Despair〜末裔たちの惨禍〜



「……ゃ……めろ……」
 かすれた声音。戦慄する意識の中でマグナはなんとか呟いた。無様な敗北に打ちのめされた喪失。
 頑丈な鉄枷はマグナの四肢を拘束している。
「お願いだ……それだけは……やめてくれ……」
 繰り返し呟く。思い知らされるは己が無力。目の前にある無常。それに抗うことすらできぬ現実。
 鎖に繋がれた手足は動かせない。繰り返し呟く懇願は一笑にふされる。どうすることもできないのだ。
 その実感がより鋭い刃となってマグナの胸を抉りつける。
「うぁああ!うぁあああっ!うぁぁぁああああっ!止めろぉぉぉおおお!止めてくれぇぇえええ!!!」
 マグナは絶叫していた。これから目にするであろう悪夢への絶望に耐えかねて。響き渡る悲鳴。狂い叫ぶ。
 だが、その叫びすら悪夢の担い手達にとっては心地のよい前奏にすぎない。愉悦に浸る悪魔の面々。
 満面の笑みで彼らへと捧げられた贄を眺める。それはまだどこかあどけなさの残る一人の少女だった。
 やや童顔の容姿に聖女を思わせる清楚な佇まい。清らかなその身肉に宿るのは未だ穢れを知らない魂。
 実に楽しみであった。清らかなその処女肉を引き裂き、魂ごと穢し尽くすのは。贄の少女は小さく震える。
 少女もまたマグナと同じ絶望に包まれていた。すすり泣きながらしきりに見ないでとマグナに呟く。
 マグナも目を背けたかった。けれど許されなかった。少しでも視線を逸らせば少女を殺す。そう脅されていた。
 こうして見せ付けられるしかないのだ。愛する少女が無残に陵辱を受ける様を。
「ひひひひひ。それではよろしいでしょうか。アメルさん」
「うぁ……ぁっ……ぅっ……」
 そうして悪魔は少女に呼びかける。呼びかけられた少女、アメルの肩に悪魔、レイムはポンと手を置く。
 怯えすくむアメル。そんなアメルの様子にレイムは満足そうにうなづく。
「うっ……うぅ……マグ…ナぁ……」
 泣き崩れた顔でアメルはマグナを見る。愛する男の目の前で犯されるというなによりも過酷な仕打ち。
 その際に晒されて涙まみれの視線で必死に訴える。お願い。見ないでと。けれど陵辱の手はひしひしと迫る。
 清楚な白地の服に青のスカート。ビリリと悪魔の爪先によって引き裂かれる。そうして露になる身肉。
 それほど恵まれた肉付きではない。だが天使の可憐さを備えたアメルの容姿は悪魔の肉欲をそそるのには十分すぎるものであった。より禍々しくなる視線。晒されアメルは実感させられる。自分が犯されるということ。
 レイプされる。大切な純潔を強姦という最悪の形で奪われるのだ。愛するマグナの目の前で。
「ひゃはははは。実にいい表情です。そそられますよ。アメルさん」
「……うぅ……うっ……嫌ぁ……嫌ぁぁ……」


 ポロポロと涙を零して震えるアメルにレイムは触れる。引き裂かれた衣服の隙間からはアメルのまだ未成熟な身体が顔を覗かせていた。小ぶりながらも形のよい乳房と愛らしいお臍。そのラインを掌でなぞりながら、指先は大切な秘部を覆う純白の布地に辿り着く。つんと突く。すると伝わるぷにっとした感触。
 それを楽しみながらレイムは布地越しにアメルの秘裂を擦る。
「ひひひひひ。どうですか?アメルさん」
「…やぁ……ぁ……ぅ……」
 指先は嬲るようにして白の布地を何度もなぞる。繰り返すうちに滲みだす蜜がアメルの秘部を濡らす。
 じわり。じわり。純白の布地に広がりゆく染み。その染みとともにアメルの羞恥心も高まる。
「それではご開帳といきましょう。ひひひひ」
「嫌ァっ!きゃァああっ!!!」
 そうして剥ぎ取られる最後の一枚。露わになるのは一本の縦筋。ほぼ無毛の割れ目はその端を蜜で濡らし、くぱあと肉貝の蓋を開けかけていた。
「さあ、アメルさん。お待ちかねの時間ですよ」
「嫌ぁぁぁあっ!許してぇぇええ!それだけは許してぇえええっ!!」
 悪魔の爪先によって開かれる肉裂。そこに凶相なるレイムの代物を突きつけられてアメルは泣き叫ぶ。
