狂乱演舞〜逆襲の勇人〜



不意に押し倒されたと認識した時にはそこに勇人の顔があった、つい昨日まではこの状況の正反対の状態にあったものだ。
動揺しているクラレットを全く気にしないかのようにしてそのままハヤトはクラレットの顎に手を添えて唇を半ば強引に奪う。
いつものようなハヤトの姿ではないような気がして一瞬恐怖があったけど少しだけ嬉しくもあった、きっとその感情は己が望んだことがあったから。
そのまま手を添えられた顎を軽く開放させられると自分の体の中にハヤトの舌が侵入してくる、襲い掛かってきた割には手つきが優しくもあったのはどうしてだろう。
クラレットが以前に行った行為をそっくりそのまま真似するかのようにして口内を舐め尽してゆく、そのまま舌を絡めとり彼女の唇を貪る。
こんな行為を男性にされているというのに全く抵抗の意思を見せようとせず、クラレットはそのままハヤトが手に染める行為を純粋に受け止めていった。
しばらくしてようやくハヤトが唇を開放すると息苦しさから、二人は方で呼吸をしているところが見られた、自分から責めたというのに息が荒いのは不慣れな為だろうか。
だがハヤトは彼女を襲おうとする手つきを止めようとはせず、そのまま彼女の衣服へと手を伸ばしていった、勿論それは肌蹴させる為の一つの行為であることはクラレトには分かっている。
だが、彼女の服に彼の温かい指が触れた瞬間、ぴたりとその手は体を固め、ハヤトという人間から動きを表そうとはしなかった。
「…待てよ…」
途中で動きを止めたハヤトに疑問を持って、クラレットはハヤトの瞳をじっと見つめた、彼を受け入れるつもりだったのだろう。抵抗の姿勢を表さなかったのが説明できる。
突然止まってしまえばそれを不思議に思ってしまえば当然の話だろう。かといって、自分から何かを言おうという気持ちを持たなかった。口付けの余韻を味わいたかったからだろうか。
ふと、突然ハヤトが不適に笑みを浮かべる。
「俺にはあんなことしたんだからなぁ………これじゃ倍返しにもならないよな…?」
するとハヤトは自分のポケットから何かを取り出した、それは何の変哲も無い布、体に一度だけ回せば丁度いい位の大きさである、クラレットが腰に巻いているものだと思えばいいだろうか。
もしかしてあの時自分がしたことをそっくりそのまましようとしているのだろうか、自分がどんな恐怖を感じたのかを味わせて、もう二度とさせないようにと教えるためだろうか?
だが、ハヤトの魂胆はクラレットの考えとは全く違ったことをさせたのであった。
「手首や足はやられたからなぁ…こっちはこうさせてもらおうかな」
「ぇ…?ハヤっ…ん…」
突然ハヤトの唇が再びクラレットを襲った、そのときの手にはその布が存在しておりそれはクラレットの視界の全てを縛り、後頭部できつく硬く締められる。
これでクラレットの視界は布によって暗黒の世界が広がり、その瞳にはハヤトのその凛とした顔立ちを写すことは無い。
「は、ハヤト…!?」
動揺を隠せるわけが無かった、視界を隠されてまともな思考が働けなかったということもあるのかもしれないがそんなことよりハヤトが何を考えているのかも分からなかった。
そんな彼女の慌てようを優しい目で―――勿論その瞳はクラレットには見えなかったが―――そしてそのまま手をハヤトが伸ばし始める、
「俺は体の自由を奪われたんだから…俺はクラレットからは視界の自由を奪う」
そこまで言うとハヤトは衣服の上からクラレットの乳房を両手で鷲掴みにし、そのまま揉みしだきはじめる、衣服の上からということは分かっても、快感は伝わってくる。
「ぁ―――んぅ!!は、はやとぉ…!!」
「最初は何も見えないんだから…最初は軽くいくかな…」
そのまま衣服を肌蹴させないままハヤトはクラレットの胸を時には強く、時にはゆるく揉みしだき、じっくりとその柔らかさを、その感触を楽しんでいった。
それからハヤトは当分の間は延々とクラレットの胸だけを執拗に攻めた、衣服を肌蹴させないままにした為に責めの手つきはただただ揉みしだくだけ、
