第三回座談会(前編)



 律動はリズムよく行われる。挿入を繰り返すトウヤの陰茎。それがエルカの膣内の肉壁を叩いていた。
「あんっ!あんっ!あふっ……うぁぁ……ふぁっ……」
「あはぁ……エルカさんったらすっかり気持ち良くなってますのぉ〜羨ましいですのぉ〜」
 エルカと肌をぴったり密着させた状態でモナティは呟く。こうして肌を重ねているとよく分かる。
 エルカの心臓の鼓動、息づかい、快楽神経を伝達する刺激まで。
「ああんっ!エルカさんばかりずるいですのぉ〜…マスター…モナティにもしてほしいですの〜」
 自分の下で喘ぐエルカの吐息に当てられモナティも盛り出す。
「もう少し待っててね。じゃあエルカそろそろいくよ」
「ひあぁぁぁぁあああっ!うひゃぅぅぅっ!!ふぁぁぁぁっ!!」
 ビクンと脈動が伝わった瞬間にエルカの胎内に熱が注ぎ込まれる。
 流れ込む液汁はエルカの子宮を満たすとともにかつてないオルガズムをエルカに与えた。
「あ…すご…い……マスターのが…エルカの膣内に……はふ……うぅん……」
「よかったですの〜エルカさん。んふふ。可愛いですの。ん…むちゅ……」
 性交の余韻に浸るエルカを優しげに微笑みながらモナティはその唇を吸う。
 舌を絡めあう途端にエルカの身体が脱力していくのが分かる。
 性の悦びに全身を弛緩させたエルカ。そのエルカと肌を密着させているモナティはもう辛抱たまらなかった。
 今すぐにでも挿れて欲しい。そのまま胎内をかき回してもらいたい。
 はやくそうしてもらわないと気がおかしくなりそうだった。
「マスター〜〜〜お願いしますの〜〜早く〜〜〜〜〜」
 間延びした口調でモナティはねだる。その手を自分の秘部に当てて指で広げながら。
 今日も獣のように激しく、そして優しく愛して欲しい。一度発情した身体は疼きを抑えられない。
「そうだね。でもたまには趣向を変えて……」
「………ふぇ?」
 にこやかに微笑む自分のマスターの意図をモナティは最初理解できなかった。
 でもすぐに理解させられた。なんというかその……痛かった。
「あひいぃぃぃぃいいいい!いぃいいいいい!!ぃぃぃいいい!!!」
 不意打ちだった。予想してなかった。まさかいきなり挿入されるとは思わなかった。アナルに。
「ひゃぎぃぃぃぃいい!!マスタぁぁぁ!!違いますのぉぉ!!そこは……あひぃぃぃぃいい!!」
「いやあ、そろそろモナティも普通にするのもじゃ退屈かなと思って」
「そ…そんな…違っ……ひぃっ!!ひくぅぅぅ……あくひぃぃぃ!」
 爽やかな笑顔で籐矢は容赦なくモナティのアナルを抉る。されているモナティにはたまったものではない。
 死ぬほど痛い。というか意識が飛ぶ。それでもずんずん突いてくる。ある意味地獄?
「あがはっ……くぅぅぅ……痛い…痛いぃぃ……酷いですの…マスタぁぁぁ!!」
「ハハハ。ごめんね。でもそのうちに慣れるよ。そうすれば気持ちよくなる。」
「そんな……嘘です……の…はぐふっ…あっ…くはっ…きひぃぃ!……ひやっ!」
 抗議の意を示すモナティに悪びれずに籐矢は続ける。続けていくうちにモナティの口から漏れるものが悲鳴よりも喘ぎの色合いを増していく。かくしてマスターじきじきのモナティのアナル開発が行われるのであった。



籐矢「…ふう……(なにかすっきりした顔)」
勇人「…………………………………………」
籐矢「ん?どうかしたのかい。新堂君?」
勇人「いや……その……なんというか……」
籐矢「言いたいことをいったらいいと思うよ。思ったことは包み隠さすにね」
勇人「だぁぁぁ!その胡散臭い爽やかスマイルはよせ!怖いから!」
ソル「つうわけで第三回だな」
キール「今回は男主人公&パートナーでおおくりします」

ソル「冒頭からなかなかの鬼畜ぶりだったな。某シリーズの俺たちも顔負けじゃないのか」
籐矢「ハハハハハハ。そう褒められると照れるなあ」
キール「トウヤの場合殆ど素でだからね。流石はCV魔王なだけのことはあるよ」
勇人「あの……おまえら………」
ソル「よくもまあ、ああも容易く飼いならせるもんだな。一度御教授願いたいね」
籐矢「それは企業秘密だよソル。しいていうなれば誓約者の力かな」
キール「ふむ、ある種の理想系だね。被調教者に自分から進んで調教を受けさせるというのは……」
勇人「なあ……その………」
キール「本当に素晴らしい力と才覚だ。是非とも僕らに協力を仰ぎたいね」
ソル「それでこそ俺が相棒と認めた男だな。どうだ今度こっちにも顔出して見たら」
籐矢「うむ。なかなかに魅力的な誘いだね」
勇人「だぁぁぁぁぁああああああ!!!!」
キール「なんだい?ハヤト。急に大声なんか出したりして」
ソル「溜まりすぎか?適度に発散させないと身体に悪いぞ」
籐矢「顔色が赤いよ。この時期は風邪にちゃんと注意しないと……」

 プチッ!

勇人「何をそんな爽やかに鬼畜談義しとるんじゃぁぁぁ!!お前らぁぁあああ!!!」

キール「何を怒っているのかと思えば……」
ソル「今更だよな………」
勇人「何が今更だ!俺たちは主役だぞ!正義の味方だぞ!それが何でどこぞの姦計と虚言の大悪魔と化しとるんじゃい!」
キール「それこそ今更だよねえ……」
ソル「つうか今回の座談会のテーマは……」
籐矢「ずばり………」
籐・キ・ソ「「「鬼畜主人公・パートナーによる鬼畜談義!!!」」」
勇人「何でじゃぁぁぁあああああ!!!」
ソル「まあその早い話、俺たちこっち系の出番が多いしな」
キール「前回はクラレットたちがいた都合で抑えてたけどね」
キ・ソ「「こっちの方が楽しい」」
勇人「声揃えるな!馬鹿兄弟!!」
籐矢「まあまあ、落ち着きたまえ新堂君」
勇人「落ち着いていられるか!お前は平気なのかよ!こんなの!」
籐矢「至って平気!(すっきり笑顔)」
勇人「うだぁ亜ああああああああああぁぁああああああ!!!」
籐矢「情緒不安定だね」
ソル「そういう年頃なんだろ」
勇人「俺か!?俺がおかしいのか!!??」
キール「まあ同じ鬼畜の魂を持つもの同士仲良くやろう。ハヤト」
勇人「一緒にすんなっ!!誰が鬼畜だ!だれがっ!!」
キール「え!!??」
ソル「だって……なあ……」
籐矢「そうだね……」
勇人「な……なんだよ…お前ら……」

籐・キ・ソ「「「自分だって魔王化してリプレ犯したことあったくせに」」」
勇人「うぁあああああぁああああああああ!!!!!!」



第三回座談会 一旦中断。後編ペルスタ編に続く。


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