「止めろぉぉおおお!止めてくれぇええええ!アメルぅぅうううう!うあぁあああああああ!!」
 戒めの鉄に繋がれるマグナも狂い叫ぶ。誰よりも愛しい少女。その純潔を目の前で散らされる悪夢。
 止めようと必死にもがく。鉄に押さえつけられた手首と足首にも血が滲む。それでも止められない。
 これから行われる凶行を。愛するアメルに執行される無情なる肉私刑を。
「ひゃーっはっはっはっは。それではいきますよっ!アメルさんっ!マグナさんも存分にご覧になってください」
「嫌ァァァああああ!!嫌ぁぁぁぁアアアア!嫌ぁぁあああっ!見ないでぇぇぇ!見ないでっ!マグナぁぁぁっ!!」
「アメルっ!アメルぅぅうっ!止めろぉぉおおお!ウアアアアあぁぁぁぁぁぁあああああああぁあああああ!!!」
 そうしてレイムの哄笑とアメルとマグナ、両者の悲鳴が響きあう刹那、ズブリ。魔槍は聖女を貫く。
「ひぎぃぃいいいいいっ!いぎぃいいいいっ!ひぎぁぁぁああああああ!!」
「うぁぁあああああああぁあああぁああああああ!!アメルぅぅぅぅうううううぅうううううううう!!」
「ひゃはは。ひゃはははははは。ひゃーっはっはっはっはっはっはっは!」
 アメルの悲鳴とマグナの絶叫。そしてそれらを心地よく聞くレイムの高笑い。延々と共鳴する音の中で、調律者クレスメントの末裔と豊穣の天使アルミネの転生。その両者への前世越しの報復はその幕を開ける。




「うぁ……ぅぁぁ……ぁ……ぅ……」
 ボロボロの廃人のごとく、ただ呻きだけをあげていた。既に枯れ果てた声。叫び続けて喉がつぶれた。
「ぅぁ……ァ…メル……アメ…ル……」
 それでも呟き続ける愛しい娘の名前。歪む視界。涙腺から止め処なく垂れ流す液が邪魔をしている。
 むしろそれで良い。眼前のとても直視はできない惨劇をまともに見せられるよりかは。
「ひゃはははははははは。素晴らしいですよ。アメルさん!貴女は実に類稀なる優秀な肉便器です!」
「嫌ぁぁぁあああ!!違うぅぅううう!あたし、そんなんじゃ……嫌ぁぁぁあああああ!!!」
 悪夢の処女喪失から数刻が経過してもなお、アメルはレイムに犯され続けていた。愛する男の目の前での破瓜。
 その時点でもうズタボロになったアメルをレイムは繰り返し嬲る。見せ付けるようにアメルを犯した。
 マグナの目の前で何度も。施した膣内射精。泣き叫ぶアメルと絶望するマグナの悲痛の形相は見ものだった。
 大量の白濁をアメルの子宮に注いだ後も引き抜きもせずにそのまま膣奥を突く。泣き喘ぐアメル。
 ぐちゅ。ぐちゅ。ぐちゅ。彼女の胎内で白濁のメレンゲをかき混ぜる作業は実に爽快であった。
 一突きごとに削られゆく魂。純潔な聖女の心を闇へと落とすその穢れがなんとも愛おしい。
 そうする内にレイムの肉棒はアメルの膣内でより膨張してゆく。もっと穢したい。獣欲を滾らせる。
 より強壮になる悪魔のペニスに膣肉を抉られるアメル。その泣き声。なんと心地よいことか。
 そうして挿入したまま犯して膣内射精、姦して膣内射精を数度、繰り返す内に死にゆくアメルの心。
 まだまだ嬲り足りないと喝を入れる。徐に竿を引き抜くと膣からゴポゴポと溢れ出すスペルマ。
 できた白濁の水溜りの上にアメルの身体をベトリとうつ伏せに落とすと今度は後背位から抉る。
 愛らしい尻肉の窄まるアメルの菊座へと。アナルファック。破瓜の時を上回る苦痛にアメルは絶叫する。
 そうするともう憔悴しかかったマグナもつられて悲鳴をあげる。最高の肉玩具だった。実に楽しい。
 腸内にも施した白濁の浣腸。ギュルギュルと腸を逆流するスペルマに喘ぐアメルをまた膝の上にのせる。
 背面座位。既にレイムの精液でぐちゃぐちゃのアメルの膣内に再び挿入してマグナに見せ付ける。
 そうして犯しながら何度も言葉で嬲る。より深い絶望に落とされるアメル。その様子が実に愉快。
