はぐれ召喚獣xアティズジュ…ッ………ッヂュ……ブヂ…ュ…………ジュ……………… 集落も何もない、ただ木々だけが生い茂る森の奥で、一つの影が蠢いていた。 クァ、ハアッ―――ガァ――ッ――ァッ――――アァ――――!! 荒く激しい息遣いはソレがどれほど昂ぶっているのかをあらわしていた。 ………ぁふ…っ……あ………つ………あ、は……っああぁ………… 滴るように艶めいた吐息はソレがどれだけ乱れているのかを物語っていた。 新緑の木々の下、揺れ動く一つの影は絡み合った二つのイキモノだった。 上になり、ゼハゼハと息を乱して激しく動いている方は全身を深い体毛に覆われている。 その姿は到底ヒトとは見えまい。 事実、彼は異界より招かれ――そして還る術を失くしたはぐれ召喚獣だった。 己の召ばれた意味も知らず、さりとてヒトに紛れて暮らすほどの知恵もなく。 彼は寄る辺なきこの異境で、ただ孤独に生きていた。 そう孤独に。 けれど自由に生きていた。 彼の種族は獣毛を纏った人間のようであったが、鋭く伸びた爪牙が示すようにその思考は多分に野生を残すものだった。 自然にあふれたこの島は餌に困ることもなく、はぐれを迫害する人間もいないので安心して眠ることも出来る。 おおむね満足のいく生活と言えた。 ただひとつ――――同属がいない、と言う点を除いては。 元来群れで暮らすわけではない彼の種族にとって同属は縄張りを荒らす敵ともなりうるものだったが、ただの一匹もいないというのは困りものだった。 ちょうどこの季節、野生に生き、獣性を色濃く残す彼には発情期というものがあり、その欲求を満たせぬことは多大なストレスだったのだ。 「ガァッ―――ア゛ァ―――アァアアァ――――ッ!!」 猛った吼え声が森に木霊する。 けれど、それは満たされぬ欲圧に苛立った遠吠えではなく、歓喜のあまりに口をついた歓声だった。 そう………吼え猛り、激しく動く彼の下には今やツガイとなる一匹の牝がいる。 純白と真紅に彩られた、この異世界で運命の邂逅を果たした牝がいるのだ。 牝の名は『アティ』。 無論はぐれは彼女の名など知らなかったし、もっと言えば彼女が人間である事さえもまるで気にも留めていなかった。 重要なのは彼にとってアティは牝だと感じられる存在であること。 そして、彼女が自分を受け入れてくれるということだけだった。 今も、四つんばいになった彼女は高く尻を掲げて牝の部分を差し出してくれている。 グジュグジュにぬかるんだソコは美味しそうな発情臭を撒き散らしていて、盛った身体を持て余す辛さをよく知っているはぐれはその渇きを癒してやろうとより一層、腰に力を込めた。 「きゃん…っ……! ひぁ、はっ、あ。あぁ。ぁひっ………んんっ――!」 はぐれの情熱的な抽送に、アティの喉から一際甲高い嬌声が迸る。 それはケダモノに犯されているおぞましさなど微塵も感じさせぬ艶めいた鳴き声。 「フゥッッ! ハッ、ハッ、ハッ、ハッ………ググゥルルウ………!!」 はぐれもアティの声に満足げに喉を鳴らす。その間も休むことなく律動は繰り返され―― 「………くひ…っ……はっ………はっ、あ………あ…っん………」 真紅に濡れ光る秘裂を行き来する肉柱に合わせて甘ったるい喘ぎが漏れ続ける。 人間の持ち物より一回り以上大きなモノに割り拓かれたソコは限界近くまで押し広げられながら、ちゅぷちゅぷと涎を溢して規格外の乱入者を貪欲に受け止めていた。 そればかりかはぐれに向かって突き出した腰は強烈な突き込みを優しく受け止めるように揺らめいている。 激しく自分を貪ってくる牡に対して、アティは絶妙な腰使いでその欲望を己の最奥まで導き、余すところなく牝芯を喰らい尽くせるように尽くしていた。 