特にどうということもない一日



「ふぁぁ……ぁ……」
 朝日の差し込む窓。そこから降り注がれる日光を浴びて私は目を覚ます。
 いつも通りの起床。確認するように枕元の時計を覗き込む。
「あら、いけない。もうこんな時間」
 そこに示された時刻は私の予想したよりも十分ほど進んでいた。
 まだ、そう慌てるような時間じゃない。けれどのんびりしているほどの余裕もない。
 ベッドから身を起こすと私はすぐに朝の身だしなみに洗面所へと向かう。
「待たせたりしちゃったら可哀想だからね……」
 誰となしにそう呟きながらテキパキと身支度を私は整える。
 とりわけどうということもない一日の始まり。
 私、ミント・ジュレップの一日は今朝もそうして始まる。



「はい。これが今日の分のお野菜。ちゃんと種類別に分けておいたからね」
 いつも通りのにこやかな表情で私はライ君に野菜を渡す。ちょっとした畑になった私の菜園。
 そこで取れたお野菜をライ君に提供するのが私の毎朝の日課になっていた。
「いつもいつも本当にありがとうな。ミントねーちゃん」
 ライくんはそうお礼を言いながら私に微笑みかけてくれる。うん。今日もいい笑顔だね。
 お店のお客さん達もそんな風な笑顔にしてあげてね。ライくん。君の美味しいお料理で。
「今日はねえ、このコなんか今が旬で美味しいと思うよ。こっちはねえ朝漬けにするとすごく美味しいと思うんだ」
「へ〜……んじゃあ試してみるかな……ところでねーちゃん。こっちの野菜は……」
 そんな感じでしばらく、お野菜談義をライ君としていると、待ちくたびれちゃったのかな。
 しびれを切らしたリシェルちゃんが声を上げる。
「ちょっとっ!いつまでもくっちゃべってないで野菜貰ったらさっさと帰るわよ。朝ご飯、まだなんだからね」
「いちいち急かすなよ……少しは待てって……こらっ!また、先に帰ろうとすんなっ!」
 クスクスクス。可愛くヤキモチを妬くリシェルちゃんにそれに振り回されるライくん。
 本当に相変わらずだね。この二人は。なんだか見ていて微笑ましい。本当にそう思うよ。
「ってなわけで悪いな。ねーちゃん。いつものことだけど……」
「うふふ。本当にね」
 そんないつも通りのやり取りが今日もかわされる。野菜をかごに積むライくん。積み終わるとおじぎして、もう一度私にお礼を言い、リシェルちゃんと一緒にサヨナラの挨拶をしてくれる。
「それじゃあな。ねーちゃん」
「ミントさん。またね。バイバイ」
「気をつけて帰るんだよ二人とも。それと……今日も二人仲良くね♪」
 最後にポソリ、私がそう付け加えるとライくんもリシェルちゃんもほっぺを真っ赤にして照れちゃった。
 ああ、本当にカワイイなあ。いいよねえ。若い子達は。思えば私にもあったんだよね。あんな頃が。
 ハァ……なんだか溜息がでてきちゃったなあ。そういう年齢になっちゃんだよね。私……




