クッティ×プラティ



「………んぅっ!」
ぴちゃ、ぴちゃと湿った音だけが響く。
まだ生え揃ってもいないそこに黄緑色のふわふわした“毛”が張り付いている。
「ぁ…ッうぅ…」
小さくて赤いモノがちろちろと蠢くたび、声の主はびくんと震えた。
「クー…?」
その反応、行為の意味を分かっているのかいないのか“毛”はただただ同じ動作を繰り返す。
「…ぁ!ぁあっ!」
一際大きな声を上げてしまい、はっとして口を押さえる。
既に硬くなっている一番敏感な部分にソレが当たったのだ。
「クッティ??」
主人の大きな声に驚いて顔を覗きこむ。
「ぁ…クッティ…や、やめないで…」
「…クッティ」
主人の気持ちを察したのか、それとも本能なのかまた腿の間に顔を埋める。

以前なら考えられない事だった。
自分を慰める事も。
自分の護衛獣にコンナコトをさせる事も。
最初は罪悪感でいっぱいだったし、隣にはサナレやラジィの部屋もある、もし聞こえたら…なんて躊躇してもいた。

だが、今はどうだろう。
自分から股を開いて、好物のメイプルシロップを塗りたくり“ココを舐めて”と懇願しているのだ。

クッティに嫌がっている様子はない。
むしろどんな手段であれ主人をよろこばす事に満足しているかのようだ。
しかし、本来の役目は当然こんな事ではない。
その背徳感がより一層快感を煽っているようだった。

『あぁ…わたし……クッティにこんなえっちな事させてる…』
『クッティはホントはこんな事したいんじゃないのに…』

「ぅ…んんっ!」

ぴちゃぴちゃ。
ぴちゃぴちゃ。

今自分を舐め回しているのはクッティだ。
それは紛れもない事実で、頭の中でも理解しているはずだった。

「ぃ…いいのぉ…っソコ…ッ」

でも頭の中に描いている光景は全く違うモノで。
黄緑色の体毛も小さな舌も目には見えているのに見えなくて。

「あぁっ!ぅあダメぇっ」

片手で右の胸を鷲掴みにしながら、股間の愛撫を受けながら、想像の“彼”を膨らませていく。

決して大きいとは言えない胸の膨らみを少しでも増やそうとするかのように揉みしだく。

「…っはっぁ…」
潤んだ目から、半開きになったままの口からだらしなく滴がこぼれ落ちていく。

重ねてくる唇はないのに舌をのばす。
いないけれど、確かにそこには“彼”がいた。

くち…くち…
自分の唾液が粘る音だけが耳に響く。
それでも優しくキスされているかのような錯覚に陥る。
いや、錯覚というより夢幻と言うべきか。

「ん…っも…もっとぉ…」

それは愛撫を続けている健気な護衛獣へ向けられた言葉では無かったが、当の本人は良いように解釈したらしい。

「クーッ」
舐め上げるスピードを上げる。
愛液と唾液でびちょびちょになったソコにつぷつぷと舌が入り込んだ。
もちろん意識的なものではなかったのだが。

「……ひっ!?」
急激に与えられた新たな刺激に、男を知らない身体に電撃が走ったような感覚に襲われた。
「やっ!ゃあ…っ!あっ!!」
ビクビクと入口が収縮を始める。
それがよりクッティの興味を惹く結果となった。
「いっいやっ!も、もぅい…!もぉイイよっクッティ…ぁあぁッ!!」
だが、容赦なく攻めは続く。
「ぃっい…イッちゃうよぉおっ!ぁあぁぁッ!!!」
ビクンビクンビクンと大きな痙攣と共に絶頂を迎えた。
過敏に反応する身体とは逆に、頭には靄がかかったようなぼやけたものが浮かんでいた。
「…は…ぁ…っ」
肩で大きく息を繰り返しながら天井を仰ぐ。

「わたし……わたし…こんなえっちな子だけど…好きでいてくれるかな…」
「クッティ?」
「あ……ちがうの…ごめんね…」

きっと、頭の中で繰り返されてきた妄想が現実になるまでこの戯れは続くのだろう。
その日はそう遠くはないのかもしれないが。


おわり

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