当然クラレットの心の中ではもどかしさというものがあるだろう、もはや個々まで来ると羞恥心という物を覚える以前に快感だけを受けとめるだけだ。
倍返しをするといった割には全く持ってまだまだ激しくいじめてこようとはしていない。しかしハヤトは揉みしだく体系を変えようとしていた。
「よっと…」
「はぁぁ……は、ハヤト…?ぁ―――」
腰を持ち上げてクラレットを起き上がらせると彼女を体を反転させ、体のバランスを崩すかのように強い勢いで彼女の体を引き寄せる。そのまま後ろ首にキスをしながら、再び揉みしだく。
「まだまだ」
何度もしつこくクラレットの首にキスを繰り返しながら、全体を揉みしだくかのようにしてこまめに指の位置を変更させながら背後から揉み続ける。
当然何度も何度も揉まれれば揉まれるほどに彼女の声からは喘ぐ声が止まらない、それどころか最初に押し倒したまま揉みしだいた時よりも甘く、甘美なものだった。
さらに視界が見えないというところが快感を与えることに更に影響をさせていた、どこに力を入れて抑えればいいのかも分からずどこにも無意識に力が入らない、そんな状況ならばどこを触られても快楽なのは当然だ。
ハヤト自身もその質感のある乳房に夢中になっているためか、そこからは何も一言も語らずにクラレットの乳房を揉み続けた、昨日の夜感じた感触だったのに新鮮だった。
「ひゃぅ…!!そんなぁ…揉んだら……んあ、あぁ!!」
揉むだけで随分と反応してくれるようになってきた、そろそろいいだろうか、突然ハヤトがクラレットを再び反転させ、開放したと思えば再び押し倒す。
ここから見てみれば既に衣服の上からでも見えている、彼女の乳房の先端についている果実が既に自己主張をしている、明らかに欲情している証拠だ。
だがハヤトはまだ彼女の体を暴こうとはしない、最後の最後までのお楽しみといったところだろうか、再び乳房に手をかけたと思えば今度は指が果実をつねるようにして握る。
「ひゃ、はぁん!!は、ハヤ、トぉ…!!」
一気に甲高い声を上げて喘ぐ少女、体にくっついたかのようにして実る乳房を揉むよりも果実を責めたほうが明らかに快感が迫っていることが意図も簡単に分かる瞬間。
ハヤトはそんな彼女の喘ぐ姿を、自分の名前を呼んでくれたことぐれしくてそのまま螺旋を締めたり緩くしたりして果実をいじめてゆく。
「は、ハヤトぉ…!そ、そん、な、い、苛めな、いで…!わ、わた、しぃ、溶けちゃいそうで…!!」
「…そろそろ潮時かな」
果実をいじった指を開放させると彼女の息が荒いところを気にしないままにとうとう彼女の生まれたままの姿へと変化させてゆく。
汗で濡れて、肩で息をしているその姿から肌をさらけ出すということには一苦労をしたが、割と早めに彼女の体をさらけ出すことには成功した、未だに果実は自己主張を止めない。
実った乳房は服の上から見るよりもやはり違ったようなものを感じさせて、そのままハヤトは再び乳房を苛めることにしたらしく、そのまま先端に吸い付いた。
「は、はやっ、あ、んぅ…!!」
指と口での果実の責め方には大分違いが生じる、どのみちその行為がどちら共に快楽という言葉を発生させることは意図も容易なことなのは当然だ。
舌から零れるつば液で濡れさせて、舌で先端を舐めながら軽く吸い上げたり、強く吸い上げたり、長時間にいたって延々と呼吸と共に吸い上げたりと彼女の母乳を吸い上げる。
あの時は自分のわずかに残っていた理性で殆ど抑えていたものだが、この状況でそんなことが出来るわけが無い、襲ったのは自分であるということでもあるのだが…
だが、彼女からまだ一言もねだるような声は聞こえてこない、ただ口に含んでいる果実だけがさらに求めて自己主張を止めようとしないだけである。
「だ、らめぇ…ハヤトぉ…」
最初から抵抗は無かったのにそこで始めて彼女が抵抗した、声だけでの抵抗だったが、それはハヤトの責めの手つきを止める効果にだけはなったようである。
母乳を吸い上げる口を彼女の果実から話すとそのまま目をふさがれたままの彼女を見つめて一言。すでに彼女のそこは密で濡れてはいるようだが。
