意気軒昂



今日も空が青い。鳶がくるくると旋回を続ける様を見ながら緑茶を一啜り
「のどかじゃのう・・・」
「ええ、まったくです」
屋敷の縁側でゲンジとレックスは平和を満喫していた。
「しかし若造。お前さんの正座姿も大分サマになってきたの」
「はは・・・」
風雷の里で暮らすようになってから少しずつではあるがレックスはシルターンの習慣を身につけるようになっていた。正座もまたその一つである
「そういえば・・・奥方は何をしておる?」
「ああ、確か倉で色々処分してるはずですよ」
「なんじゃ・・・お主、手伝いもせんでワシの相手をしておったのか?」
「いえ、俺も手伝おうとしたんですが・・・春画なんかの処分はわらわに任せろと押し切られまして」
「春画・・・スバルが見た奴かのう」
少々前に起きた事件の発端が、リクトの残した春画だったというのはベソをかいていたスバル本人の談である。
「で、御老体と話でもして待っていろ・・・と。個人的には興味があったんですが」
「ふむ・・・まあリクト殿との思い出の品が多いだけに、一人で作業したいというのもあるんじゃろうな」
「まあ、ゆったりとお茶でも・・・」
と、レックスの目つきが鋭くなり庭の方に降り立った
「む・・・どうした?」
「倉から妙な魔力の動きが見えます。これは一体・・・?」
レックスが危惧から、足を倉へ向けようとしたその時
「きゃ―――っ!」
「な・・・!?」
「奥方の悲鳴・・・!? 若造!」
ゲンジが声を掛けるよりも早く既にレックスは駆け出していた
埃がもうもうと入り口から溢れ出る倉へと、躊躇せず突っ込んでゆく。
「ミスミっ、大丈夫か!?」
「・・・その声、レックスか。わらわはここじゃ」
甲高い声。レックスは思わず首を傾げる

「ミス・・・ミ?」
薄暗い倉を進むレックス。と、足元の違和感に目を凝らす
(着物・・・しかもミスミのじゃないか)
「おお、良く来てくれた」
くいくいとズボンの裾を引っ張られ、レックスは視線を落すと
「・・・・・・」
「どうした?」
そのままの姿勢で凍り付いてしまった。
「御主・・・そんなに背が高かったかのう? む、なんじゃこのぶかぶかの着物はっ」
そこにはミスミ様の面影を残した、小さな少女が佇んでいた。 

「・・・で、ミスミ様じゃ飽き足らずそんなょぅι゛ょを連れてきて何の話があるっていうの?」
「開口一番、何を言い出すかな・・・」
「飽き足らずも何も、わらわはミスミ本人じゃアルディラよ」
集いの泉に集まった面々に動揺が浮かぶ
「おいおい・・・確かに言われて見りゃあ、面影はあるが・・・」
「何でこんな風にちっちゃくなっちゃったですか?」
小さいとは言ってもマルルゥよりは遥かに大きいのだがミスミ様の体躯は丁度人間で言う所の10歳程度の状態になってしまっていた。流石に普段使っている着物では身体が入らないので今はスバルの着物を着ている。スバルと背もそう変わらないので、並んで立っているともはや姉弟と間違われてもおかしくはないだろう。
「それがのう・・・わらわにもよく分からないのじゃが、この時計に触れた途端光が発散されての。で、気付いてみたらこのザマじゃ」
可愛らしい声でまくしたて、古い懐中時計を皆の前に見せるミスミ様
小さな手には少々大きい銀細工の時計は年代物らしく、今はその針は動いていない
「ん・・・こいつは」
「どうやらメイトルパの召喚術が作動するようになってたらしいっていうのは分かったんだけどね。俺だけじゃそこまでだったから皆に助力が頼めないかと思ってさ」
「―これは憑依召喚を応用した時間退行用のアイテムね」
どこか懐かしい、といった様子の眼差しを時計に向けたアルディラが応える。
ヤッファ辺りが分かるだろうと思っていたレックスはやや驚くが、道具の危険性の方が気になっていた。
「退行・・・って、鬼でこうなんだから人間が使ったらそれこそ胎児とかまで戻っちゃうんじゃ」
「いえ。召喚獣―まあこれはクロックラビィの亜種なんだけど、そっちが憑依する前に対象の種族を判断してるからミスミ様みたいに一定の年頃にまでしか退行しないわ」
「成る程・・・」
「どうでも良いがアルディラ、なんで融機人のお前がメイトルパ専門の俺より早く分かっちまうんだ?」
憮然として言い放つヤッファ。多少悔しそうである
そんなヤッファにきょとん、とした眼差しを向け
「何でも何も・・・これ多分、あの人―ハイネルがリクトに贈った物よ?」
そんな事を言った。
「ハイネルさんが・・・リクトさんにだって?」
「どういうこった?」
「昔よく私にこれを使って『眼鏡ょぅι゛ょハァハァ』って夜な夜なプレイしてたもの」
「・・・・・・」

