制裁編〜橋本夏美〜その7



(この娘…泣いてる……?)
突然に落涙しだした絵美に戸惑う夏美。どうして泣いているのだろうかと首をひねる。
「あなたは…まだ…なんですよね…絵美はもう…なのに…」
そうブツブツ呟いている。夏美には絵美が何を考えているのか理解できない。ただ分かるのは絵美が夏美の顔を見つめながら何かを思い巡らせているということだった。
「いったい…どうし…ひっ…くっ…あひぃんっ!」
つい尋ねかける夏美だったが遮られる。絵美は中断していた秘肉同士の接触と摩擦を再開する。愛液で濡れあった秘所同士がねっとりと絡み合う。粘膜同士の擦れあいがもたらす刺激に夏美の口からまたしても喘ぎが漏れる。
「あ…はは…いやらしいですぅ…まだ…処女のくせに…そんなに感じて…」
「そんなこと…関係な…あっ…あふぁっ…ふんっ…ひんっ…やぁっ…」
絵美の言葉に赤面する夏美。もたらされる悦楽に抵抗を試みるが抗いきれない。ねちょねちょと濡れた肉と肉が揉みあう。そこから生まれる快楽が脳を包み込む。敏感な肉豆同士の摩擦が思考力をも奪う。
「あっ…あひぃぃぃんっ…くぅぅんっ!ひゃふぅぅ……」
そしてオルガズムに到達して愛液を噴く夏美。漏れ出した淫水で夏美の秘部はびしょ濡れになる。淫猥な蜜で和えられた膣肉は艶さえかもしだす。
「うっ…うくぅぅ…うぅっ…えぅ…」
力が抜け弛緩した身体。絶頂の余韻が残る。夏美はすすり泣く。同性同士で、それも無理矢理にこんなことをされて逝かされてしまったことが情けなくて。
「あはは…エッチですね…こんなにたくさん…お汁を漏らしちゃって…処女のくせに…」
絵美の言葉に夏美は答えない。もう返事をする気力すらない。ただ顔をひくつかせて嗚咽する。羞恥と自己嫌悪に包まれながら。絵美はそんな夏美を見つめながらボソリと洩らす。
「でも…絵美も処女だったんですよ…半月前までは…あなたや先輩と同じで…」
そう洩らした絵美の瞳。そこには哀しみの色がそえられていた。
「絵美も…処女だったんです…あの日…あの人たちに……されるまで…」
ぽつぽつとこぼれる絵美の泣きそうな声。すすり泣いてた夏美も意識を戻された。その注意が絵美の方に向く。
「それまで…絵美…普通の女の子だったんですよ…学校で友達と話して…優しい綾先輩に甘えて…バスケ部の先輩に恋して…幼馴染と馬鹿やって……」
深い悲しみを携えた絵美の顔。失われた日常への憧憬がそこにはあった。絵美の哀しみは夏美には容易に理解できる。夏美も絵美同様に自分の日常を奪われたのだから。
「でもなくしちゃいました…純潔と一緒にそれまでの絵美の人生…全部なくなっちゃいました…全部奪われたんです。あの日、レイプされたときにっ!!」

『むぐ…むがぁぁぁぁぁぁ!!』
噛まされた猿ぐつわの中から唸る悲鳴が轟く。肉棒の蹂躙を受ける絵美の膣肉と腸内。肉塊に胎内を抉りとられるような激痛に絵美の脳は支配される。
『〜〜〜〜〜〜!!!ん〜〜〜〜〜〜!!!んぎぃぃぃぃぃぃ!!』
前後から襲い掛かる凶器は絵美の小さな身体をサンドイッチのように挟み込んでいた。肉壁ごしに二本のペニスが絵美の中で擦れあう。子宮口や直腸にぶつかってきてその度に衝撃がはしる。深く根元まで挿しこまれた肉根。それには絵美の血液が付着している。絵美の純潔が無惨に破壊された証。その傷口を押し広げるようにさらに深く抉る。
『んがぁぁぁぁぁっ!!むんぐががぁぁぁぁぁっ!!』
悶え死にそうな苦痛の連続の中で絵美はただ解放を願っていた。だが絵美に与えられたのは解放ではなかった。おびただしい量の白濁が絵美の子宮と腸に絶望とともに流し込まれた。絵美の精神をズタボロに引き裂く無惨な強姦劇。それが日比野絵美。この哀れな少女の破瓜であった。