「どうしてだ?昨日はあんなに不満を口にしてたのにな?」
乳房を自分に押し付けてきたときのことを言っているのだろう、それが最上のとりでとでも言わんばかりにハヤトは主張するが、クラレットの抵抗の意味はもっと簡単な理由だった。
「だって…ハヤト…私の胸しか愛してくれないですもの………」
布は、涙で濡れている。
「お願いです…ハヤト、私の胸じゃなくて…私、自身を…愛してください…」
肩で息をしてぎこちがなかったがハヤトの耳にはそれが伝わった、自分自身を、つまりそれは自分の全てに触れて欲しいという欲求である。
責め続けた為の淫乱化といってしまえば悪い言い方となり、彼女の心にも酷く突き刺さってしまうものかもしれないが彼女が求めてくれているだけなら悪い言い方でもよい言い方でも嬉しかった。
仕返し、という意味でこうやって彼女を襲ったつもりだったのにいつの間にこうなってしまったのか?正直彼女が抵抗しないのは罪悪感からだと思っていた、
女性にそこまで言わせることが出来るというのもある意味では罪深いようなことなのかもしれない。
なんだか自分がそれを無理矢理言わせるためにここまで彼女を苛めたんじゃないのかというようか感覚にも陥ってしまうのだから、
だから彼女から言われた「愛」という言葉に少しだけ違和感が生じた、自分は彼女を愛したようにして彼女を苛めていたのだろうか?実際は別の理由で苛めていたのではないか?
彼女が誤解をしているということは分かる、けれど悪い誤解なんかじゃない、ここからは「新堂勇人」が「クラレット・セルボルト」を愛して交わろうと決めた。
「分かったよ、クラレット…ちょっと待ってな…」
そこまで言うとクラレットの視界を塞いでいた戒めを開放する、涙を零した為に目頭は赤くなっているが、ハヤトと目が合うと安堵したかのようにして背中へと手を回していった。
「元々倍返しのつもりだったんだけどなぁ…?」
ついついそんな言葉を漏らしてしまう、そんなハヤトの独り言を聞き逃さなかったクラレットは再び笑顔を浮かべる。
彼女には全て見透かされているのではないかという感覚に何故か一瞬陥った、どこをどう見てもそんな瞬間の場面が無かったというのに何故かハヤトにはそううつった。
肌を重ね合わせるとそのまま彼女の体にそって体をもてあますことのないようにして撫でてゆく。
白い肌は感覚的に分かるのだろうか、普通の女性と違ったような柔らかさだった(勿論こんな行為が初めてなハヤトの妄想である)
首、腕、何度も苛めてきた乳房、腰、足へと上から下へと滑らかな手つきで彼女の体を撫で回す、さっきまでの喘ぎ声の印象が大きかった為かそのときの声は甘く感じられなかったことが悔しい。
「はっ…ふぅ…ん…」
それでもそれは甘かった、矛盾しているなということは自分でも確信がついているし結局は甘い声だと分かっているじゃないかと馬鹿馬鹿しい自嘲感覚がハヤトの心で聞こえてくる。
そのまま彼女の乳房へとまた襲い掛かりたい衝動もからだの中で覚えてくるかそんなことをすれば再び彼女は抵抗の意思を見せて言ってくるだろう。
自分を愛してと―――
それに自分自身でも責めすぎたではないかということも思い出してくる、今更何を言い出すんだと言う言葉もあるがまぁ仕方は無いでしょう。
愛撫を繰り返しながら苦笑が何度ももれている、苦笑は彼女に感づかれないようにして直に表情を隠して気付かれないようにする、無駄な心配をかけたくないために。
「そろそろ、ここも行くか…」
下部でハヤトの声が聞こえると思えば、ハヤトはそのまま彼女の女性の部部へと差し込み始める。
「ひゃぅ!!は、ハヤト…!!」
また、甲高い声が聞こえてくる。勿論何度も聞いてきたクラレットの嬌声そのものだ。
指を彼女の体の中に差し込んで、鳴らすためにうごめかす、最初はやはり彼女にも力が入ってしまっているということが分かる。
だが…昨日騎馬位で挿入してきたのだからそこまで大きい嬌声を上げるものだろうか?もしこれで結合させたらどうなるんだ?