「ハフぅ……」
 今日もライくんに野菜を渡し終えて、書斎に戻ると私は息を吐いた。やることはまだまだたくさんある。
 派閥の定例報告書の作成。寄稿する研究論文のまとめ。畑の世話に炊事、洗濯、お掃除、家事全般。
 どれも自分でやらなくちゃいけないんだよね。まあ、大人なんだからそれが当たり前なんだけど。
 それでもまだ助かっていると思うよ。いつも傍にいてくれるからね。小さな力持ちさんが。
「ムイッ。ムイムイッ」
「手伝ってくれるの?オヤカタ。うふっ♪そうだね。今日も畑の方をお願いするね」
「ムイ〜〜♪」
 一人じゃ手の足りないことはちゃんと手伝ってくれる相棒が私にはいる。
 オヤカタ。私の最高のパートナー。そのオヤカタに畑仕事を任せて私は机に向かう。
 定例報告書。こればかりは自分で書かないとしょうがないからね。ハァ……面倒くさいなあ……
「ええっと……○月×日……この週の帝国の平均物価指数はアレコレ……日常の召喚術の行使はソレコレ……」
 そんな風にあまり面白くもない文章の作成に私はペンをはしらせる。これもお仕事だからね。
 コレが書き終わったら次は論文の方かあ。まあ、あっちは自分の好きなこと書けるからいいんだけどねえ。
 本当にやることだらけだよね。大人って。楽しいこともあるけれどやっぱり疲れるよ。
 でも弱気になっちゃいけない。ファイト。ファイトっ。今日も頑張らなきゃ。
「この菜園において私が栽培した原種にはそのような性質があった。いくつかのサンプルと比較し得られた類似性は……」
 そんな感じにデスクワークで午前中は費やされる。完成した報告書と途中書きの論文を見比べながら私はまた息を吐いた。
 やっぱり大変だよねえ。大人って……
 


「あら、ミントさんじゃないですか」
「あ、ポムニットさん」
 お昼。気分転換に街に出た私はそこでポムニットさんとばったりで会う。その手に抱えたたくさんの荷物。
 どうやら買出しのようだ。
「大変ですねえ。そんなにもたくさん……」
「いえいえ。ご心配なさらないでくださいまし。わたくし、力持ちですから」
 確かにポムニットさんの手にかかれば楽勝なんだろうね。AT憑依背後一発でカンストダメージだもんね。
 ちょっと羨ましいかも。私も少しは腕力をつけてみようかななんて思ったりして。
「それよりもどうですか。ミントさん。お時間さえよろしければまたご一緒に……」
「いいですねえ。あそこのお店なんてどうですか?」
 そうして今日もまた切り出されるティータイム。
 こんな感じに私とポムニットさんはすっかりお茶友達になっていた。



「それでおじょうさまったらそんなこというんですよ。もう、本当におかしくておかしくて……」
「あはは。リシェルちゃんらしいですね」
 喫茶店に入って半刻、軽くサンドイッチをつまみながら私とポムニットさんは会話に華を咲かせていた。
 主にポムニットさんが話し役で私が聞き役だ。お屋敷のお仕事のこととか、街の色んな噂話とか。
 中でも特にリシェルちゃんのことをポムニットさんは楽しそうによく喋る。
 適当に相槌を打ちながら私はそれを楽しく聞いていた。
 それにしてもポムニットさん。本当にリシェルちゃんのことが大好きなんだなあ。
 ライくんとの惚気話なんてまるで自分のことのように話すんだもの。
 そう。まるで自分のことのように……
「………………」
 楽しそうに話すポムニットさんを見ていると思う。ポムニットさん、最近すごくキレイになったなあって。
 その理由。なんとなく分かっちゃったような気もする。だけど言わない方がいいよね。
 こんなのただの私の勘にすぎないから。
「どうかなさいましたか?」
「いえ、なんでもないですよ」
 キョトンとした顔で尋ねてくるポムニットさんに私はそう切り返す。
 深入りは禁物。親しき仲にも礼儀ありだからね。そうして話を再開するポムニットさん。
 私は聞き手に回る。そんな風に過ごすこと小一時間。
 十分なおしゃべりタイムを堪能してから私はポムニットさんと別れた。
 帰り際、大きな荷物を片手でひょいと軽く持ち上げてポムニットさんは私に手を振ってきった。
 なんだかすごく印象的だった。さあて、気分転換も終了。私も家に帰って自分の仕事しないとね。




「あ……」
 帰り道の途中、ううん。道草の途中。家とは反対側の通りに私の足は向いていた。
 そこにあるのは今はもう使われなくなった塾校舎。外に出るときはいつもこうして立ち寄ってしまう。
 我ながらちょっと未練がましいかも。でも、いいですよね。こんなぐらいは。
 私は今日も元気です。あなたもどうか元気でいてくださいね。
 そんなことを胸の中で呟くとペコリと校舎にお辞儀をして私は家路についた。





