二人の絆編〜夏美と綾〜その5



「やめてっ!!夏美さんっ!止めてぇぇぇっ!!」
叫ぶ綾のの制止も無視して突き進んだ。もう後戻りはできないから。
「やっ…そんな…ひっ…いっ…嫌ぁぁぁぁっ!!」
恐怖に引きつる綾の顔には絶望の色が見て取れる。信じていたものからの裏切り。
それに遭遇した哀れな少女の姿がそこにはあった。
「あはは…あははははは………」
零れ出すのは乾いた笑いだ。自分でも虚しさを覚える虚無の笑い。突き進んだその先。
そこにはただ深淵な闇が待つだけというのに。それでも構わなかった。
一度堕ちてしまえれば後は楽になれる。そう信じているから。
動き出す手は綾の襟元を掴む。そのまま胸元をはだけさせる。形のいい双丘。
柔らかそうな乳肉が視界に現れる。
「あはは…おっぱい…綾のおっぱい……キレイ……」
露になった綾の美乳に思わず見とれる。大きさ自体は特別なものというわけではない。
同年代の少女の標準的なサイズと見ていいだろう。だがお餅のようにもっちりした肉質感と
均整に整った形が両方見て取れる。同性でも、いや同性だからこそそれに余計に惹きつけられる。
「えへ…えへへへへ…綾ぁ…しよう♪」
「やめっ…ひっ…あっ…ひやぁぁぁぁっ!!」
そのまま愛撫を夏美ははじめる。柔らかな乳房先端の突起。まずはそこに吸い付く。
赤子のようにチュウチュウと。夏美の口に含まれた綾の乳首は唾液に濡れた舌でしごかれる。
舌がなぞる度にゾクリとした触感がはしる。それと同時に乳肉は丹念な手つきでこね回されていた。
まるで何かをリプレイするような形で。
「あはは…綾ぁ…気持ちいい?…もっと気持ちよくしてあげるね…もっと……」
「あふぁぁ…んひっ…ひぅぅ…やめ…ひぅぁぁぁっ!!」
綾の敏感な箇所を責め続ける夏美。その挙動に綾は既視感を覚える。これは前にも感じた。
そうついこの間にも。
(絵美ちゃん………)
「えへ…えへへへ…綾……綾ぁ……」
壊れた笑みを浮かべ綾を嬲る夏美。その姿はまさにあの日の絵美の生き写しであった。
『えへ…へへへ…綾先輩♪…へへ……』
あの娘は泣いていた。壊れた笑顔のままで苦しい苦しいと泣いていた。
『なのに…なのに先輩は絵美よりその人を選ぶんですかっ!そんな……ひどい……』
そんなあの娘を自分は傷つけることしかできなかった。癒すことも慰めることも。
なにも出来なかった。行き場のない想いをあの娘は凶行にぶつけた。
『綾先輩が悪いんだっ!全部綾先輩が悪いんだっ!絵美のこと苦しめてるくせに
絵美のものになってくれない綾先輩がっ!!…だから汚してやるっ!壊してやるっ!
綾先輩の大事な人を絵美が無茶苦茶にしてやるんですっ!!』
狂気にはしった絵美の凶刃は夏美へと向けられた。可愛がっていた後輩が自分の大切な人を
犯し、嬲り、壊す。そんな悲劇が目の前で起こった。止められなかった。なにもできなかった。
あの娘をあそこまで追いつめたのは自分だというのに。
『先輩…死んでください…絵美からの最期のお願いです。』
何も出来なかった憤り。それをあの娘にぶつけてしまった見返り。自分の首を絞める絵美の顔。
深い哀しみであふれていた。分かっていたのに。分かっていたはずなのに。
あの娘が一番辛いということを。分かっていながらどうしてと自問する。
そう悪いのは自分だ。あの娘をあそこまで苦しめたのも、その巻き添えで夏美をあんな酷い目に
あわせってしまったのも全て自分が悪い。自分のせいなのだと。
(絵美ちゃん……夏美さん……)
大好きな人たちが自分のために傷つき壊れていく。だれもかもが自分のせいで。
夏美に愛撫されながら綾の心は自責で埋め尽くされたいた。
惨めな自分。ちっぽけで無力な自分。大切な人を守るどころか傷つけることしかできない自分。
当然じゃないか。こんな風に嬲り者にされるのも当然じゃないか。
存在自体が誰のためにもならない。誰の癒しにも慰めにも。
後輩一人守れない。親友一人助けてあげられない。そんな自分になんの価値がある。
(もう…いいです…私…このまま……)
乳房を吸われこね回されながら綾の中で諦めが生じる。自分は無価値な人間だから。
大切な人に害をなすしかない駄目な人間だから。このまま慰み者でいい。
それで夏美が満たされてくれるなら。それで夏美が楽になれるのならばと。
「あはは……綾…綾ぁぁ……えへへ……」
甘ったるい猫なで声で夏美は興じる。もう綾も抵抗を止めていた。
完全に脱力し夏美のされるがままの綾。そんな綾の乳房を夏美は存分に弄んだ。
薄桃色の先端は夏美の唾液で濡れほそっている。手に残る感触。やわかな乳脂肪の塊を
こねまわした余韻。もう自分のものだと。綾は自分のものなのだと確信させてくれる。
「もっと…もっと気持ちよくしてあげるね…ははは…綾……」
そして壊れた表情のまま夏美は自分も脱ぎ始める。綾に比べれば発育の遅れた身体。
乳肉は薄く、丸みに乏しい。だがその身体はもう知っている。淫らな快楽を。あの娘に仕込まれたから。
「一緒に気持ちよくなろうよ……綾……」
そういって夏美は綾の下半部も脱がす。露になったかろうじて純潔を保った処女肉。
それを夏美自身のそれとを重ねあわせる。貝殻をあわせあうようにして。
「綾…綾ぁぁっ…あたし…あたしっ…ひっ…くぅん…あふっ……」
「ひゃぁぁっ!…あっ…ふっ…くっ…ひぃぃぃっ…くひぃぃぃぃっ!」
密着しあった互いの肉。秘肉同士が擦れあう。最初は乾いていた互いの処女肉。
それが擦れあうたびに愛液を滲ませ滑らかに擦れる。グチャグチャと濡れた粘膜が
糸を引きながら絡み合う。生み出されるのは悦楽。その美味に溺れそうになるほどの淫蕩な果実。
それに夏美は酔いしれる。よがる。喘ぐ。陵辱を受ける綾も夏美同様に喘いでいた。
響く甘い響き。互いの吐息が顔にかかる。膣肉あわせとともに柔らかく潰れあう二人の乳房。
弾性変形をしたそれらも一緒になって擦れあう。そこに淫らな快感を生み出しながら。
「綾ぁっ!…好きぃぃっ…大好きぃぃぃっ!!綾……綾ぁぁぁぁっ!」
「夏美さんっ!…くっ…ふぅぅぅ…夏美さ…あっ…ふぁぁぁっ!!」
身体を絡ませあいながら夏美、そして綾も快楽をむさぼる。ねっとりとした蜜同士が絡む濡れた触感。
密着しあった肌同士で感じる互いの体温。トクトクと伝わる心臓の鼓動。顔に吹きかけられる互いの吐息。
そのどれもが刺激をいや増させ互いの脳に快楽の電気信号を送りつける。
「いっちゃうぅぅぅっ!いっちゃうよぉぉぉ!綾ぁぁぁぁぁっ!!」
「ふぁぁっ…ひっ…ひゃふっ…夏美さん……夏美さんっ!!!」
そしてまったくの同時に二人はオルガズムを迎える。互いの秘所から愛液を噴出しあいながら。


つづく

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