そんな些細なことがなんだか気になりはしたがとりあえず今は彼女が甘い声を出して快楽を感じていることを確認しなければならない。
指が白い液体で染まりながら彼女から声が聞こえてくるその瞬間を待った、なるべく早めに味わせるために緩急は当然つき始めていた。
「そろそろ…いいかな…」
限界というものがやってきている、これが初めてというわけではないがやはり少しだけ緊張もするところだ、あの時は勝手に入れられたものだし…
目を細めていたクラレットが荒めな息使いをしながら頷くところを確認する、勿論頷くというのはそれを受け入れるという言葉なのは当然の事。
ハヤトはそのまま彼女の腰を持ち上げ、彼女をうつ伏せにしてのしかかるとそのまま自分のそれを彼女の中へと侵入させてゆく、
「あ…!!あぁ…!!」
悲鳴にも近い声が聞こえているということはそれに苦痛を感じている証拠だろう、どこか体のの一部分が無駄に力が入っているということもそれは分かってしまうのだ。
「力を抜いて………大丈夫だからな…」
励ますかのようにしてそのまま彼女の中に自分の欲望を遠慮なく挿入してゆく、その度にクラレットは甘く、悲鳴も混ざったような声を何度も上げる。
全てが入ったところで一時期にいたって時間が止まる、痛みが悪化しないようにするのもそうだが、容赦なく締め付けてくるものが中々動けないようにしているのか。
「大丈夫?痛くないか?」
のしかかったようにして挿入させたところで彼女の頭を撫でるようにして様子を確認する、苦痛とも快楽とも受け取れない表情を浮かべながらそれに答える。
「はぁ…あ…は、はい…ハヤトぉ…気持ち…いいです…」
そこまで言ってないだろ、とは即刻突っ込みたくもなったがクラレットガ思考的にも大分蕩けているということが証明された一言だった。
目を細めたまま彼女がハヤトの法へと振り返ってくる、勿論首と上半身の一部だけしか動かせることは出来ないがそれでも何とかハヤトの顔を見つめることは出来る。
その表情はあまりに艶かしかった、クラレットという存在が一番美しく見えた瞬間だろう。
「は、ハヤ…と…は…どう、ですか…?」
体に侵入しているそれが何度も波をつれてくるために声が途切れ途切れだが、それでもハヤトには通じてくれた。
「…大丈夫…俺も…」
「はぁ、…はやとぉ…あ、あぁ…!!あぁぁ!!!」
そのまま愛液と絡ませるかのようにして動かし始めると直にハヤトにも限界がきたことを悟らせた。
「うぅ…」
そしてそのまま、クラレットの体にはまたハヤトの精が侵入していった、それは世界を巡ってやがて一つになる。


「うーん…」
起きてみたら朝だった、あの行為からどれだけ眠っていたのだろうか。余韻が大きければ大きいほどに眠っている時間も長かっただろう。
下手をすれば一日中眠っていたのかもしれない…その場合はフラットの誰かに見られていたのかもしれない…その場合は拙い、兎に角拙い…
まぁそんなことよか、とりあえず起きるか、そう考えてハヤトがベッドに両手を後ろで当てて起き上がろうとしたその瞬間だった。
ふと、右手に柔らかいものが当たっている、なんだこれ…?やや疑問を抱きながらそちらの手を見れば…その手はクラレットの乳房を握っていた。
「うわわっ!!??」
驚いて、直に手を離す、あの時揉みしだけたとけとは全く別の状態なのだ、何も考えてない時に掴んでいれば驚かないわけも無い。
「…朝から…元気ですね、ハヤト…」
「へっ…?」
起きてたのか?と聞きたくもなったが突然この言葉、つまり乳房を握ってしまったことでクラレットにも意識と言うものが蘇ったのである。
起き上がるハヤトに対して一緒に彼女も起き上がるとそのまま腕をハヤトに回し始める。
「いいんですよ…?今日は一日中…やってあげますよ…」
「はい…?」
回した腕をそのままにして体重をベッドにかける、彼女の体重と重力によってハヤトも一緒に体重を落としてベッドに倒れ付す。
「ふふっ…ハヤト…朝から盛んなんですから…」
そこまでいうとクラレットがまた唇を重ね合わせる。
「あ、あのー…俺そんな気は無いんだけど…」
「無くてもあっても…今日はずっとお願いしますね?」


結局、ハヤトの逆襲は失敗したようである。
声が空しく木霊した。


おわり

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