そこにいるのは一匹の牝。牡の獣欲を満たす為に全てを捧げる従順な牝だった。 「グガァ、ルルッ、ア゛ァッ………!」 猛然とアティを犯していたはぐれが唐突に律動を止めた。 低い唸り声を上げながらアティに覆いかぶさり、まるで張り付くようにぴったりと身体を寄せる。 背中に圧し掛かる重圧と、何より一番奥をぐりぐりと押し上げてくる硬質な感触にアティの身体にぞくりと寒気が走る。 薄ぼんやりと開いていた瞼を固く閉じ、きゅっ、と身を竦ませた瞬間、ソレは来た。 ドっ………ぶビュる!ぶじゅるルゥ!!びゅルルるるるるうるるうるるる!!! 「――――っ!――!?―――っ―!――――っ――ッ―ッ―――つっ――ぁ………あああぁぁぁぁぁあァァァああアァアアァァァァアアァアアアァァァ!!??」 濁流の如き勢いで獣の精が吐き出される。 奥の奥まで間断なく侵し尽くされているアティの牝肉は、子宮口すら綻ばせて胎内までもをはぐれに許してしまっていた。 肉の砲台から撃ち出された粘弾は最後の扉であるはずの子宮口の内側からアティの最奥へと遮るものなくぶち撒けられる。 まだ仔を宿したことのない初心な仔袋は瞬く間に異種の精で充たされ、それでも収まりきらぬ圧倒的な放出量にみちみちと押し広げられていく。 「ふぁ…ぁ……ぁ…ぁ……お、なか……が、ぁ……ふくらんじゃ…ぃま、す…ぅ……」 脈動を続ける怒張から吐き出された汚濁はとうとう淫洞に収まりきらなくなり、飛沫く様に淫裂から溢れて薄桃の肌をねっとりと汚した。 数年がかりで溜め込まれた牡液はスライム状の濃厚さで、張り付いた太股から滑り落ちないほどだ。 異種族ゆえに孕まされる心配はない。 その一方で、ケダモノの牡が吐き出した欲望の塊に大切な場所をドロドロに汚されてしまったのだという背徳感でぞくりと背筋が震えるのをアティは感じていた。 まるで終わりなど無いかのように黄濁した汁が溢れ続け、獣に侵された証にぽっこりとお胎を膨らませる。 これほどの濃濁で侵されたにもかかわらず、アティの洩らした呟きはうっとりと幸せに浸るような甘やかさだった。 この身を焦がす快楽が全て。 そう言わんばかりにただ人外の獣との交わりに溺れるばかりで。 溺れるしかなくて。 それ以外、もう彼女には残っていないのだった……。 始まりは些細なこと。 ある日、森を一人で歩いていた人間が、たまたま一匹のはぐれ召喚獣と出会ったというそれだけの話。 たまたまそれが雌と雄で、サカった雄には女が極上の牝に思えて、女が猛り狂った牡の暴力に抗えなかっただけなのだ。 見事意中の牝を組み伏せた牡は歓喜のままにその肉体を貪り尽くしたのだった。 それがそう、今から一月ほど前の話。 はぐれはアティを散々に犯したものの命を奪うような真似はしなかった。 命からがら逃げ帰ったアティはただ忘却のみを己に課し、二度とあの森には近づくまいと決意して眠りにつき――翌朝、断崖から船を見下ろす獣人の影に、忘れることも、逃れることも出来ないことを知ったのだ。 あのはぐれが人の女を同属の牝と見做すのならば、次に毒牙にかかるのはソノラやまだ幼い彼女の生徒かもしれない。 少なくとも、アティを追ってきたことからしてたった一度の交わりでは満足いかなかったのだろう。 犠牲者をこれ以上増やす訳にはいかない。 もう一度、森に一人で身を投じればきっとあのはぐれはやってくるだろう。 無論恐怖を感じない訳がなかったが、それ以上に、大切な仲間の傷つく姿を見るのが怖かった。 意を決して森に踏み込む。 けれど、はぐれはやってこなかった。 考えてみれば当然のこと。 相手は情欲にまみれた思考回路ではなく、獣欲に満たされた野生本能。 敵意と害意を剥き出しにしている相手に寄って来るはずもない。 