ビジュ→ファリエル



「なんだこの島は!化け物だらけだぜ!」
そう怒声を響かせながら顔に刺青を刻んだ男は目の前に現れる召喚獣たちを次々と殺していく
「これで最後だな、…ん?」
男が最後に残った召喚獣に手をかけようとした時である。目の前にひときわ大きな鎧に包まれた戦士が現れた
「コレイジョウ、シマノモノニテハダサセヌ…」
彼、もとい彼女はこの島の護人の一人でファリエルといい、訳があり今は鎧に身を固めている
「ハハーン、お前がこいつらの親玉か。ならお前をやっちまえばもう化け物どもには襲われないって事だな、ヒヒヒッ」
男が片手を上げるとその場にいた帝国兵士達が一斉に襲い掛かった
一気に勝負を決めてしまおうというのである
「くっ!この人達、凄い強さ!」
「でも、ここで私が食い止めていれば、きっと他の皆さんが来てくれる!」
絶対、ファリエルはそう思っていた。彼女には出会って間もないが仲間がいる
そしてその仲間はきっと助けに来てくれる、そう思っていた、だが…。
「ハァ、ハァ…」
どの位経過しただろうか、一向に誰も現れない。目の前にいるのは次々に入れ替わり襲い掛かってくる帝国の兵士だけだ
フェリエルの身体は限界に近づいていた。帝国の兵士達の攻撃は鎧で防げていても、その鎧を動かすための魔力が底を付きかけていた
「くそっ!化け物め、とんでもない強さだ。これじゃこっちが先にまいっちまう、な。…よし!」
既に後方に下がり戦闘の様子を伺っていた男はファリエルを手強いとみたのか部下達への指示を変えた
「肉弾戦では不利だ!遠巻きにして矢で仕留める!!」
「いくら鎧が硬かろうと多少の隙間はある、そこに火矢をぶち込んでやれ!!」

「(火、矢…、火…。)」
男がそう叫ぶなりファリエルの動きが少しづつ鈍くなっていった…。
「(体が…動かない…)」
ファリエルは明らかに動揺していた。帝国軍が投入してきた火矢によって、それは火によって一度死んでいる自分の、どうしようもないトラウマのせいだった
「化け物め、いやに動きがにぶりやがったな」
男にももちろんそれは感じられた、目の前にいる鎧の戦士に数分前のような威圧感は感じられなくなっていた
「お前等、ここでたたみ掛けるぞ!!」
男の動きは早かった、号令に従い全兵士がファリエルに襲い掛かった
「(もう…駄目っ…)」
凄まじい数の敵の攻撃に耐え切れず地面へと倒されるファリエル
そしてついに鎧を動かしていた魔力までも底を付いてしまう
カラン、カラン…。大勢の帝国軍兵士の前で無残にも鎧は剥がれ落ちた

「なんだぁ?女だと?」
今まで帝国の兵士達を退け続けた化け物、その正体が女であったと知った男は驚きに満ちた表情でファリエルを見下ろした。
「こいつはいい、中に入っていたのは女だとよ!」
「可愛い顔してやってくれるじゃねぇか、化け物め、ヒヒヒッ」
そういうなり男はファリエルの顔を勢い良く叩き始めた
「…あぐっ!……ぁっ…」
「よくも!いままで!散々やってくれたもんだ!」
「…ッ!…ひぁッ!」
頬に走る激痛、ファリエルにはこの数分が何時間にも感じられた
「ビジュ殿、これ以上は…血を流しています」
そのあまりの悲惨な光景に辺りにいた部下達も止めに入った
「ぁあん?お前等は黙ってろ!!ここでの指揮官は俺、決定権も俺にあるんだからな!」
男の剣幕にもう口を挟む物はいなかった…
「とはいえ殴ってばかりじゃあ、な。俺も鬼じゃねえからなぁ、ヒヒ」
男はニタリと笑うと、下半身に手を掛け、手早く軍服を下ろしていく
「(…何、を…?)」
そう思った瞬間、フェリエルの口内にいきなり何かが突き刺された

「んっ、…んぐっ…」
口の中に広がる嫌悪感、鼻を突くすえた匂い
フェリエルにもそれが何なのかすぐにわかった
「化け物とはいえ、体内は人間と変わらんなぁ。この粘膜の絡みつきようは人間以上だぜぇ」
男はペニスをファリエルに咥えさせたままそう言い放つ
「嫌ならほら、吐き出しちまえよ。我慢は身体に悪いからなぁ」
男はさらに続けた
ファリエルは最後の力を振り絞り、口内の異物を吐き出そうとするが、先ほど散々殴られ腫れ切った顔の力だけではどうにもならなかった
「残念、手さえ使えればなんとかなったのになぁ」
そういう男の脚によってファリエルの両腕は押さえつけられている
「さて、それじゃあ楽しませてもらうとするか。化け物とはいえこんな上玉滅多に会えるもんじゃないからな、ヒヒ」
そういうと、ファリエルの頭を両手で固定し、男が抽送を開始した


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