 子宮に白濁を注ぐたびに下腹部を撫でて呟いた。『存分に孕んでください。アメルさん。この私の種を』
 そう言うとアメルはまた泣き叫ぶ。『嫌ぁぁああ!膣内はもう許してぇぇ!赤ちゃんできちゃうっ!』
 けれど許す気など毛頭にない。『妊娠は嫌ぁぁっ!妊娠は嫌ぁぁっ!』と泣き叫んで嫌がるアメルの子宮に、既にレイムの子種汁は溢れかえるほどに注がれている。そうしてアメルの意識がまた虚ろになりかけるとまた体位を変える。時には哀しみに泣き崩れるアメルの口に強引に肉竿を捻じ込んだ。強制するイマラチオ。
 胃に直接流し込まれるスペルマをアメルが噎せて吐き出すと、髪を掴んで顔をその上にベッチャリとつけて舐めとることを強要する。言われるがままに顔中の穴から粘液を垂らして舌を這わすアメル。
 その菊穴を背後からまた犯す。くりかえす肛姦。腸肉の蹂躙に苦しむアメルにマグナはまた悲痛に狂い叫ぶ。
 そんなローテーションを数セット、メニューを少しずつ変えながら執行してきた。数刻前まで処女であったアメルの身体もすっかりレイムの男根に馴染んでいる。ぐちゅ。ぐちゅ。ぐちゅ。惨めな肉便器にされながら感じさせられる肉の悦びにアメルは喘ぐ。そんな非情な現実にアメルはより打ちのめされる。


「ひひひひひ。凄いではありませんか。アメルさん。ぐいぐいと締め付けてきますよ。貴女の方から……」
「違…う……違うっ!……うっ……うぅ……」
 涙ながらに否定する。けれどアメルの心は既に折れていた。自分は惨めな肉便器。犯されることに悦びを見出す淫らな精液便女。それが自分の真実。そう思い知らされた。
(……ごめんね……ごめんね……マグナぁぁ……)
 もはや廃人となって呻きながら虚ろにこちらを見つめ続けるマグナにアメルは謝罪する。愛する彼を裏切った。
 大切な純潔をマグナに捧げることができなかった。それだけでも万死に値する罪悪感を感じている。
 その上で愛する彼への見せしめの道具として自分が使われいること。この上なく申し訳なく思う。
 あんなにも優しさに溢れ自分を愛してくれたマグナがもう見る影もないほどにボロボロ。自分のせいだ。
 良心の呵責がアメルの胸をギリギリと締め付ける。
「ひゃははははは。イイ!イイですよアメルさんっ!これならばいくらでも射精できます」
「ふぁぁぁぁああああ!あぐぁぁああああ!あくぅぅぅうううう!」
 そうしてまた施される膣内射精。その衝撃に喘ぐアメル。子宮に注がれる子種汁。迸る液汁の熱が、白濁に塗れる膣肉をグリグリと抉る男根が、もう気持ち良いとさえ思えるほどに身体は慣らされてしまった。
 淫らな肉便器への肉体改造。為されてしまった。それも愛するマグナの目の前で。
「嫌ぁ……嫌ぁぁぁ……嫌ぁぁぁぁぁ……」
 泣き濡れる。身肉は既に堕ちた。心まで堕とされる時もそう遠くはないだろう。そうする内にもグチュグチュ。
 尻肉は掻き分けられている。アナルセックス。こんな穢れた行為さえ気持ち良いと思えるようになった。
 施される腸内射精。ビュク。ビュク。ビュク。尻穴から逆流してくるスペルマの感触。もう堪らない。
 もっと注いで欲しいとさえアメルの身体は要求している。
「さあ、アメルさん。存分に堕ちてください。歓迎しますよ。私どもの同胞として」
「嫌ぁぁ……嫌ぁぁぁ……ぁ……ぁ……ぅ……」
 果てしなく続く陵辱。その中で囁かれる悪魔の誘い。それに抗うだけの魂の輝きをアメルは喪失してゆく。




「うぁぁ……ア…メル……アメ…ル……」
 鉄に繋がれたままで虚ろにマグナはうな垂れる。必死にもがいた手足。四肢につくった裂傷も今は無為。
 ダラリと垂らして頭を下げる。そのままの姿勢でただ呻く。未だ陵辱を受けるアメルの喘ぎを聞かされながら。
「ひあぁぁあぁあああ!はぎぃいいいい!くふぅぅうう!ふぁっ!はうぁぁあああああ!!」
「クーックックック。実に良い使い心地ですな。確かにこの娘、至高の肉便器です」
「カーッカカカ。尻穴もよく締まりおるわい。この淫乱め。カカーッカッカカ」