倒そうという意思がある限りアティにはぐれが近づくことはなく、そうなれば結果、犠牲となるのは彼女以外に他ならない。 けれどそれは最悪の結末だ。 意思の通じない相手に身体を自由にされる恐怖、望まぬ相手に痴態を晒すあの屈辱。 そんなものを味わうのは自分ひとりで十分だと、仲間を助けられるのなら自分はどうなっても構わないと、彼女がそう結論づけるまでにたいした時間はかからなかった。 決意が済んだのなら後は実行するのみ。 相手の我慢がいつまで続くか分からない以上、間を空けるのはうまくない。 武器も召喚石も持たず、己自身を贄とすべくアティが森へと呑まれたのは、彼女が最初に襲われて一週間が経った夜だった。 敵意を失くし、代わりに恐怖を抱えて訪れた獲物に対しはぐれの動きは迅速だった。 それまでは一日中探し回っても見つからなかったそいつは木々の合間に船が隠れるよりも早くアティの前に姿を見せた。 いや、正確にはその背後に。 梢より降り立ったはぐれは前回同様アティの身体を押し倒し、その上にのしかかった。 再現される悪夢のカタチ。 固めたはずの決意も虚しくアティの喉は恐怖の叫びを上げていたが、事此処に至っては逃げられないのは既に証明済みだった。 恐怖に凍えたアティの身体は、獣の熱によって胎の奥から暖められる定めとなった。 後はもうその繰り返し。 変わっていく事と言えば、はぐれが女の犯し方を、アティが牝の犯され方を覚えていったことぐらい。 はぐれは知った。 たわわに張り詰めた乳房に爪を立てることを。 自分と違いすべすべの肌を舐め上げることを。 喰らいたくなる紅い舌を啜ってやることを。 甘い喘鳴に震える喉元に牙を擦ってやることを。 それら全てが恐ろしいほどの快楽の濁流となってアティの身体を駆け巡り、理性を押し流していく。 理由も建前も全てを取り払われた後に残ったのは逞しい牡に組み敷かれ歓喜に咽ぶ牝の本能だった。 肢体を犯す肉悦に剥き出しの本能が思考の隅まで充たしてゆき、防壁を失くした感覚器がより真っ直ぐに快楽のパルスを脳髄へと疾走らせる。 拒絶する事を許されず、抗う術を持たないアティは、完全にはぐれの支配下に置かれていた。 「あっ…ん、ちゅ……ぢゅ…ちゅ、んん……ちゅ………」 月光だけが照らし出す森の中――二匹の獣が絡み合い、互いの体を睦みあっていた。 人とよく似た、けれど全身を体毛に覆われた体躯を持つ牡は、切り株を椅子のようにして座っている。 その腰元に跨るようにして、赤毛の牝がしなだれかかっていた。 雄とは対照的に極めて体毛の薄い肌にじっとりと汗を浮かべ、細い手足を牡の分厚い胴に絡ませていたのは一匹のヒトの牝――アティだった。 トレードマークのような白い帽子に白い上掛け、朱色のタイトなスーツは少し離れた草の上に畳まれており、今の彼女は一糸纏わぬ姿で牡に寄り添っていた。 「ちゅ……ん、んく……んぢゅ、あむっ……はっ…ぁ……」 アティはまるで恋人同士がするように、切り株に腰掛けた獣人を抱きしめ、濃厚な口付けを繰り返す。 桜色の小さな唇から懸命に伸ばされた可愛らしい舌先が赤黒い獣の口内を這いまわり、黄ばんだ牙を嘗め回していた。 アティの丹念な口唇奉仕をうける牡――はぐれ――の手は緩く腰を抱きとめている程度で、何ら拘束や強制を受けている様子は見られない。 けれど、まるでそうすることが自分の務めであるかのように、アティは熱心にはぐれの口元に吸い付き、たらたらと零れ落ちる唾液を啜り上げ飲み下していく。 人の身で獣に尽くすが如きその所作は異様とも言えたが、なによりもおかしかったのは彼女の表情だった。 わずかにしかめられた眉は苦悶を表しているようでありながら、その下に続く眦はだらしなく緩んでいる。 