アティ×ナップ



「38.1℃…ちょっと熱が高いですね。今日は付きっきりで看病しなきゃ」

体温計を持ち溜め息をひとつついたのは、元軍人でありながら現在は家庭教師という女性。名はアティ。
苦しそうに呼吸をしつつ熱にうなされているのは彼女の生徒。名はナップ。

「先生ぇ…暑いー…」
「頭を冷やすものと…あとお薬と…」

彼の訴えは届かない。
アティは熱にうなされている生徒を看病しようと必要な物を脳内リストアップしている。
クノンに診察してもらう事は考えていない。
…いや、考えようとしないのだ。


「ナップ君?お粥できましたよ」
「俺…食欲が…」
「少しでも食べなきゃだめです!お薬飲めませんよ!」
「う…わかったよ…」
「食べさせてあげますから…はい。あ〜ん」
「子供扱いするな」
「わかりました。じゃあ、大人のあ〜ん…しましょうね」

アティはそう言って立ち上がる。

「???先生?」
「お粥を食べたらそのお薬…飲んで寝ててくださいね!」
「あ…うん…」

部屋にひとり残されたナップはお粥を食べながら考えこむ。

「付きっきりで看病とか言ってしてないじゃん…大人のあーんってなんだ?」

必死で重い頭を悩まし、そのせいか熱も上がってきたようで、薬を飲んで眠りについた。




―深夜―


ベッドの横にアティがいた。
その格好は寝間着…楽な服装だ。
ナップの額の上のタオルを取りかえると何かを楽しみとする表情で部屋を後にする。

約一時間後

ナップは目を覚ます。
まだ頭はぼーっとする。
しかし何故だろうか。無性に性欲が沸いてくる。
そばに有った体温計を口に入れたまま部屋から出て調理場へ水を取りに行く。
誰か起きている気配はない。とても静かだ。
水を汲んだ後、速やかに部屋に戻り口から体温計を取る。
熱は夜中に少し上がっていたらしい。

「熱上がってる…」

ひとり呟きながら、机の上のティッシュを取り出し、自分のそばに置く。
いつもはこんなこと無いのに、原因不明な性欲を落ち着かせるために、自分の体力を全て奪っているかの様な身体の元気な一部分に触れる。

「はぁぁぁっ」

自分で触れただけで更に膨れ上がる一部分。

「な…んだよ…こんなの初めて…くうっ」

激しく上下する右手。
いつもの半分くらいの時間しか触っていないのに達してしまう。

「はぁっ…んああっ…あああああああっっっっ」

達するのと同時にティッシュで股間を押さえつけ、思わず大きな(喘ぎ)声を出してしまったことを思い出しドアをこっそり開け様子を伺う。幸い誰も起きていないようだ。

ほっと胸を撫で下ろし、ふと股間を見ると「僕はまだまだ元気だよ」と言わんばかりに大きくなっている。

「え…今までこんなこと無かったのに…」
ナップはもう寝ようとしていたが元気な性欲を押さえつける為もう一度股間に手を伸ばす。

達したばかりなのでとても敏感になっているその部分は触れただけで反応してしまう…

「んっ…はぁ…なんで…」
何度も上下しているうちにふと家庭教師の顔が浮かんだ。
あのミニスカートの中はどんな風だろう…

「あっ…くうっ」

あの胸は触ったらどんなに柔らかいだろう…

「せ…先生っ…」

終いにはカイルがこっそり見せてくれたエッチな本の女性がアティの顔に変わり頭の中を流れてくる。

「先生…先…生っ…気持ちいいっ…はぁっ…んっ」
限界がくる。そう思った時だった…
「呼びましたか?」
「っっ!!」
ナップは慌てて布団を被り、股間を隠す。
「どうしたんですか?」
妖しげな微笑みで近づいてくるアティ。
「な…なんでここに…」
アティは布団を捲り、ナップの元気な股間を指でつつく。