 既にアメルはレイムだけでなくキュラー、ガレアノをはじめ配下の悪魔達によっても輪姦されていた。
 受けるペニスサンドイッチ。強制されるフェラチオ。両の手にも一本ずつ握らされて扱かされている。
 それでも足りず、髪や足の裏まで使われる。俄然で扱かれる無数の肉棒。そして受ける白濁のシャワー。
 髪の毛の一本一本までスペルマ塗れにされて、またすぐに次の一団に犯される。まさに肉便器だった。
 悪魔軍の慰安用精液便所。性女アメルの姿がそこにあった。
「キャハハハハハハハ♪どうよ。マグナちゃん。愛しのアメルちゃんが惨めな肉便器にされる姿は」
 打ちひしがれるマグナにビーニャは陽気に声をかける。彼女もまたこの無惨な陵辱劇を楽しんでいた。
 偽善ぶった芋女が穢され、嬲られ、泣き喘ぐ様。愉快で愉快でたまらなかった。
「キャハハハハ♪ホントお似合いよねえ。アメルちゃんったら……絶対便器になるために生まれてきたのよぉ♪ ほらほら。あの顔。キャハハハハハ♪すっかりアヘ顔になってるぅぅ!レイプされて喜んでるよ。アイツっ!」
 キャハキャハとはしゃぎながら貶めの台詞をビーニャは口にする。止めてくれ。聞きたくない。
 マグナは心底そう思った。けれど鎖に繋がれた手は耳さえ塞げない。
「ぐっ……うぐぅ……ぐぅぅ……」
 歯軋りをしながらマグナはビーニャを睨む。瞳からは血涙を流して。そんなマグナを鼻先でフフンと嘲笑うとビーニャは何か面白いことでも思いついたのかニンマリと邪悪な笑みで微笑む。
「おうおう。マグナちゃんったら睨んでくれちゃって。怖い♪怖い♪でもね……マグナちゃん……」
 含み笑いをしながらビーニャはその手を伸ばす。拘束されるマグナのとある箇所に。
「マグナちゃんのココはとっても正直者なのよねえ♪キャハハハハ!ハハハハハ!」
「っ!!?」


 ぐいっ。おもむろに掴まれた。マグナ自身の急所。ボロボロになったズボンの一部分の布地。
 引き裂いてビーニャはそれを取り出す。
「キャハハハハハハハ♪思ったとおりっ♪こんなにガチガチになってるよ。キャハハハハハハ」
「なぁっ!!!」
 取り出されてビーニャの手に握られたのはマグナの陰茎だった。女悪魔の手の中でペニスは既に勃起していた。
 鈴口から垂れだすカウパー。先端をベトベトに濡らして肉竿はギチギチに膨れる。
「キャハ♪キャハハハ♪見てくださいよ!レイム様っ!マグナちゃんったらこんなにっ!こんなにもチンポっ! 大きくしてっ!自分の彼女が肉便器にされてるの見せ付けられながら!キャハ♪キャハハハ♪キャハハハハハ♪」
「うぁっ……うぁぁぁぁぁっ!うぁぁぁああああああ!!」
 ものの見事に屹立する自身の肉竿。それを晒しモノにされて虚ろだったマグナの意識も引き戻される。
 それは生理的な現象。決してマグナ自身に非はない。それでも口実にはなる。マグナを嬲るための。
「おやおや。これはこれは。マグナさんも隅には置けませんねえ」
「クーッククク。彼も所詮は雄ということですな。ククククク」
「カーッカカカカ。羨ましいか。この小僧め。カカカカカカ」
 ここぞとばかりに悪魔達はマグナを嘲り笑う。これが人間だ。口ではどんなに愛だのなんだの言ってはいても肉欲には逆らえない。愛する者が惨めに強姦される。そんな無惨な光景を目にしても欲情できるのだから。
 これが人間。なんとも愚かしくも醜い。それ故に面白い。
「うぁ……うああああっ!うああああああああっ!」
 曝け出した醜態。精神的にマグナは追いやられる。陵辱されるアメルに対しなにもすることができなかった。
「ぅぁぁ……ぁぅっ……ぁぅぅぅ……」
 あまつさえアメルが惨めに犯される姿に欲情していた。なんという無様。マグナは魂に思い知らされる。
「キャハハハ♪いいザマよねえ。マグナちゃん♪大事な彼女がレイプされてる時に自分はチンコ大きくしてるんだもんねえ。キャハ♪」
