森の奥で2つの影が体を重ねている。片方は金髪で少し幼さの残る顔立ちをした少女。もう一方は、メイトルパの亜人「パウナス」である。しかしどう見ても犬だ。そしてバターが転がっていた。
「あっ、あっ…パナシェ、上手」
「ホント?ソノラお姉ちゃん」
ソノラと呼ばれた少女は自らの股間に犬―パナシェをうずめさせて恥部を丹念に舐めさせた。ちゅぱ、ちゅぱ、と静寂な森にパナシェの唾液とソノラの愛液とが混ざり合った音が響き渡る。
「おいしぃよぉ、お姉ちゃん」
「ふぅーっ、あぁ、んぅ…もっとぉ…舐めてぇ…」
パナシェはソノラの要求に応えるように舌の動きをさらに複雑にさせていく。ひあっ、とソノラが声を上げる。パナシェは舐めるだけでは飽きたらず陰核をきゅ、と軽く噛む。
「パナシェ、もう我慢できない…挿れて…」
「う、うん…」
パナシェは顔を上げるとズボンをおろし、ペニスを露出させる。人のものより数倍大きなソレは待ってましたと言わんばかりに膨張していた。
そしてパナシェはそれをソノラの膣へと持っていく。その時だった。

ぶおぉぉぉぉ…

森の中からリィンバウムで見たことのない乗り物が現れ、そのままだと2人を轢いてしまうのでその乗り物の運転手はブレーキをかけてその場に急停止した。
2つの車輪が前後に付いていて後ろ側の車輪の両脇と上には旅荷物を積んでいた。運転手は十代中頃だろうか、短い黒髪に精悍な顔を持つ。黒いジャケット、腰を太いベルトで締めていた。右腿には銃のホルスターがあり、腰の後ろにも、もう一丁銃があった。
「キノ、とんでもないところに出くわしちゃったね」
「そう…みたいだね」
キノ、と呼ばれた乗り物の持ち主はため息をつく。
「仕方ないよ、それよりもここは早く立ち去ろう」
「そうだね、エルメス。お楽しみの所すいませんでした」
キノは少し方向を変えてそのままエルメスと呼ばれた乗り物を発進させた。キノは森の中へと消えていく。
唖然とした2人、パナシェのソレは先ほどまで天を貫く勢いだったものが普段のパナシェの如く、といわんばかりに萎えていた。
「あは、あははは…」
ソノラの乾いた笑い声が再び静寂の訪れた森に響いた。

「それにしてもキノ」
「なんだい?エルメス」
「実際に見たのは初めてじゃない?接骨」
「…セックス?」
「そう、それ。しかも片方はどう見ても犬だよ、犬」
「この国は着ぐるみ技術が発達してるんだよ…あ」
「どうしたの?」
「さっきの人に街の場所を聞いておけばよかった」
旅は続く。

おわり

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