そばかす一つ無い滑らかな頬は朱に染まり、絶え間なくはぐれに捧げられる唇からはせわしなく乱れた吐息がこぼれている。 端的に言って興奮、いや、発情しているかのような貌をしていた。 「……るる、ゥ…ぐァ、ウ」 仲間達の前では見せたことの無い、女の貌をさらけ出したアティ。 押し黙ったまま彼女の奉仕を受け続けていたはぐれが軽く喉を鳴らした。 それが何かの合図なのか、アティはわずかに顔を離してまっすぐにはぐれと向かい合う。 「は……っ、あ…っ、はぁ…。くだ、さい――っ」 小さく一言呟いて、目の前の分厚い胸板に身を預けるアティ。 縋りついて来た牝に応えるように、はぐれは遊んでいた手でアティのお尻をわしづかみにする。 「ん――――っ」 そして、節くれだった指で柔肌を圧迫される刺激にひゅくんと震えたアティの身体を、丸太のようなはぐれの腕が浮き上がらせた。 ず――ぬぬっ。 「――っ!―っ!――ぁ……ふぁ、っ、あっ、ぁん、ん〜〜〜〜〜〜〜!」 必死で堪えようとして、けれどどうしても抑えられず――そんな調子で、アティの喉から嬌声が迸った。 身体が浮かされたことで二匹の間に生まれたわずかな隙間、はぐれの腰から延びた赤黒い肉塊が、アティの秘処の中心へ深々と突き立てられていた。 身体が持ち上げられるにつれて、彼女の手首ほどもありそうな太さのモノが我が物顔で秘唇を押し拡げ、石榴のように割り開かれた肉襞の内からずるずると引き出されてくる。 アティの秘裂から湧き出した蜜でぬらぬらと濡れたそれが抜け落ちる直前まで身体を持ち上げたところでぴたりと腕が止まった。 膨れ上がった亀頭が膣の浅いところでぐちぐちと蠢き、柔らかな肉襞をかき回す。 そう、アティは口唇奉仕を始める前から、はぐれによって犯されていたのだ。 男が見ればむしゃぶりつきたくなる様な美貌が既に獣の所有物である証のように、ぎちぎちに押し広げられた接合部から愛液とは明らかに異なるゲル状の白濁が滲み出していた。 もう既に、アティの女性器ははぐれの精汁によって満たされた後だった。 「…ふぁ、っはぁ。はぁ、は…ぁ、はっ……ぁ…」 身体を埋め尽くしていた長大なモノが抜き取られ、強張っていたアティの身体がわずかに緩んでいく。 荒く乱れていた吐息が整いかけたところで、はぐれの腕に力が篭もった。 けれど、貫かれ続けて茫洋としたアティの意識はそれに気付かず。 「――きゃん!?ん!ぁああああぁっぁああっぁああっぁぁぁぁぁ!!」 はぐれの腕で浮き上がっていた腰が叩きつけるように落とされ、凶悪な肉杭が一息に根元まで突き込まれる。 エラ張った亀頭が膣壁の隅々までを擦り上げ、真っ赤に充血した敏感な粘膜から快楽信号が弾けた。 じゅるっ、ぢゅぐっ、ずじゅっ、じちゅっ――! 先ほどまでの静けさが嘘のように、一度始まった抽送は狂ったように激しく、アティの身体をがくがくと揺さぶる。 人と獣、明らかに規格外の逸物を受け止めさせられながら、それでもアティがはぐれに従順な牝であることに変わりは無かった。 「あん! きゃ、ん! っあ! ぁん!ゃん!」 はぐれに膣奥を突き上げられるたび、甲高い嬌声を迸らせながら、赤髪の美女の身体がうねる。 がっしりと掴まれたお尻を完全にはぐれの思い通りに動く肉筒として扱われながら、そこからすらりと伸びた艶かしい太股はより深い結合を求めるようにはぐれの腰に絡みついていた。 自由なはずの上半身もひしとはぐれの胴にしがみつき、桜色に火照った頬を甘えるように逞しい胸板に擦り付けている。 「ひぁ、っ! あっ、ん! はげしっ、ぃん! こわ、ぇ! ちゃぃ、ま! すぅ! んん!!」 抱きしめる牝があげた切なげな鳴き声は、はぐれの動きを抑えるどころか逆にその興奮を煽る。 