「痛かった…苦しかった…でもやめてくれなかった…絵美がどんなに泣いても…」
夏美をじっと見つめながら話し続ける絵美。その頬には涙が筋となって流れる。
「絵美が…どこで最初に犯されたと思います…あの人たちに……」
「どこ…って………」
絵美に気圧されるかのような夏美。答えられずにただ絵美を見つめ返す。
「トイレ…公園の公衆便所ですよっ!そこが絵美の初体験の場所だったんですよぉっ!」
「っ!!」
紅潮して震え上がった顔で絵美は叫ぶ。その余りの内容に夏美は言葉をなくす。
「トイレですよっ!トイレ…そこで…絵美は…絵美は肉便器にされたんですっ!!男の人の精液を吐き出される精液便所にっ!!」
既に絵美の顔は涙で崩れていた。崩れた顔を向けて絵美は吐き出す。胸のうちの想いを。
「やめてくれませんでした…絵美が…絵美がどれだけ泣き叫んで…悶え苦しんでも…絵美のあそことお尻に…おちんちんが…突き刺さって…ずんぱんずんぱんされたんです。お腹の中がドロドロでぐちょぐちょになるまで精液を射精されました…肉便器…それが…それが絵美の初体験だったんです…絵美は初めてで男の人の肉便器にされたんですっ!!」
「…あ…ぁぁ…ぅ…あ……」
絵美の叫びが鼓膜を叩くごとに生々しいイメージが夏美の脳裏に現れてくる。一人の少女が陵辱され泣き叫ぶ姿。大切なものを汚らわしい肉塊で穢され、その身体の内側さえも抉り汚される。秘肉からは血がにじみだしていた。純潔を無惨にひきちぎられた証として。ずんぱんと挿入を繰り返す音が響く。その都度、悶え苦しむ少女。悲痛な彼女の叫びが虚しく響く。そして少女の胎内に白濁が注ぎ込まれる。少女に最悪の絶望をもたらしながら。
「絵美…汚されました…あの日、絵美はもう…取り返しのつかない身体にされたんです。」
そういって涙ぐみながら語る絵美の顔を夏美はまともに見ることが出来なかった。絵美が味わった悪夢。それは夏美も知っているつもりだった。無惨に陵辱されつくした絵美の姿。それを夏美は目にしている。また綾があの二人によって犯される姿も見せられた。だが本当は実感できてはいなかったのだ。彼女、絵美が味わった苦痛を。
(あたし…この娘に…でも…うぅ…)
綾を守るためにとった行動。それは間違っていないと断言できる。だが傷つき壊された絵美の心を一度でも考えたことがあっただろうか?綾のこと、いや自分のことしか考えていなかった。最も辛い目にあってきた絵美のことを省みることがあったのだろうか。そう夏美が自問しているうちに絵美の手は夏美に触れる。
「あなたが…あなたが…絵美から綾先輩をとったんですよ。」
「それは…うぅっ!ぐぅぅ……」
それは違うといいかけたが遮られる。絵美は両の手を夏美の小さな膨らみにのせて、握るように力任せに揉みこむ。それと同時にまた秘肉同士を貝殻合わせするように密着させる。
「絵美は…絵美は毎日調教されたんです…Hなことしか考えられなくなるように。」
「…んっ…くひぃっ…ひいっ…うひゃぅぅ!1」
語りかけながら夏美への責めを再開する絵美。敏感なクリトリス。赤みをもった肉の粒同士を擦り合わせる。性感帯が密集する部位だけに刺激も並ではない。
「毎日、毎日、気が狂うほど調教されて…それで……」
「あふっ…ひっ…やぁ…うっ…ああっ!」
指先が夏美の乳房をいいように弄ぶ。夏美の弱い箇所を知り尽くしているような手つき。敏感な箇所に行われる的確で効果的な責め。こらえることも出来ずに夏美は喘ぐ。
(もう…駄目だ…あたし…ごめん…綾…)
続けられる絵美の責めに対し夏美はもう抵抗する気を失っていた。ただ絵美のいいように夏美はなぶられ続ける。
「うっ…うぅ…ひぐぅぅ…ふぇぇぇんっ!!えぐぅうう…うぐぅぅ…ふぇぇぇぇっ!!」
ただ泣きじゃくる。あれから夏美は絵美の玩具にされた。第二関節まで入った指で膣内をかき回される。肛門まで指で嬲られた。さんざん愛撫され続けた乳房と膣は唾液、愛液、汗が入り混じって濡れている。柔らかい唇を吸われ舌の進入を許した。絡み付いた舌同士が引き離されたとき口の周りが涎でべとべとになっていた。蜜にまみれた絵美の秘部を舐めることも強要される。屈辱と恥辱にまみれながらそれに従った。少しでも抵抗の意を示すと折檻される。踏み砕かれた腕は握力がいっこうに戻らない。何度も殴打された頭部は頭痛がガンガン響く。擦り切れるぐらい酷使された秘肉や乳首は赤く充血している。踏まれまくった腹部は内臓が焼けるほどに痛い。そして何度も与えられたオルガズム。情けなく吹き出た愛液で下半身はべとべとに濡れている。自分も淫らな雌に過ぎないのだということを教えてくれる。与えられた苦痛と快楽。その余韻が夏美を苛み続ける。
「あはは…泣き虫さんですぅぅ。弱虫ですぅぅ。」
「うっ…うぐぅ…うぇ…ひっぐぅ………」
泣き続ける夏美を楽しげに嘲る絵美。そんな絵美に対して夏美は抗う気持ちはもうない。満身創痍の肉体。それ同様に夏美の精神は絵美によってズタボロにされた。とりわけ絵美の口から語られる彼女の身の上が一番堪えた。絵美は夏美を陵辱しながら次々と囁きかけてきた。自分が調教され肉奴隷にされる過程を。その言葉一つ一つが陵辱されている夏美にはリアルに感じられた。絵美が味わった悲しみ、苦しみ。それらがまざまざと夏美にも流れ込んでくる。そして絶望。いかに自分が無力か。いかに自分の言葉に何の実も伴っていないかを思い知らされる。自分がすがりついていた僅かな甘い幻想が壊れていく。こんなふうに、こんな風にして絵美の心も死んでいったのだろう。