「ぐぅぅぅ……うっ……ぐぅぅ……」
 ねめつけるビーニャ。反論する術をマグナは持たない。まさに彼女の言うとおりだった。
「ほらほら。こうされると気持ちいいんでしょ。正直になりなさいよ。ねえ」
「ぅぁっ……あうっ……あくぅ……」
 ビーニャはその手でマグナの竿を妖しく扱く。ビーニャの手コキに呻くマグナ。一層の惨めさを心に感じて。


(ごめん……本当にごめんよ……アメル……アメルっ……)
 ニギニギと自身を擦るビーニャの指先。それによって生じる快感に身を委ねながらマグナはアメルに謝る。
 守ると約束した彼女を守れなかった。そればかりかこんな醜態まで晒している。なにが調律者で。
 大好きな女の子一人救えない無様なダメ男の分際で。
「キャハハハハ♪いっちゃいなさいよぉ。大好きなアメルちゃんの目の前でドピュッと射精しちゃいなさいよぉ。とっても気持ちいいわよぉ♪なんなら後でマグナちゃんにも使わせてあ・げ・る♪キャハっ♪ レイム様たちの使い古しですっかりガバガバになったアメルちゃんの肉穴をね。キャハ♪キャハハハ♪」
「うぁっ……あぁぁあああ……アメルっ……アメルぅぅ……うぁぁぁあああああああああ!!」
 手扱きの刺激に悶えながらマグナは泣き崩れる。この上ない恥辱をその心に受けて。
「止めてっ!!!!」
「っ!?」
 すると凛とした一声が場に響く。一同に振り返る。するとまた声は響く。
「マグナを侮辱しないでっ!」
 それはアメルだった。未だグチュグチュと無様に輪姦を受けながら、それでも視線だけは逸らさずにアメルはマグナを嘲る悪魔達に向かって叫ぶ。
「貴方達なんかにマグナを笑う資格なんてないっ!マグナはなにも悪くなんかないっ! だからマグナを侮辱するのはもう止めてっ!あたし、それだけは絶対に許さないっ!」
「アメル……」
 唐突に響いたアメルの叫び。悪魔達は一瞬、呆気に取られ、マグナはアメルを見つめる。
「アメル……俺は……」
 そして悲痛な顔でマグナは悔いる。アメルを守れなかったこと。アメルの前でこんな無様を晒したこと。
 全てがこの上なく申し訳なく思って。
「いいの……マグナ……貴方は本当に……なにも悪くないんだから……」
 そんなマグナを慮って優しい言葉をかけるアメル。こうしている間にも続く苛烈な陵辱。
 犬の様に四つんばいの姿勢で尻穴を抉られながらも喘ぎを堪えて言うアメル。
 ドピュドピュとその顔を汚す白濁の粘液にも構わずに。
「悲しまないで……マグナ……あたしからの……お願い……」
「アメルっ……アメルぅぅっ!」
 身体の内にも外にも注がれるスペルマのシャワー。耐えながらアメルはマグナに伝える。
 自分はもう手遅れだろう。それでもせめてマグナには悲しんで欲しくなかった。
 この肥溜めにすら劣る生き地獄の底。そんな中でも愛する彼にはせめてもの希望を。


(ごめんね……マグナ……でも……貴方だけは……)
 薄れゆく意識の中でアメルは願う。ほんの一握りで良い。どうか大好きなマグナに僅かでも希望を与えてください。
 何に願ったのか。自分でもよく分からない。それでもいい。たとえ自分が身も心も惨めな肉便器に堕ち果てても。
 マグナ。愛する彼だけは。
「何よっ!なんか生意気ぃぃぃい!コイツっ!便器女のクセにっ!」
「クククククク。どうやら我らもまだまだ甘かったようですな」
「カカカカカカカカカ!ならば二度とそのような口を聞けぬように腸の中身まで嬲ってくれるわ」
 そんなアメルに対し三悪魔達は猛りを見せる。魔獣を召喚するビーニャ。鬼人兵を呼び出すキュラー。
 ガレアノも屍兵を招き寄せる。圧倒的なまでの肉量。その総攻撃がアメルを襲う。既に意識朦朧のアメル。
 マグナは止めてくれと泣き叫ぶ。獣鬼屍による天使陵辱。それが為される寸での際で。
「お待ちなさい」
 それを止めたのはなんとレイムだった。驚く面々。するとレイムはビーニャを手招きする。
「ビーニャ。私としてはこちらの方が趣があるかと……」