「こんな夜中に熱で寝ているはずなのにこんなエッチなことしてたんですか?」
「…」
アティはナップの股間を口に含む。
「…!!」
ちゅむっ…ちゅぅちゅぅ…れろっ…
「んっ…せんせ…?」
「私が手伝ってあげますよ…んんっ」
「あくっ…はぁっ…はああっ」
絶頂をお預けしたせいもあってか初めての感触に戸惑いながらナップは達してしまう。

アティはどくどく出てきた精液を飲み干し一息つく。

「ふぅ…ナップくん…すごい…」
ナップはそれを聞き、興奮状態から頭を整理する。恥ずかしいような嬉しいような何となく悔しいような感じをもやもやさせながら口を開く。

「なんで…こんな…」

「ナップくんが、呼んだんでしょう?それにしてもお薬の効果は絶大ね…」
ナップは訳がわからない。混乱しているんだ。
「…薬…?風邪薬のことか…?」
アティはクスリと笑う。
「あれは媚薬ですよ?」
「媚薬…?」
「さぁ!…大人のあ〜んの時間ですよ」

アティはそういうと服を脱ぎ始めた。

「…大人のあ〜ん…?って…うわっ!!」
ナップは突然押し倒された。
アティはナップの手を胸に当てる。
「触って…」
しかしナップは手を動かさない。最後の意地だ。
いくらなんでも先生とこんな関係になるのは抵抗がある。
それに確かに夢見ていたが、ナップだって男だ。女性をリードしたい。
しかし知識は浅い。
いろいろ考えながら出した言葉は
「先生がこんなことしていいのかよ…」
これが精一杯の抵抗の言葉だろう。そして正論だ。
しかしアティは全く気にしない様子。
「私だって教師である前に女です。それに…ナップくんのおちんちん元気みたいですよ…?性欲に逆らえますか?」
などと正論で返してきた。
ナップの股間は効果が約6時間ほど続くという媚薬のせいでまだまだ大きくなるようだ。
ナップは何も言えなくなった。

「返事がないので体に聞いてみますね…」
そういうと胸でナップの股間のアンテナを挟み、それをくわえだした。
なんともいえない感覚がナップを襲う。
「くっ…は…あ…はぁぁぁ」
アティはそれをくわえながら舌を這わせる。
「あ…あぁ…やめ…っ!」また絶頂が襲ってくる。
「またイッてしまう。自分は先生とこんなことして喜んでる」と思いながらされるががまま。
「くああぁぁぁぁっ」

「んんっ…はふ…おいし…」
また飲み干したようだ。
「…性教育の時間ですよ」
もう止まらない。止められない。
ナップは何かを諦めた。

「いいですか?ここがおまんこ…ここにおちんちんを入れます。でも準備が先です。」
「先生…べちょべちょ」
アティから大量の愛液が溢れている。
媚薬を飲ませてからこの時を楽しみにしていたせいか、準備はとっくに出来ていた。
「あん…だ…めぇ…」
意外と言葉に弱いらしい。
とろりとまた溢れてきた。

「準備…いらないよね」
そういうとアティを押し倒しながら一気に自身を押し込んだ。
ズブズブブブッ
「あああっ!!」
「ほら…簡単に入ったけど?せんせ…?」
ナップ自身は大人顔負けの大きさでかなり大きいようで更に興奮するようだ。
「やっ…大きいぃっ」
「じゃあ動くよ…」
そういうとゆっくり動き出した。
「くっ…先生の中意外ときつ…」
「あああっ!!あふっ!!あん!!」
「先生…生徒とこんなことして悦んでるんでしょ」
「やぁっ…ああっ」
ナップはニヤリと笑いながら
「淫乱」
と一言放った。
その言葉にびくんと反応して達した。
「あああっああぁぁぁぁっ」

ナップは中から引き抜かずにまた動き出す。
ぐちゅっぐちゅっ
中から水音が響く。
「ひゃあぁっ…あふぅっ」達したばかりのアティは少し動いただけで敏感に反応する。
「わかってるよね…夜はまだ続くんだから…いっぱい勉強教えてよ…」
「はっ…はいぃ…」

アティのMっ気とナップのSっ気が目覚めた日の出来事でした。

おわり

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