場が硬直する

「懐かしいですねぇ。あの時はよく混ぜてもらって3人で楽しんだんですっけ」
「やあねえ、ファリエル。私は貴方が言うほど楽しんでなかったわよ。変な性癖に困ってただけ」
「いーえ、姉さん。覚えてますよ・・・あの時一番声を上げてたのは姉さんです」
「そんな事ないわ・・・それは貴方の方でしょう?」
ハイネルさんの性格が良く分からなくなってきた・・・とげっそりした顔で落ち込むレックスの顔に水滴が落ちてきた。晴れてるはずなのにと上を見上げるとフレイズが泣きながら集落へと飛び去るのが見える。
流石にショックだったのか、飛び散る涙で虹までができている
(でも、これをネタに一発妄想にふける気なんだろうな・・・フレイズ)
「ま、まああれだ・・・多少憑依が強力だから祓いの儀式は効かねえかもしれねえが、憑依術ってのはどんなに強力なものでも一日が限界だからな。ほっときゃ直るだろ」
「そっか。ひとまずは安心だね、ミスミ」
「ふむ・・・一日はこの格好か。ならば逆にこの身体を生かさねば損というものじゃな。スバル!」
「何? 母上」
「今日はわらわは幼少に戻ったつもりで思い切り遊ばせて貰う所存じゃ。御主らの仲間に入れてもらうぞ」
「そういう事ならおいら達にまかせてよ! マルルゥ、パナシェも呼んで蓮飛びして遊ぼうぜ」
「いいですね。早速いきましょう」
声を掛ける間もないまま、小さくなったミスミ様はスバル達と一緒に里へと駆けていってしまった。
はしゃいだ彼女の姿はどうみても歳相応の少女でしかない。
「行ってしまわれましたね、御館様」
「まあ・・・童心に還って遊ぶ事ができてるみたいだからミスミには良かったかもね」
「そうですね・・・ああして親子水入らずで遊ぶ機会はそうそうないでしょうし」
「さて。キュウマ、少し手伝ってくれるかな? 倉にまだ他にもややこしい道具が残ってるかもしれないし・・・春画もさっさと処理しちゃいたいからね」
「御意に」
「そういう事なら俺も手伝うぜ」
「あれ・・・ヤッファにしちゃ珍しいね」
「ほっとけ。ただ此処に居るといい加減、おかしくなりそうなんでな」
「・・・ああ、確かに」
「早く参りましょう」
苦笑しながら引き上げてゆくレックス達を尻目に、アルディラ達の話はさらにその危険度を増していた
「だから・・・あの人は縛るのも結構好きだったわよ。五日に一度は私を縛ってたし」
「え?・・・でも三日に一度は自分を縛らせてませんでしたっけ?」

「ふう。遊んだ遊んだ」
「しかしまあ・・・良く体力が持ったもんだね」
夜更け。湯浴みも済ませさっぱりとしたミスミ様はぼすん、と己の布団へダイブしていた。昼間のうちにレックスが外に日干しにしていた所為か良い香りが鼻腔をくすぐり、何ともいえぬ心地よさをミスミに与える
「ふふ・・・体力自体は大人のままだったようじゃからな。最近少々運動不足かと思っておったがまだまだ、子供には負けておらんかったらしい」
布団をごろごろと転がるミスミ様を楽しそうに見つめるレックス。
隣の部屋では筋肉痛にうなされたスバルが眠っている
ミスミに付き合わされた結果がこれである。マルルゥやパナシェもまた似たような状態なのだろう
御疲れ様・・・とレックスは軽く同情の意を寄せた。
「さあ、明日も早いんだからもう明かりを消すよ?」
「むう・・・わらわとしてはまだ少々、遊び足りないのじゃが・・・」
ぶすっとした表情のミスミ様に構わずレックスはさっさと明かりを消してしまう。
「ああっ、趣の無い奴めが・・・」
「はいはい」
部屋が漆黒に包まれてからも尚、文句を言っていたミスミ様ではあったが暫くするとそれは整った寝息へと変わっていった。流石にミスミ様もまた疲れていたのだろう。
(まあ・・・何だかんだ言ってそれなりに楽しませてもらったかな)
ハイネルさんも妙な物を作ったものだよな・・・と考えながらレックスの意識もまた混沌へと沈む

(・・・・・・ん?)
レックスは何かが自分の布団の中で蠢くのを感じ、目を覚ましていた
意識が混濁しているのと身体の感覚から、眠ってからさほど時間が経っていない事を自覚する。
(一体何が・・・)
ふと視線を隣の布団へと向けると、そこにはあるはずのものがない
「・・・・・・」
無言のまま布団をめくってみる。案の定そこには
「ミスミ・・・何やってるんだ?」
「あ、いやな・・・その・・・あはは」
照れくさそうに頬を掻いてみるミスミ様の姿があった
「で・・・どうしたんだい? 俺の布団に潜り込んだりして」
「それがのう・・・体躯が小さくなってしまった所為か、どうにも普段の布団では大きすぎてかなわん。それで落ち着かぬものじゃからつい、お主の布団にな」
「それだったら、起こして言ってくれれば良いのに」
「ばっ・・・馬鹿者。一緒の布団で寝てくれなどと言えるものか」
顔を赤くし、ぺちぺちと胸板を叩いてくるミスミ様。大きかろうと小さかろうとこの辺りはやはり彼女らしい
「一緒の布団で寝てくれも何も、しょっちゅうそれ以上の事をしている気も・・・」
「や、やかましいやかましいっ!」
ミスミ様の顔が更にその赤みを増す。この顔を見る度、レックスは彼女を虐めたくなるのだった。
「で、結局俺は一緒に寝たほうがいいのかな・・・?」
「ぐぬ・・・っ」
笑いかけてみせると、今度はミスミ様は黙り込み困ったような表情をみせる。
「く・・・頼む」
(勝った・・・)
心中でそう呟きながらも、ミスミ様を抱き寄せ布団をかけ直した。
互いの息遣いだけが褥に木霊する。
(・・・・・・いかん)
珍しくレックスは動揺していた
結婚してからというもの、常に同じ部屋で眠っていたし睦み合いを繰り返してはいたのだがこのように一緒の布団でただ眠る、という機会は少なかった。その為か柄にも無く妙に興奮している
(おいおい・・・だからって今のミスミは・・・)
ちらり、とミスミ様を見てみる。幼い体躯を折り曲げすやすやと眠るミスミ様。着物が少々着崩れている為小さな桜色の乳首が間から覗いて・・・
(ううっ・・・)
―ょぅι゛ょに反応してどうするよ
自らの愚息がみるみる硬質化していくのを考えながら頭を抱え、身悶えるのを必死でこらえる
取り合えず明日の夜まで堪えなければ・・・そう考えるレックスの下半身が妙に生暖かい小さな何かに先端を刺激されるというのはこんな感覚ではないのだろうか。こうねっとりと・・・
(・・・ねっとり?)
再び、今度は自らの布団を取り去ってみる
「・・・何をしてるんですか・・・?ってまあ、見たままだとは思いますが」
「んぷ・・・?」
亀頭を包んでいた口を解き放ち、あどけない表情に疑問符を浮かべてみせるミスミ様。その口と肉棒の間に粘液の糸が延び今のミスミ様の容姿とのギャップがどうしようもなく妖艶に感じさせる。
「口淫だと思うのじゃが」
「まあそうなんだけど・・・くあっ、舌を這わせないでくれるか?」
「何じゃ、何がいけない?」
困ったような顔をしながらもあくまでもその手は肉棒を上下に擦る事を止めない
「いや・・・だって今のミスミはょぅι゛ょそのものなわけで」
ふっ・・・とミスミ様は笑うと手淫を止め、立ってみせた
「ほれ・・・」
「・・・っ」
しゅるしゅると着物を下へと落すミスミ様。薄暗い部屋の中、華奢な裸体が外気に触れる。
その未発達の身体・・・その太腿を透明な液がつたい流れていた。
「わらわとて・・・流石に抵抗はあるがのう。だがそれ以上に、興奮してしようがないのじゃ・・・ほれ、今もこのように留めなく雫が溢れ出ておる。・・・ひょっとして、お主もそうなのではないか?」
くすりと笑ってみせるミスミ様の顔を見た所でレックスの理性の箍は瓦解していた。
「ん・・・んぷ・・・あふ・・・流石に全部は・・・入りきらんかの」
レックスの肉棒をその小さな口で含み、くぷくぷと出し入れする。その口ではやはり亀頭の少々下までが限界なようで、その分巧みに舌と手を使い愛撫を繰り返す。
「無理はしなくていいよ・・・しかし、毛一本生えてないな」
「そういう事を言う出な・・・きゃんっ!?」
愛液の溢れ出る淫口へとレックスは指を侵入させ、肉壁を掻き回す。その度雫はその分泌量を増しレックスの厚い胸板にぽたぽたと滴り落ちる。
「成る程ね・・・身体は小さくなってても、感度は変わらない、と」
「んぷあっ・・・やは・・・そこ・・・弱・・・っ!?」
愛液でヌルヌルとした指の腹を使い、陰核の皮を剥き直接くりくりと刺激を与える。流石にこれは強烈だったのかミスミ様はその口を解き放ち嬌声を上げる。
そのままビクビクとニ、三度痙攣するとかくりと腰を落とした。
「くは・・・あ・・・はぁーっ・・・はぁーっ・・・」
「どうする? ここでやめておくかい?」
「ば、馬鹿を申すな・・・良人を満足させてこその妻というものであろうに」
「分かったよ。それじゃ・・・よいしょっと」
「きゃっ・・・!?」
ひょいっと、ミスミの両の太腿を掴み抱きかかえるレックス。幼い秘口が大きく開かれ、露になる
「こ、このような格好・・・」
「まあ普段ならちょっと大変な体位だけどね。今は軽いから楽々・・・」
「む・・・わらわが重いと申すか?」
「いや・・・そういう訳じゃないけど。それはともかく・・・いくよ」
肉棒がじぷじぷと小さな秘口に沈んでゆく。ミスミ自身の体重もそれを助ける為、みるみる肉棒は奥へと誘導されていった。
「く・・・か、はっ・・・」
「流石に・・・凄い締め付けだ」
(普段以上に・・・大きく感じる・・・っ・・・擦れて・・・っ)
「・・・動くよ?」
「ちょっ・・・待・・・んあああっ・・・やはあああああっ」
レックスが腰を突き上げた。それだけ、それだけの動きであったはずなのにミスミの脳が白濁する
軽く絶頂にも達してしまったのだがそれにはお構いなしといったようにレックスはピストンを開始した
「ああああっ、凄い・・・っ膣が擦れて、頭・・・白・・・」
「くあ・・・」
二人とも、感じている刺激が強いのか言葉が紡ぎ切れない。
その代わりなのか、腰の動きは激しくなり室内に水音を撒き散らす。
互いの荒い息遣い、嬌声、接続部から生み出される粘着質な水音
そして異常なまでの興奮が絶頂へと二人の身を誘導していく。
「やあああっ、も・・・駄目っ、いく・・・いってしまうっ・・・!」
ミスミ様の身体がガクガクと痙攣し始める。と同時に膣が収縮し肉棒を締め上げた。
「ぐあ・・・うおおおっ!?」
獣のような声を上げたまま、レックスは思いの滾り全てをミスミの肉壷へと解き放った
「んふああ・・・あああああああああああっ」
身体が大きくびくん、と震える。
一拍置いて脱力したかのようにミスミ様の両手がだらんと垂れる。
「く・・・ふっ」
レックスの肉棒が引き抜かれると、入りきらなかった白濁液がぼたぼたと布団へと零れ落ちた。


翌日。学校へ向かう道すがら
「ヴァー」
「どうしたの? 父上・・・嬉しいんだか絶望してるんだか良く分からない顔して」
「いや、気にしなくていいから」
「・・・?」
首を傾げるスバルを尻目に溜息をつくレックス
(まさかょぅι゛ょであんなに興奮するとは・・・結局何度したか覚えてないし)
魔剣の持ち主になると性癖まで一風変わったものになるとでも言うのか? と自問自答してみる。
ミスミ様はミスミ様で昨晩の睦み合いがえらく気に入ったらしく、アルディラに例の時計の使い方を教わりに出掛けてしまった。駄目だったらヤッファの所へも行きかねない勢いであった
(ミスミもまあ・・・気に入ってたみたいだし結果オーライなのかね)

―とは言うものの、縛りを入れてみようなどとミスミ様が言い出したらどうしよう
そんな七割の不安と三割の好奇心を振り払い、今日も授業にいそしむレックスだった。


おわり

目次

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