「はふ……」
 そうして訪れる一日の終わり。今日も結構忙しく働いたかな。午後は開発地区の視察があったからね。
 労役用の召喚獣の健康チェックは専門家である私にいつもお鉢が回ってくる。
 その扱われ方に関して思うことはあるけれど、これは私一人でどうにかできる問題じゃないしね。
 また、テイラーさんとも相談しないと。私の予定表は週末までビッシリ。ふう。忙しい。忙しい。
「ん〜〜〜〜」
 一仕事終えて私は軽く背伸びをする。今日もやっぱり疲れたなあ。だけどこんなのはまだ楽な方だよね。
 ライ君なんかもっと毎日忙しく働いてるんだろうし。あっちは肉体労働だからもっと大変だ。
 私も負けてはいられない。けれど今日のところは後は寝るだけ。他に特にやることはないしね。
 明日もまた頑張らないと。
「寝るにはちょっと早いかな」
 時計を見るとまだ早い時間だった。こうして一日の仕事が順調に終わると夜にはそれなりに暇ができる。
 読書したり、星空を眺めたりそんな風にして過ごすのもいいんだけど今日はちょっと違う気分だった。
「お酒でも飲もうかな」
 寝酒というわけでもないんだけど仕事終わりに一杯、晩酌するのが私の最近の趣味になっていた。
 お気に入りのカクテル。確か私と同じ名前の。今日も一杯やってみようかな。
「ムイッ。ムイムイッ」
「はいはい。ちゃんとオヤカタの分のおつまみもあるからね」
「ムイ〜〜♪」
 そうして戸棚のニガイ棒をオヤカタに差し出し、私もお茶菓子をつまみながら一杯引っ掛ける。
 ほんのりホロ酔い気分。なんだかすごくいい気持ち。



「はふっ……ふぁふ……」
 私の身体はすごく火照っていた。コレってやっぱりお酒のせいかな。
 そんなにたくさん飲んだつもりはないけど。
 とりあえずマントとズボンだけ外して私はベッドの上に横たわる。このまま朝までオヤスミかな。
 そんな風にひとりごちながらフワリとした感じの酔いに私の意識は包まれていた。
「んっ……ふ……」
 吐く息さえもなんだか熱く感じてしまう。やっぱり酔ってるね。私。今日はこのまま寝ちゃおう。
 今日の分のお仕事は全部片付いちゃったし。気持ちを明日に切り替えて。

「ん…………」
 だけどあまり寝られそうにもなかった。なんだかすごく気持ちがざわめいていた。
 なんて言ったらいいんだろう。言葉じゃ上手く説明できない。
 私の頭の中でとりとめのないことが浮かんでは消えて。浮かんでは消えて。
 その繰り返しできりがない。そんな風にぐるぐるしている私。
 見知った顔がいくつか浮かんでくる。
(ミモザ先輩……ギブソン先輩……)
 最初に浮かんできた顔は私が派閥でお世話になった二人の先輩の顔だった。
 そういえばこの間、定期報告に戻ったときには新婚のお宅にお邪魔させてもらったなあ。
 結婚なんて形だけで今更みたいなこと先輩は言ってたけれど。
 それでもやっぱり満更でもなさそうだった。先輩達、おめでとうございます。
(トリスちゃんに……ネスティくん?)
 次に浮かんできたのはミモザ先輩つながりで仲良くしていた二人の後輩。
 この二人にも会ったけど先輩達に負けじと劣らずのラブラブっぷりだった。
 嬉しそうな顔でミモザ先輩の結婚式でとったブーケをトリスちゃんは見せてくれた。
 羨ましいなあ。私、行けなかったんだよね。先輩達の結婚式。スケジュールが合わなくて。
 そんなトリスちゃんをネスティくんは窘めるんだけど、相変わらず素直じゃないね。
 だけど傍から見ていると丸分かりでわかりやすいんだよねえ。ネスティくんって。
 次はあの二人の番かなあ。それもたぶん近いうちに。今度は行けるといいんだけど。
(ライくん……リシェルちゃん……それに……ポムニットさん?)
 そして今度は毎日会う顔ぶれだった。ライくんとリシェルちゃんに関してはもう言う事もないね。
 バカップルさんだもんね。このトレイユ一の。本人達取り繕ってるつもりだけど丸分かり。
 そんな二人に連れ添ってるポムニットさん。すごく幸せそう。自分の居場所を見つけたんだね。
 それはすごくいいことなんだと思う。三人ともどうか末永くお幸せに。
 そんなことを思っているとまた次の顔が頭の中に浮かぶ。
(………………………………)
 すると胸がすごくキュンと切なくなった。やっぱり吹っ切れていないんだなあって自分でも思う。
 自分の中で整理はついているつもりなんだけどねえ。心の中にあるあの人との思い出。記憶。
 すごく大切なものだと思う。今の私を支えてくれるものなんだって思う。
 だけど思い出すと少し寂しくなっちゃう。これってどうしようもないことなのかあ。
 ねえ、セクターさん。