(夏美さん…夏美…さん…夏美さん…うぅぅ…)
泣きじゃくる夏美に綾は心を痛める。泣いている夏美。痛めつけられ辱められ玩具にされて。その苦しみがどれだけのものかは綾は身をもって知っている。そして夏美をなぶりものにした絵美。夏美を嘲り笑って悦に浸っている。だが絵美を責める気持ちにはなれない。絵美自身の口から語られた生き地獄。こんなふうに人格が壊れてしまうほどの苦しみを絵美は味わったのだ。自分や夏美など比較にもならないほどの苦しみを。
(わたしのせいです…わたしのせいで…絵美ちゃんも…夏美さんも…)
また自虐に綾はさいなまれる。絵美が夏美になした仕打ち。その原因は自分だ。捕らえられ調教され肉奴隷にされた絵美。そんな絵美を更に苦しめたのが自分。そう絵美自身が口にした。夏美を陵辱しながらはっきりと言った。
『綾先輩に…綾先輩に会ったせいで…絵美は…絵美は……』
絵美は綾の方を睨みながら言っていた。
『思い出しちゃったんですよぉ…昔の自分のこと…肉奴隷にされる前のこと…それからは絵美…苦しくて…苦しくて……』
あれは絵美の本当の気持ちなのだろう。洗脳でもなんでもない。
『犯されて…精液注がれて…悦んでるのに…身体は悦んでるのに苦しいんですよっ!昔の絵美が今の絵美を汚いもの見るような目で見てるんですっ!』
肉欲に溺れる自分とそんな自分を蔑む自分。二つに割れる心に絵美は苦しんでいた。
『先輩が…絵美といっしょに…堕ちてくれれば…諦められるって…昔の自分なんて…忘れられるって…そう思ってたのに…なのにっ!先輩は…この泥棒猫とっ!』
耳が痛い。絵美が苦しみ続けているとき自分は夏美に甘えるだけだった。返す言葉もない。
『綾先輩が悪いんだっ!全部綾先輩が悪いんだっ!絵美のこと苦しめてるくせに絵美のものになってくれない綾先輩がっ!!…だから汚してやるっ!壊してやるっ!綾先輩の大事な人を絵美が無茶苦茶にしてやるんですっ!!』
耳に響いた絵美の言葉は綾の心を容赦なく残酷に深く抉った。
「どうです…先輩…そろそろ声ぐらい出せると思うんですけど。」
冷めた瞳でうなだれる綾を絵美は見つめて問いかける。綾を責めたてるように。
「……う…あぅ…ぅ…うぅ……」
綾は涙ぐんで答えられない。何も答えることが出来ない。話す言葉が見つからない。どんな言葉ももう絵美の心には届かない。そのことに絶望して。
「まあ、いいです。そうやって後悔して泣いていればいいんだ。そうやって……」
そう哀しげな目を伏せて絵美は吐き捨てる。綾の方から顔を背けて。
「…や…め…て……」
するとかすれた声が聞こえる。見やるとその主は夏美だった。
「あたしは…いいから…綾のこと…責めないで……」
そう涙をためて訴えかけてくる。絵美を真摯に見つめて夏美は続ける。
「何もわかってないくせに偉そうなこと言ってごめん。でも綾のことは悪く言わないでよ。綾…ずっとあんたのこと…」
「夏美さんっ!!」
消え入るような声で話す夏美。声も出すのも辛いだろう。そんな夏美を綾が呼ぶ。
「夏美さん…夏美さん…うぅ…ごめんなさい…わたしのせいで…わたしの…」
「違う…綾が悪いんじゃないよ…あたしの方こそごめん…綾に辛い思いさせちゃって…。」
そうやって庇いあう二人に絵美は不快になる。分かっていない。あの二人は何が絵美をイラつかせているのか理解していない。そうやって二人だけの世界をつくって。絵美を除け者にして。それで除け者にされた絵美がどう感じているのかを。
「綾は悪くない…だから…っ!はぎゃぐぅぅぅぅ!!」
夏美の言葉を遮るように絵美は夏美の鳩尾に蹴りを叩き込む。悶絶する夏美。それを見ている綾からは悲鳴が聞こえてきた。
「まだ余裕あるみたいですね…もっと徹底的にしてやらないと駄目みたいですぅぅ。」
そう呟く絵美の心はドス黒い憎悪で満たされていた。


つづく

前へ | 目次 | 次へ

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル