第三回座談会(後編)



籐矢「さて、一旦中段したが再開してみようか。面子は前回と同じなんだけど……」
勇人「違うんだ……あれは……俺の意思じゃないんだ……ブツブツ……」
ソル「…………ああ、なんつうか……」
キール「いい感じに壊れてきてるね。前回いじめすぎちゃったから……」
勇人「違うんだ……アレは違うんだ……黒歴史なんだ……魔王化も……女体化も…ブツブツ……」
籐矢「と言う訳で欝モードに入ってる新堂君は無視して以下座談会を再開するよ」

お題 鬼畜について

ソル「のっけからこれが題目かよ」
キール「思いっきり引きそうなお題だよね」
籐矢「とはいえ一応題目となったからには語ってみようか。まず鬼畜キャラといえばなんだけど……」
ソル「某シリーズの俺たちとか」
キール「あとは父上やバノッサだね。1キャラで言えば。そもそもの諸悪の根源は父上だよ。
    あの人の息子なものだから僕たちまで鬼畜や絶倫にされたりするんだろうね」
ソル「その割りにゃあんま使われない気がするけどな。父上は」
籐矢「なまじ3でラブラブな奥さん出て来たせいもあるかもね。あとどことなくヘタレだし」
ソル「義母上か……あの人はなんつうかきつかったな……」
キール「あの二人、揃うといつもいい年して……はたから見ててこっちが恥ずかしくなるやら肌寒くなるやら……」
籐矢「その辺の話ちょっと興味あるなあ」
ソル「あんま面白い話じゃないぞ」
キール「まあどうしてもと言うのなら…別にいいけど……」
籐矢「それじゃあ二人の昔語りついでにここで一本いって見ようか」




「はっ…あっ…あぁっ……ふぅぅ……」
 甘い響きが大気に伝わる。派閥施設内のとある一室。そこにあるのは一組の睦みあう男女。
「ふふ、ツェリーヌよ……流石は我が妻……この我をしてもお前の妙技には容易く達してしまう」
「は…はひぃぃ……今日もあなたのを……どうぞ私めにたくさん……はふぅぅぅ!!」
 瞬間、身体をくねらせて女は大きく仰け反る。その顔に浮かぶのは恍惚。
 ビクンと振動とともに伝わってくる。熱い白濁の奔流。そしてそのまま突き動かす豪壮な彼女の夫の律動を。
「はぁぁぁぁ!!あふぁぁぁぁぁ!!」
 膣内射精を施されながら繰り返されるピストンにツェリーヌを嬌声を高らかにあげる。

(ん……ぅ………)
 そんな夫婦の営みを見せ付けられながら少年は蹲っていた。尿意を催した子供のように股間を押さえながら。
 彼の傍らには二つほど歳の離れた弟もいたがそちらも同様であった。
 今、彼らの目の前には彼らの父と、妾腹の彼らにとっては義母に当たる父の妻との男女の営みがあった。
 壮健を誇る父の肉棒は淫らに濡れる義母の肉壷へと挿入を繰り返す。ときに優しく、ときに激しいリズムで。
 熟れた義母の秘肉はその肉のひだを父の男根によって擦られることに至上の快楽を見出していた。
 根元まで入り込んだペニス。それを膣肉はキュウキュウときつく締め付ける。
 粘膜同士の接触は両者にオルガズムを与える。肉壷は白濁を搾り出すべく締め付けを強くする。
 肉槍はそんな締め付けの中でも壮健に突き動く。ともに熟練の域に達した者同士による淫らな営み。
 それを目の当たりにして精通を覚え始めた少年達にはいかんしがたいものがあらわれる。
 そんな少年達の劣情は営みを続ける夫妻の目にも止まる。
「ふふふ。あなた」
「ふむ、まあよかろう」
 目を細めながら目配せする妻にオルドレイクは口元をかすかにつり上げて笑いかける。

「んむ…むちゅ…はむっ…ぺちゃ……」
 唾液がはぜる音。それを生み出しているのはツェリーヌの舌先であった。まだ幼い茎をツェリーヌの舌が優しく包む。
 肉茎の包皮は綺麗に剥かれていた。そこに姿を表した薄桃色の肉を舌先でなぞる。丹念に唾液を塗りこめながら
 吸い付くような舌技が少年の脳を甘くとろかせる。
「あっ…あぅ……あっ……」
 まだ声変わり前の甲高い声が響く。初めて経験する口での奉仕に少年は溜まらず喘ぐ。
「ククク。まだ青いな。まだまだ未熟よ」
 そう嗤いながらオルドレイクはひとりごちる。あの程度で容易く達するようではセルボルトの名を継ぐ男児としてはまだ未熟。
 名門召喚士の血脈を護るにはいかに多くの子種を女に宿らせることができるか。それが一つのステータスでもあった。
 召喚士の力は血によって受け継がれる。より強力な後継。それを生み出すには多くの子を為すのが効率がよい。
 その思想の元にオルドレイク自身も妻以外の女との間に無数の子をなした。その中でセルボルトの名を許された者は少ない。
 今、この場に居る二人はその数少ない者の一員である。
「セルボルトに生まれた男は生物的に屈強でなくてはならぬ。より強い因子を後世に伝えられるようにな。クハハハハ」
 高らかに嗤う。召喚術において無色の派閥でも有数の名門であるセルボルト家。その当主を担うものは性的にも強靭であらねばならぬ。
 その思想の元に彼は息子達に教育を施してきた。その教育が功を奏するにはまだ時がかかりそうだが。
「さて、キールよ。ソルはいまだ口技にすら耐えられぬようだが。お前はどうかな」
 するとオルドレイクは傍らで呆然としていたキールに声をかける。キールは一瞬ビクリと肩を震わせて恐る恐る父を覗き見る。
「ふふふ、貴様には今日はより高みに達して貰わぬとな」
 たじろぐキールにオルドレイクはいやらしい嗤いを向ける。

「うふふ、さあ恐れることなどないのですよ」
 そこには妖艶に微笑む義母の顔があった。
「ふふ、光栄に思え。貴様ごときが我が妻の伴をつとめるなど」
 尊大な父の声も耳から通り抜けていく。心臓が動悸していた。
 呼吸は荒く乱れる。ビクビクと体内の脈動を感じる。
 熱だ。熱い。全身が火をつけられたように。その中で一点。
 特にただれる熱をもった部位が存在している。
「さあ、早くなさい。それでもセルボルトの男ですか」
 叱責する義母。まだかとキールを急かしたてる。その指先は秘部に当てられていた。
 先刻まで愛する夫のものを受け入れ白濁した液で濡れるそこに。
「あ……あ……うぁあああああ!!」
 気圧されながらようやくにして意を固める。硬く凝固した彼自身。それをおもむろにキールは突き入れる。
 愛液の蜜がしたたるツェリーヌの肉壷へと。
「うっ……うぁぁぁぁあああああ!!!」
 その刹那、なにが起きたのかキールには理解できなかった。気がついたときにはもう達していた。
「あっ……あ……ぁ……」
 挿入。それだけで絶頂に達してしまったのだ。熟練のツェリーヌの膣肉。その肉圧を前にして。
「だらしのない奴め。挿れただけで達するとは……」
「うふふ、初めてなのですからしかたありませんよ。あなた。これからしつけていけばよろしいのですから」
 蔑みの篭った目で息子達を見るオルドレイクとは対照的にツェリーヌは嬉しそうにキールを包み込む。
 愛する夫の子を残念ながらも彼女は身篭ることは出来なかった。だがその代わり夫の血を受け継ぐものを受け入れることができる。
 それがツェリーヌには嬉しくてたまらないのだ。自分の胎内に愛する夫の分身が入り込んでくれている。それが心地よい。
 それが夫が他の女を孕ませて産ませた胤でもかまわない。自分の中にオルドレイク・セルボルトが。
 その欠片をなんがしかの形で継承するものが入ってきてくれるのだから。
「はぅ…はぅ……ふぅぅ……はぅぁ!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 そして腰を激しくツェリーヌは動かしはじめる。萎えしぼんだ肉系を膣圧によって蘇らせる様に。
 神業ともいうべき絶技。その老練な技術の前に無理矢理に肉茎は蘇生させられる。そしてすぐにまた達する。
 拷問のような所業にキールは声にならぬ叫びをあげる。
「ふふふふふ。よいか。ツェリーヌ。こやつのものは」
 愛する妻とまだ未熟な息子の交わり。それを楽しげに見つめながらオルドレイクは嗤う。
「あっ…はぁ…はい……だって貴方の血を受けた…ものですから…はぁぁっ!」
 よがり声を上げながらツェリーヌは夫にそう答える。
「〜〜〜〜〜!!!〜〜〜〜!!!!」
 そしていつ終わるとも知れぬ拷問にキールは悶絶する。目が白目を剥きかける。
「クククク。キールよ。ソルよ。貴様らもセルボルトの名を継ぐものならばもっと精進せい。
 少しは我の代わりにツェリーヌの相手が務まる程度にはな。クハハハハハ」
 悪夢のように妻によって陵辱され続ける不甲斐ない息子達に対しオルドレイクは高らかに嗤いかけた。




キール「………………………………」
ソル「………………………………」
籐矢「あ、その……なんかほじくりだされたくない過去だったかな」
キール「べ…別に昔のことだしね」
ソル「そうだな。昔のことだ」
勇人「お前らの人格歪んだ原因だよな。はっきり言って」
籐矢「おお、新堂君。いつの間に」
勇人「いや、いつまでも欝モードもあれだから……」
ソル「まあ、我ながら本当にいかれた環境で育ってきたんだなあと」
キール「今の僕達の人格形成に多大な影響を与えたことは否めないね」
籐矢「ふむ、鬼畜の道も一日にしてならず。セルボルト兄弟の過去にこんなことがあったとは……」
勇人「親の因果が子にってやつか。なんというか……」
キール「ところで予告のペルスタ編はどうなったんだい?」
ソル「作者の気分でこっちに変更になったらしいぜ」
勇人「話題替え……ボソ……」
籐矢「まあ、そう言わない」
キール「と言う訳で全ての元凶は父上(と義母上)であることが分かってもらえたはずだ」
ソル「そうそう。俺たちだって元から鬼畜だったわけじゃないんだ」
勇人「開き直りやがったな!お前らがクラレット達にしたことは許さないぞ!」
籐矢「ここで喧嘩は止めよう。それに元凶の禿げ親父は僕がミンチにしたからね。ふふふ」
キ・ソ・勇「「「ガクガクブルブル(やっぱこいつが一番怖いよ)」」」
勇人「そういや禿げって遺伝するんだったっけか?」
キ・ソ「「ピクッ」」
勇人「3じゃオルドレイクもフサフサだったよな。ということは……」
キール「待て、ハヤト。それは僕達への宣戦布告と見なしていいのかい?」
ソル「自分の魔王化は棚にあげていいご身分だな誓約者様よ」
籐矢「あ〜喧嘩は止めようといったけど聞いてないね。君達」
勇人「前回の仕返しだ。それにあれは俺個人の意思じゃない」
キール「そうか……そういうことなら……やれ!ソル!」
ソル「ほいきた兄さん!」
勇人「ふっ、ひ弱な召喚士風情の攻撃など俺には……って憑依召喚術!?」
(バフン!)
勇人「あ……ああ……ワナワナワナ」
キール「ふふふ久しぶりだねその姿の君は」
ソル「なんつうかナツミにそっくしだな。胸以外」
勇人「なんじゃこりゃぁあぁあああ!!」
籐矢「ほう。女性悪魔を憑依させることでこんな効果が」
勇人「お前も冷静に解説するなっ!」
キール「ふふふふ。その姿の君を可愛がるのは随分久しぶりだ懐かしいよハヤト」
勇人「気色悪いこと言うなあ!!あれは黒歴史だぁっ!俺の中ではなかったことなんだぁっ!」
ソル「さあ、さっさと連れて行こうぜ。あっちじゃクラレット姉さんもカシス姉さんも待ってるぜ。
   一緒に仲良くできるのをまちわびてなあ」
勇人「誰が好きにされるかぁあぁああ!!糞、テメエらやる気だな」
キール「もちろんだとも」
ソル「それでこそこのバージョンの俺たちというか」
勇人「ここでやられてたまるか!俺の貞操は俺が守る」

ドカスカバキ ドカスカバキ ドカスカバキ

籐矢「ええと。三人で乱闘はじめちゃったから今回はこの辺で。次回は橋本さんたちが司会かな。
   その前に例のシリーズがらみでなんか書くかもと作者の代わりに伝えておくよ。それじゃあさようなら。」

PS ペルスタ期待してた人スマソ。


つづく

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