「ふぁ……あふっ……」
 そんな風に物寂しくなるとこうしてすぐに自分で慰めちゃう。下着の上からくにくに。
 指先で私はアソコを弄る。なんだかすごく湿ってる。溜まっちゃってるね。私。
「あふっ……んっ……んっ……」
 くちゅくちゅ。隙間から指をいれて割れ目をなぞる指先に触れる陰毛の感触。
 私の茂みは私の露で濡れていた。
「んふっ……んっ……っ……」
 下だけじゃ足りずに上をたくしあげる。ぷるるんと露わになる私のおっぱい。育ちすぎだよ。我ながら。
 重たいし、肩凝るし。前にそんなことを言ったら物凄い顔でリシェルちゃんに睨まれたけど。
 それはともかくムニムニ。私は自分の手で自分の乳房を揉みこむ。なんか変な感じだなあ。
 触ってる感触と触られている感触が同時にするから自分じゃよくわからないんだよね。触り心地。
「んぁ……ふぁっ……はっ……あんっ……んっ……」
 それでも先っちょをクニクニと指で弄りながら私はオナニーを続ける。最近、頻度が増えた。
 やっぱり寂しがってるのかな。身体は正直だね。こうして自慰を繰り返すことで紛らわしている。
 たぶん私、今すごく幸せなんだと思うよ。自分の好きな町で自分の好きなお仕事を続けて。
 周りにいるのもすごく親切な大好きな人たち。ライくんにリシェルちゃんやポムニットさん。
 テイラーさんにグラッドさん。今は町にはいないけどルシアンくんにコーラルちゃん達みんな。
 それに実家の家族やミモザ先輩達。そしてセクターさん。あ、そうそう。オヤカタも忘れちゃいけなかったね。
 たくさんの掛け替えのない思い出に私は包まれていてそれを感じることができる。それが幸せってことだと思う。
 けれどそんな風に満たされていても心のどこかで寂しいって思っちゃうことはやっぱりあるよ。
 未練がましいとは自分でも思うけど、例えばミモザ先輩にギブソン先輩がいるように。
 トリスちゃんにネスティくん。リシェルちゃんにはライくん。私もそんな風に……って……
 どうしようもないよね。こういう気持ちって麻疹のようなものだって思う。
 もう何年かしたらあまり気にもしなくなるんじゃないかな。それはそれで寂しいけどね。
 だから今はこうして自分で慰めてる。いつか剥がれたかさぶたの痕がすっきりキレイになる日まで。
 いつになるんだろう。ちょっと分からないなあ。

「あふっ……はふっ……ふぁぁぁっ……あふぁぁぁっ……」
 ちゅくちゅく。ちゅくちゅく。私の自慰は盛りを迎えていていた。膣の中に入れた二本の指で急所をぐいぐい弄る。
 それと同時に親指で乳頭を弄くりながら手のひらでわしわし。おっぱいを弄る。
 自分の感じやすいところって自分が一番よく分かってる。ほら、クリクリ。あんっ!すごいなあ。
 すごく感じやすくなってる。私の身体。これってやっぱりお酒のせい?
「ふぁぁ……あはぁ……はぅぅ……」
 グリグリ。指先でお豆さんを擦って私は悶える。すっかり上手になっちゃったな。ひとりエッチ。
 あまり褒められることじゃないんだけど。
「あはぁぁ……はふぁぁ……はぁぁ……」
 悶えながら私は色々と妄想してしまう。妄想の中の自分の姿。すごくエッチでいやらしい。
 男の人のアレをおっぱいで挟みながらスリスリしてる。そして谷間から顔を出した先っちょをペロペロ舌で舐めるんだ。
 変な本の読みすぎだね。前に先輩からもらったの、気づけば全部読んじゃってたな。
「んっ……んむっ……んふっ……」
 そうして今度は私が上になる。硬く屹立した肉の棒の上に腰を沈める私。ずぷっ。私の中に入ってくる。
 ふぁぁ。すごい。お腹の中に響いてるよ。子宮がぐにゅぐにゅ圧迫されてる。
「ふぁっ……ふぁぁぁっ……はふぁぁっ……」
 淫らに腰をふってよがる私。ぷるんぷるん。私の乳房は大きく揺れている。
「はぁぁぁあっ……すごひっ……ふぁ……はうぁぁああっ」
 腰を振れば振るほど、私の中で擦れて、喘げば喘ぐほどに私は淫らになる。ピンピンに勃起した乳首。
 なんだか母乳とかでてきそう。普通は妊娠もしてないのに出るわけないけどね。
 ぐにゅ。ぐにゅ。ぐにゅ。胎内を抉られる快楽に私は虜になっていた。ダメだ。すごく気持ち良い。
 止められないよ。もう。
「あふっ……ひあぁぁっ……あふぁぁぁっ……」
 ピュッ。ピュッ。とうとう母乳が噴出してきちゃった。妄想の中はなんでもありだね。
 ピュッピュと射乳しながら喘ぐ私。腰は上下させて肉棒を膣で受け止める。
 ビクン。ビクン。そろそろかな。私の中でビクビクいってる。もうすぐだね。
 もうすぐ迎える一つの締めくくり。お腹の中がキュウっていってる。ほら、ピクピク。私の中で暴れてる。
「ふぁぁぁあああああああっ!!あぁぁぁあああああああっ!!」
 そうして妄想の中の私の子宮に注がれる精液。熱い液汁を子宮に受け止める妄想に包まれながら。
 現実の私が噴出した淫水はベッドのシーツの上に今日もいくつもの染みをつくった。






「んっ……ふぁぁ……」
 チュンチュン。気がつくともう朝になっていた。
 部屋の窓から挿し込む日の光と小鳥のさえずりで私は目を覚ます。
 寝ぼけ眼で見る時計の針はそれなりの時間を私に教えてくれる。
「あら、いけない。もうこんな時間」
 こんな台詞、昨日の朝も言ったような気がする。既視感を覚えながら私は身を起こす。
 起きて早速やることが一つ。まずはシャワーを浴びよう。このままだとちょっと汗臭いから。
 それから朝ごはん食べて、身支度して、ライくんに渡すお野菜を準備して。
 あはは。今日もやることがたくさん。寂しがってる暇なんてないよね。
「さあて……と……すーはー」
 おおきく背伸びしてする深呼吸。胸の中の空気を入れ替えてからパンと頬を手で叩く。
「今日も頑張ろうっと」
 そうして始まるどうということもない一日。けれどとても大切な私の一日が今日も始まる。


 〜fin〜

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