 そうしてビーニャに耳打ちする。それを聞いてビーニャの表情は明るく弾ける。
「キャハハハハハ♪流石です。レイム様ったら。キャハハハ♪」
 微笑んで早速、ビーニャは耳打ちの内容を実行に移す。マグナの顔をビーニャは覗き見る。
「な……何をするつもりだ……」
 ニンマリと微笑むビーニャにマグナはいぶかしむ。するとビーニャはとんでもないことを尋ねてくる。
「ねえ、マグナちゃんって童貞?」
「なっ!!」
「あらっ。その反応。やっぱりまだ童貞みたいね。キャハハハハ♪」
「そ……それがどうしたっ!関係ないだろっ!」
 あまりの質問にマグナは紅潮して叫び返す。するとビーニャは口の端を吊り上げてマグナに近づく。
「それが関係大有りなのよねえ♪」
 バッ。身に纏った召喚師の衣装をビーニャは脱ぎ捨てる。生前はまだ少女であったろう寄り代の身体。
 ツルリとした青白い肌。すらりとはしる一本の割れ目。それを隠しもせずに見せ付けながらにじりよる。
「なっ……なにをっ!?」
 狼狽するマグナ。その根元をまたビーニャはギュッと掴む。ピュっと飛び出すカウパー。マグナは呻く。
「何って……決まってるじゃん♪」
 ニンマリと笑みながらビーニャは振り向く。その視線はアメルへと注ぐ。精液塗れでぐったりしたアメル。
 そのアメルをレイムは引きずり起こす。


「御覧なさい。アメルさん」
「うっ……ぁ……っ!?」
 苛烈な陵辱に朦朧とする意識。しかし目にさせられた光景にアメルは頭に冷水を浴びせかけられる。
「キャハハハハ♪どうよ!しっかり見なさいよっ!この便器女っ!キャハハハハハ♪」
「止めろっ!止めろぉぉおおお!うぁぁぁあああああ!」
「っ!!!マグナっ!!」
 いまだ勃起しているマグナの肉茎。ビーニャの肉裂はあてがわれていた。
「キャハハハハハ♪アメルちゃん。マグナちゃんとはもうセックスした〜〜?」
「なっ……あぁ……」
 あまりの光景に呆然とするアメル。わざとらしくビーニャは尋ねかける。
「まだに決まってるわよねえ。童貞だもんねえ。マグナちゃん。アメルちゃんも処女だったし〜〜」
「あ……あぁ……や……めて……」
 ビーニャの意図にアメルも気づく。逆レイプによるマグナの童貞喪失。それをアメルの目の前で。
「止めるわけないじゃん。キャハハハハハ♪マグナちゃんの筆下ろし。このビーニャ様がしてあげようってんのよ! アンタはそこで肉便器にされながら黙って見てなさいよ。大好きなマグナちゃんの初めてが奪われるところを♪」
「止めてっ!止めてっ!止めてぇぇぇええええ!嫌ぁぁぁあああああ!マグナぁぁああああ!!」
 自分だけが汚されるのならばまだ我慢ができた。けれど愛するマグナ。その貞操。穢される。
 自分への見せしめのためだけに。マグナも感じた絶望。それと同じものをアメルも味あわされる。
 無情にも。屹立する肉杭の上にビーニャはストンと腰を落とす。
「よいしょっと……んっ…………くぅぅぅううううう」
 ぐにゅり。マグナの肉茎はビーニャの魔性の肉壺に一気に飲み込まれる。震えるような衝動。
 快楽の波は一瞬、遅れて伝わった。
「ぐあっ!あっ……くぁぁぁぁぁぁぁああああっ!!!」
 童貞喪失。初めて経験する膣肉の締め付け。その快楽の波動がマグナを襲う。たまらず喘ぐマグナ。
 その声は響き渡る。無論、それを眼前で見せ付けられるアメルの鼓膜にも。
「あぁぁ……あぁ……嫌ぁぁぁぁぁあああああ!嫌ぁぁぁぁあああああっ!マグナぁぁぁあああああっ!」
 アメルは絶叫していた。自分が処女を失ったとき以上の音量の悲鳴で。
「キャーッハッハッハッハ!どうよ!?アメルちゃん。悔しい?悔しいでしょ!?大好きなマグナちゃんの童貞! その筆卸を勤めたのはアンタじゃないのっ!このビーニャ様なのよっ!キャハ♪キャーッハハハハハハハハハ♪」
「嫌ぁぁぁああああああっ!嫌ぁぁぁぁあああああ!もう嫌ぁぁぁああああああっ!」
 なんとも残酷な見世物であった。愛し合う二人をそのお互いの目の前で純潔を無惨に散らさせる。
 愛するマグナの目の前で犯される恥辱。アメルの味わった人生最悪の悪夢。それに加えて想い人を目の前で穢される絶望。マグナも味わったモノと同じそれをアメルは容赦なく与えられる。


「流石はビーニャ。我らとて躊躇いそうな真似をいともあっさりとやってのける。クククククク」
「カーッカカカカカカ!そこに痺れる!憧れるわい。カカカカカカカ!」
 アメルの目の前でのマグナの童貞喰い。それを果たしたビーニャをキュラーもガレアノも賞賛する。
 場に溢れ出す。アメルの絶望の感情。その負のオーラが何とも言えぬ美味であった。
「見事ですよ。ビーニャ。さあ、そのままマグナさんの飢えた心と身体を満たして差し上げなさい」
 自身のプランを見事に実行してのけた部下をレイムは褒め称える。そして促す。このかくも愉快なる宴。
 これからがその本番。レイムに褒められ上機嫌のビーニャ。その笑みは邪悪に歪む。
「はぁい♪かしこまりました。レイム様♪さあ、マグナちゃん。極楽にイかせてあ・げ・る♪」
「うぁぁ……止め……やめ……っ!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!」
 保ち続けた童貞。それを強引に奪われたショックで自失とするマグナ。そんなマグナを刹那、襲う。
 ぐにゅりと絡む肉の締め付け。初心な若竿にまとわりつくビーニャの魔肉。マグナの脳は白紙になる。
「キャーッハハハハハハ!いいわよぉぉおおおっ!マグナちゃんっ!アタシの膣奥まで届いてるぅうう! キャハハハハハ♪大きいーーーーーっ!キャハハハ♪気持ち良いーーーっ!キャハ♪キャハハハハハ♪」
「おごっ!ごほぉおおおおおお!おぐぅうぅぅぅぅぅう!ぐはぁぁぁああああああああ!」
 そうして淫らに腰を動かしてビーニャはより激しくマグナを犯す。逞しい肉茎。その全体を膣肉で包む。
 包んだまま上下する腰。魔性の媚肉でもって肉竿を締め付ける。ビクビクと膣内で反応するマグナの肉棒。
 なんとも爽快であった。忌々しい偽善便器女の愛する男を寝取り、魔へと堕とすのは。さあ、見るが良い!
 貴様の愛する男の堕ちゆく様を。
「キャハハハハ♪どう!?マグナちゃん。すっごく気持ちいいでしょう♪」
「ぐあっ!あぐっ!あぐぁぁぁあああっ!がふぅぅぅううううう!」
 貪られるような騎乗位。一番の急所を責められ悶え喘ぐマグナに声をかけるビーニャ。
「こんなに気持ちいいのあんな便器娘のガバマンじゃ味わえないわよぉ♪良かったわねえ。マグナちゃん」
「くぁぁぁぁああああっ!あくあぁぁぁぁぁ」
 膣口の入り口付近の肉でカリ首を責め続けながらビーニャは囁く。快楽に悶え苦しむマグナ。
 なんとも滑稽なその姿。そう。人は苦痛には耐えられても快楽には抗えない。
「ねえねえ。マグナちゃん。もうどうでもいいでしょ?あんな便器女。そうよねえ」
「おぐおぉおおおお!ぐほっ!おぐほぉぉぉおおお!」
 到底答えられる状態でないマグナに問いかけるビーニャ。無論、その問はマグナに向けてではない。
 この逆レイプを見つけられるアメルに向けて。
「マグナ……マグナぁぁぁああああ!嫌ぁぁぁぁああああああああああああっ!!」
 響き渡るアメルの慟哭。ビーニャの嗜虐心はそそられる。わざとらしくアメルの目の前で喘いでみせる。
「あんっ……あふっ……ふぁっ……いやぁん……っ!きゃうっ!……マグナちゃんったら……キャハ♪」
「くぁぁぁぁああああああっ!あーーーーーーーーーーーっ!!!!」


 ビュクッ。ほとばしるマグナの白濁。ビーニャの胎内で。マグナが初めて経験する膣内射精。
 その快感にマグナの脳は激しく打ち震える。
「うふふふふ♪マグナちゃんったら早漏なんだからっ♪でもね……いいのぉ♪許してあ・げ・る♪」
「んっ!んむっ……」
 自分の膣内に射精したマグナにビーニャは微笑みかけてその唇を奪う。するりと滑り込ませる舌。
 ディープキス。唾液にまみれた舌肉でマグナのそれを絡めとる。
「んっ……ぷはっ……はぁ……もっとたくさん……気持ちよくしてあげるんだから。キャハ♪」
「あっ……あ……」
 与えられ続ける肉の快楽にマグナの脳はいとも容易く蕩けていた。すっかり放心状態のマグナ。
 ビーニャはほくそ笑み、勝ち誇った視線をアメルに送る。
「嫌……嫌ぁぁ…………」
 それを見せ付けられ絶望の底に落とされるアメル。視線が泳いでいた。こんなのは嘘。認めたくない現実。
 けれどこれが現実。何処までも無常で何処までも救いがない。
「嫌ぁぁぁああああ!こんなの嫌ぁぁぁぁあああああ!うああああああああああああっ!」
 愛する男の堕とされる姿。なによりも見たくないものを見せられてアメルは狂い叫ぶ。嫌だ。
 こんなのはもう嫌だ。止めて!もう見たくない。こんな、こんな現実。
「嫌ぁぁぁぁあああっ!嫌ぁぁぁぁああああっ!!!嫌嫌嫌嫌ぁぁぁぁぁああああっ!!!! 殺してぇぇぇぇええええ!いっそのこともう!あたしを殺してぇぇぇぇえええええ!!!!」
 狂い叫びながら乞う。終わりなきこの悪夢。その終焉をもたらす唯一の術を。
「いいえ。殺してあげません」
 だがその乞いも無下に却下される。冷笑を浮かべるレイム。その膝の上にアメルをまた乗せる。
 背面座位。屹立した肉棒にアメルは再び貫かれる。
「くぁぁぁああああっ!あぐぅぅうぅううううう!」
 絶え間ない陵辱に晒されてすっかり押し広げられたアメルの膣肉にもレイムの特上の剛直はこたえた。
 愉悦に浸るこの大悪魔いっそうの情念を滾らせて肉便器に成り果てたアメルを犯す。
「ひゃはははは。これからもずっと……マグナさんともども永遠に飼って差し上げますよ。アメルさん。
 貴女方は実に最高の肉玩具です。嬲りがいがある。肉便器としての使い心地も最上だ。ひゃははははは」
「うぁぁぁ……嫌ぁぁぁ……ぁぁぁ……」
 ぐちゅぐちゅ。アメルの胎内を下から肉棒で突き上げながらレイムは囁く。絶望に浸されるアメル。
 その嘆きもいつしか弱々しくなる。
「ひゃはははは。ひゃーっはっはっはっはっは!愉快です!実に愉快です!ひゃははは。ひゃははははははは」
「キャハハハハハハハハハ♪キャーッハッハッハッハッハッハッハ!キャハ。キャハハハハハハハハハハハ」
「クククククククク。クーックックックックック。クククククククク!」
「カカカカカカカカカカカカカ!カーッカッカッカッカッカッカッカ!カカカカカカカカカカ」
 惨めにもレイムの肉便器にされるアメル。無様にもビーニャの雄奴隷とされるマグナ。
 堕ち果てるクレスメントの末裔とアルミネの化身に悪魔達は大喝采の哄笑をあげる。
 これより始まるは闇の支配。このリィンバウムに生きる全ての者にこの二人と同じ絶望を与えてくれよう。
 その門出を祝う宴は続く。汚辱の精液便女アメル。慰みの雄奴隷マグナ。新たな称号を与えられた二人はこれからも未来永劫に嬲られ続ける。そうして季節が巡って、聖王国全土が悪魔軍の手に制圧される頃、アメルは労役奴隷の人間達に慰安用の精液便所として供された。苛烈な労役に苦しみ悶え続ける肉奴隷達はそのせめてもの慰みにかつての聖女の身体に己が穢れを存分に注いだ。その奴隷達の中にマグナの姿もあった。
 アメルとマグナ。かつて愛し合った二人は片や肉便器、片やそこで用を足す奴婢として一時の逢瀬を遂げる。
 もうお互いの名さえも覚えていないほどに壊された心で。ぐるぐると非情な運命の輪に回され続ける。
 マグナは悪魔社会を支える歯車の一つとして。アメルはひたすら輪姦を受け続ける性処理用肉便器として。
 いつまでも。いつまでも。ぐるぐるぐる。未来永劫回され続ける。


〜THE END〜

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