムニットのパイズリ。あれはあれで気持ちのいいものだった。肉棒を包みこむ乳肉の柔らかな感触。
 まだ記憶に新しい。思い出すだけでライの血の気はすうっと遡ってくる。
「鼻の下……伸びてる……」
「ぐっ!?」
 そこに飛び込むリシェルの手厳しい突っ込み。ライはぐうの音もでなくなる。リシェルは憮然となりながら、
 それでも乳首による亀頭への愛撫は続けながら呟く。
「ブツブツ……見てなさいよ……あたしだって……あと何年かしたら……ブツブツ……」
 あいも変わらず負けず嫌いなリシェル。ライは苦笑し、ポムニットはクスクスと微笑む。
「あたしが……一番なんだから……あたしが一番……ライを気持ちよくしてあげられるんだから……」
 更にいじましい事を言ってくれる。そんなリシェルにライの胸はきゅんとつまる。
「うふふふふふ。お・じょ・う・さ・ま♪えいっ!」
 すると突然、ポムニットがリシェルに後ろから抱きつく。いきなりのことにリシェルは面食らう。
「ひゃぁぁっ!ぽ、ポムニット!?ちょ……なによ!」
「何じゃありませんよ。ほらぁ。ライさんもすっかり元気になられたじゃないですか」
「あ……………」
 指し示されるライの一部。それは完全に活力を取り戻していた。
 見事なまでにそそり立つライのイチモツにリシェルは口をぽかんと開ける。
「さあ、たくさん気持ちよくしてあげましょうね。おじょうさま♪まだまだ夜は長いですよ」
「う……うん…………」
 陽気に促すポムニット。そんなメイドにリシェルはコクリと頷く。
(大丈夫か?オレ……)
 そんな二人にライは自分の身体がちゃんと持つのか漠然とした不安を覚えるのであった。


「んあぁあっ!ああぁうっ!ふぁ……はあぁぁっ!!」
「くぁ……リシェルっ!リシェルぅっ!!」
「はぁっ……おじょうさま……おじょうさまっ!」
 そうして再び、三人の嬌声が風呂場に響く。仰向けになるリシェル。その胎内をライは突き上げる。
 膣肉をかき回されしたすらよがるリシェル。そんなリシェルに覆いかぶさるポムニットの身体。
 愛蜜に濡れる肉貝同士は擦れあう。割れ目だけでなくポムニットは身体全体を密着させる。
 柔らかく潰れあう乳肉。桃色の突起も時折擦れる。ライに貫かれながら可愛く喘ぐリシェル。
 ポムニットはたまらなくなりしきりに唇を奪う。リシェルの内を喰らうライの肉根。
 リシェルの外を愛でるポムニットの愛撫。同時に責められながらリシェルはまたも蕩ける。
「ひぁぁぁあああ!いくぅぅぅぅう!またいっちゃうぅぅぅ!!」
「あはぁ……おじょうさま……いっちゃうんですね?あふっ……わたくしも……あふあっ!」
「くぁ……あぐっ……リシェ……ル……お前……気持ちよすぎ……る……」
 到達するオルガズム。何度も何度も繰り返して。擦れあう粘膜が、垂れ流す体液が、
 激しく交じり乱れる三人の心を快楽で結びつける。
「熱っ!あぁぁぁあっ!射精てるぅぅ!!あたしの中で熱いのいっぱい射精てるぅぅぅ!!」
「あぁ……ライさんのミルクぅ……おじょうさまの中に……こんなにたくさん……」
 繰り返し施される膣内射精。リシェルの子宮にはライの新鮮な精液が何度も注がれた。
 安全日でなければとっくに妊娠してもおかしくない量のスペルマにリシェルの子宮は満たされる。
「らめぇぇぇ!まだ止めちゃやらぁぁぁああ!今度はこっちぃぃい!」
 それだけの性交を重ねてもリシェルはライを求めることを止めず、今度はアナルを差し出す。
 まだ数える程の経験のアナルセックス。だがその禁断の味は確かに覚えている。
「んあっ!くあっ!お尻ぃぃい!いいのぉぉ!いっひゃうのぉぉぉ!」
「くぅぅぅっ!リシェルっ!リシェルっ!リシェルっ!!」
「ふぁぁ……ああ……おじょうさま……そんなお顔を見せられたら……わたくしは……わたくしはもう!」
 そうしてアナルまでも使いだす。それは禁断の果実。その味に溺れるライとリシェル。そんな二人に
 あてられて、ポムニットもまた情念に包まれる。狂おしい。許されるのならばこの時間を永遠に。
「ふぁぁぁぁあああああ!あぁぁぁああああっ!!!」
 ダメ押しの一発とばかりに放たれる腸内射精。ラストショットを腸で受け止めながらリシェルは果てた。
 精魂全てをリシェルに注いだライもまた同時に果てる。
「おじょうさま……ライさん……」
 一人残されたポムニットはくたりと果てた二人を見つめて呟く。
「ふふふ♪たっぷりお楽しみいただけましたね。お二人とも」
 そう言ってポムニットはリシェルとライ、二人の頬に交互にキスをした。



「あうぅぅぅぅ……っぐ……ぁぁ……」
「こ……腰がぁ……」
 事が終わって生ける屍と化した二人がソファーの上に転がる。流石に無茶をしすぎた。
 酷使しすぎた下半身は後になってからきりきりと悲鳴をあげる。
「はいはい。お二人とも、少しはしっかりしてくださいまし」
 一人だけ元気なポムニットはグロッキー状態の二人を引きずり起こす。
 引きつる腰の痛みを抑えながらもなんとかライもリシェルも起き上がる。
「なんで……あんたは……平気なのよぉ……」
「ふふふ♪メイドですから♪」
 少しも疲労の色を見せない、どころかむしろ血色のよくなっているポムニットにリシェルはぼやく。
 そんなリシェルのぼやきを軽くいなしながらポムニットは二人を寝所へと誘う。
「さあさあ。お二人とも今日はお疲れですからぐっすりとお休みくださいまし」
「……まあ、そうする……」
「明日も仕事だしな……オレ……」
 そうして寝所の扉を二人は開ける。すると気づく。
「……ねえ……ポムニット……」
「はい?なんですか。おじょうさま」
 リシェルは尋ねる。ポムニットは応じる。
「どうして布団が一つなのに……枕が三つもあるのよ……」 
「それはですねえ……うふふ♪」
 その含み笑いにはライもリシェルも嫌な予感を覚える。そして返ってきた応えは案の定。
「言ったじゃないですか♪まだまだ夜は長いと」
「「やっぱしぃぃいいいい!!」」
 予想通りの返答にライとリシェルは同時に叫ぶ。その後、ポムニットは必死で抵抗する二人を
 強引に部屋に引きずり込み寝かしつけた。一枚の布団の上に三人で川の字になりながら。
 そうして両脇で眠りこけるライとリシェル。誰よりも愛しい二人の顔を交互に見つめてポムニットは祈る。
 愛しい二人と過ごすこの幸せな時間、幸せな日々がいつまでも末長く続きますようにと。


 Happy time Happy days


〜fin〜

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