ヤッファと愉快な仲間達



〜あの手はコントローラー握れるのか?編〜

マルルゥ「シマシマさんシマシマさん、マルルゥと遊んでくれませんかぁ?」
ヤッファ「めんどくせぇ。いつも遊んでやってるだろうが」
マルルゥ「でもですよ、今日はアルディラさんから『てれびげぃむ』というのを借りてきたんですよぅ。
   借りてきた物一式あればどこでもできるそうなんですよ。
   それで5人の方と一緒に遊べるらしいんですが、マルルゥ機械が苦手なんですよぉ、
   だから先にシマシマさんを練習台に…あ、シマシマさんと一緒に遊びたくて〜♪」
ヤッファ「まぁ、何だ。実験台は慣れっこだからな。仕方ねぇ付き合ってやる」
マルルゥ「ホントですかぁ!やったですよぉ」

こうして俺(ヤッファ)は、アルディラから教わったというルールと、その機械の操作を教わった。
しかし俺に教えてるのはマルルゥなだけあり、結構時間もかかったがこれからが本番だ。

…おっと、時間が掛かったのは俺の記憶力が悪いわけじゃねぇからな。
古ぼけたモニタに映し出された見慣れない文字。読めねぇ。
俺がそんな事を考えていると、隣でマルルゥが話しかけてきた。

マルルゥ「ではシマシマさん、さっき言ったとおりの遊び方です。
   その尖った印のボタンで爆弾を置くんです。爆弾はしばらくすると爆発しちゃいます。
   それに他の人を巻き込んで自分だけ残ればいいですよ。簡単ですね♪」
ヤッファ「そうだな。で、他に何か気をつける事はあるか?」
マルルゥ「う〜ん…あ、アイテムが出てくるから拾うといいですよぅ。
   アイテムは自分が重なるだけで勝手に取ってくれます」
ヤッファ「OK.わかった」
マルルゥ「では始めましょうか!
   …でもマルルゥには、この『コントローラー』ってちょと大きいですよぉ」
ヤッファ(…俺には小せぇな)

(やってみれば結構面白ぇ。ボタンひとつでできるから簡単)

それが俺の素直な感想だった。
マルルゥには悟られない程度だが俺は結構熱中していた。
ゲームも中盤に差し掛かり、火の強さも爆弾の数もそれなりにある。
難を言えば少々足が遅いと思うが、まぁ、問題無ぇ。
そんな事を考えていた矢先に俺が壊したブロックからアイテムが出てきた。

ヤッファ「おいおい、俺がこれ以上強くなってどうするんだマルルゥ?
   しかも見ろよ。髑髏の印が付いてて格好良いじゃねぇか。カイル達が気に入りそうだな」

得意げにマルルゥに言い、俺はアイテムを取った。

ヤッファ「な、何だこりゃぁ!?」

止まらねぇ。
ボタンを押してもいないのに勝手に爆弾が出てくる。
7個連続で垂れ流す爆弾。どれぐらい取ったか覚えていない火の玉。一個も取ってない変な靴。
絶望的だ。

ヤッファ「お、おい!マルルゥ!!壊れたのか?」
マルルゥ「それはホネホネさんですよ。取ると良くない事がおきるそうですよぅ」
ヤッファ「そういう事は早く…ゥォォォオオオオオオオオオーーーッ!?」

…ふぅ、呆気ねぇ。


おわり

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