「フゥ――ッ! フゥ――ッ! ゥルル――! グガァッ―――!!」 「んきゅ! ん、はっ―! そんな…まだおっき、くなる、なんて――!?」 極太の肉茎が秘処を出入りするたびに鮮烈な快楽信号が脳裏で弾け、肉欲に蕩けたアティの意識を翻弄する。 獣の膂力で施される上下動は攪拌機のような激しさで粘膜同士を擦り合わせ、二匹の獣から快感以外の思考を削り落としていく。 「くひぃん! ひっ! んぁ! あん! ぁん! ゃあ! あん!ぁひん!」 技巧も何も無い、本能に従うのみの猛烈なピストンを叩き込まれて、アティの中を激感が埋め尽くす。 もはやどこがどう気持ちいいのかもよくわからない。 ただただ『気持ちいい』だけしか考えられず、快楽の頂きめがけて一足飛びに駆け上がらされていく。 「グゥ――ッ! フ――ッ! ウ――ッ! ルゥゥゥウルルゥルゥウゥウウル――!!」 サイズ差ゆえに食い千切られそうな締め付けを愉しんでいたはぐれが己の限界を告げるように喉を鳴らし遠く吠えた。 目まぐるしく続いていた律動がぴたりと止まり、アティの尻を鷲掴みにしたはぐれの指がより一層白い肌に食い込んでいく。 「ぁっ!?あ、っ、あっ、あぁ、ん、っ、あ、ぁ、あ、っあ、〜〜〜〜〜〜!!」 にゅぐりゅりゅりゅりゅりゅ――――!! アティの身体を軽々と持ち上げていた強力が、大地に向かって振り下ろされる。 それを天を突く屹立が迎え撃ち、挟み撃ちにされたアティの胎奥が膨らみきった獣の先端に抉りぬかれる。 より深く、寸毫ほどでも奥を犯さんとする剛直は隅々まで開拓された淫洞の最も秘すべき場所を捉え―― ぢゅぐ……。 「っ!? ――っ!?――!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」 長時間犯され続けたことですっかり蕩けさせられ、綻び始めていたアティの子宮口を貫いた。 傘のように張り出したエラがアンカーのように子宮顎部に引っかかり、はぐれの男性器がこれ以上ないほどぴったりとアティの女性器に嵌まり込む。 アティの胎を完全に征服したことを感じたはぐれは本能が命ずるままに己の欲望を解き放った。 「ルゥォォォオォオオォオオオオオォオオオオオオオ…………!!」 ぶびゅぴゅびゅびびゅびゅるゅりゅびゅ――――――!! アティの子宮内に嵌まり込んだ獣の亀頭から白濁した孕ませ汁が噴出した。 二発目とは思えない、凶悪な巨根によって出口をふさがれた小部屋には収まりきらないような量が、卵巣までも犯しそうな勢いで注ぎ込まれる。 「ひっ――、あ、ひ……イっ、く…ぅ、イク、いっちゃいます――――!!」 膣奥を滅茶苦茶に耕され、子宮を犯され、ほとんど上り詰めていたアティの性悦がはぐれの射精に止めを刺され、遂に弾けた。 どれだけ喰いしばっても鋼のような硬さで押し返してくる剛直の頼もしさ。 秘すべき門をこじ開け子宮口を蹂躙する暴虐ぶり。 子宮を一部の隙もなく埋め尽くす圧倒的な存在感。 まるで自分の身体がこの牡に犯され、種付けされるために生まれてきたかのような錯覚すらおぼえながら、脳裏を焼き尽くす快楽の炎に意識を奪われていく。 びゅぶりゅ、びゅぶっ、びゅびゅ………! 「――っ!――っ!―――ひぁ――あ――はっ、ぁ、あぁ、あ…ぁ、は…ふ、ぁ、あ…あ……!」 これでもかとばかりに胎奥へと獣の子種を注ぎ込まれるたびに、アティの喉から喜悦の吐息が零れ落ちる。 潤みきった双眸から透明な雫を流しながら、伸ばされたアティの腕はしっかりとはぐれの身体を抱きしめていた。 自分以外に、このおぞましい獣欲の犠牲を出さない為に。 他の誰かに、この果てしない淫悦を渡さないために。 <了> 目次 |