消せない罪(後編)



自分の罪に押しつぶされそうなアメルをマグナはその唇を吸った。
「……マ…マグナ?」
「アメルだけが悪いわけじゃない、元をただせば俺の先祖が君を苦しめたんだ。アメルに罪があるなら俺だって同罪だ」
「そんな…マグナ貴方は悪くないわ…」
マグナの言葉を否定しようとしたが、マグナの目にはうっすらと涙を溜めて
「自分を責めるなよ。…俺もうアメルの悲しい顔なんて見たくない」
アメルをしっかり抱きしめ、耳元でそっと囁いた
「…そんなの俺が忘れさてやる」
アメルはマグナの体温を感じ、涙に濡れた眼を閉じそっと抱き返した。
 
「ちゅ…ん…ちゅる…ちゅっ…はぁ」
二人は素肌になり、抱き合いながら舌を絡めていた。
マグナはそのまま絡めるのをやめ、アメルの後ろに周り耳、首筋に口付けし、そのまま背中にある翼の生えていた痣を舐めた。
「あ…ふぁ…ぁ…んん!」
アメルの背筋に電流が流れるような感覚が走った。マグナはその行為をやめず舐め続けた
まるで怪我をした動物の傷を癒すかのように…

「ふぁ…くすぐった…んん!!」
そのまま背中の痣から首筋まで舌を這わせ、アメルの胸を手で包み揉み始めた
「んん…あ…ふぁ…あ、ん…」
アメルは少し声をころし喘ぎだした。大きさも形も丁度よいその胸をゆっくりを揉みほぐし、次第に硬くなった乳首を軽く摘んだ
「はぅ、そこ……ひゃんんっ!…」
アメルは短い悲鳴を上げ、身体を左右によじって胸を弾ませる。
そのまま乳首を摘んでクニクニ捏ねまわした。
「やっ…ああんっ!やああ…あっ!」
次第に足が開いていき、それをみたマグナは問いかけた。
「あれ…アメル、自分から足開いてるの?」
「違っ…!」
「もう…こんなになってるよ」
否定しようとしたが、秘所から愛液を掬い見せるとすでに赤く染めてる顔がさらに赤くなった。
「マグナ…意地悪です…」

アメルを横にし、マグナは腿の間に入り股間を何度もキスをする。
「ぁ、あん…んっ、あ…ぁうぅ…そ…こ…汚いです…」
「汚くないよ…」
そのまま秘所を広げてそこから溢れてくる愛液を舌で舐めだした。
「んぅぅっ、ふっ…あっ、ああ、ふぁ…はぁぅぅ……」
秘所からこぼれる愛液を舐め取り、陰唇を舌先で弾き回す。
「あ、やぁ……ん、ふぅ…あ、い…うぅぅう」
愛液が菊門まで垂れていき、それが伝っていくと別の生き物のように動き出した…
「…お尻の穴がヒクヒクしてきているよ。アメル」
「み、見ないでください…だ、だってマグナが…」
アメルはあまりの恥ずかしさに顔を抑えるが、マグナはさらに行為を続けた。
「は……うんっ…あっ!」
痙攣している菊門を愛液で塗らした指の腹で揉むように弄ると、アメルは敏感に感じ腰が浮き始め
「ひ…ああぁ!そ…そっちはダメですぅぅっ」
そのまま陰核を舐めながら菊門を弄ると指が滑り込んでゆく
「んぅ…あっ、ダメ…そんな、感じすぎて……ぁあっ、ダメ!それだめですっ…お尻だめぇっ!!はぁっ…ふあぁぁああぁ!!」
指の第一間接まで入ると絶頂し何度も身体を震わせ、大量の愛液をこぼしながらアメルは荒く息を継ぐ。
「…アメル、いくよ…」
乱れたアメルに興奮したマグナは我慢できず、すでに硬くなった肉棒を、まだ息を整えてないアメルを後ろから抱き上げ秘所に挿入した。

「まっ!……ひゃああぁあああぁっ!!」
まだ絶頂してから間もないアメルの秘所は別の生き物ように蠢き、マグナの肉棒に絡みついてゆく。
「ん、あっふぅん…あぁ、熱い○○○○○熱いのぉ…んぁ、ああぁああっ!」
桃色の膣壁をかき分け、肉棒は奥へと進みアメルは卑猥な言葉を言い秘所をヒクヒク震わせながら狂おしく肉棒を締め付ける。
「うう…ア、アメル…きつくて、たまらないよ」
「あひぃっ……あっ、はぁんっ!○○○○、奥っ…あぁ、すごぉいっ!!」
何度も膣奥を強く突き、掻き回すとアメルは、激しく腰を振り、マグナの肉棒に歓喜の声を上げる。
「あぁああ…ダメッ!○○○○○すごいです……奥届いてっ、あっ、あぁあん!…お尻っ、止まらない……ま、また…イッちゃう…んはぁああぁぁぁああ!!」
アメルは2度目の絶頂に達し、繋がったままベットに身を沈んでいこうとしたがマグナはそれを許さなかった。
そのまま腰を引き四つんばいの体勢にして、後ろから貫いていく。
「ダメェ……これ以上、○○○○○入れちゃ…あぁあん!」
アメルはベットのシーツを握り締めそして、マグナの突き上げから逃げるかのように前に進もうとしたが逃げるお尻を掴んで引き寄せると、前に突き出した。
「ぁっん、んん…やっ…あっ…ぁああぁあっ」
結合部分からは何回もの絶頂で中に溜まった愛液が音を立てて湧き出し来る。それを見たマグナは
「すごい…俺とアメルが繋がってるとこが良く見えるよ…」
「う、嘘っ…あっ、だめっ見えちゃうっ…○○○○っ全部見えちゃうっ」
アメルは恥辱に打ち震えながら、結合部分を逸らそうとお尻を振るが、逆効果となり更なる快感を得た。
「あひぃっ!ああっ…はぅぅううっんん」
マグナはアメルとの結合部分を見ると痙攣している菊門を見ると、何を思ったのか近くに置いてあったペンを手に持った

ペンを手にしたマグナは、柄の部分に代えアメルの菊門に差し込んだ。
「んぃっ…あっ、うぁああぁっ!?」
アメルは初めて感じたことのない挿入感に身を振るわせた。
「ん…あ!…くっ、ふぁ…ぬ…抜いてくださぁい……」
アメルの今にも泣き出しそうな顔を見るとマグナは快感を感じそのままお尻を引き寄せ更に腰を突き出した。
「あひぃっ!あっああ!はぅぅううっんん!!」
突き上げるたびにペンに刺した菊門が動きペンを飲み込んだり、吐き出したりと蠢き奥の奥まで入り込んだ肉棒の先がアメルの子宮口に当り、更に押し上げていく。
「こ、こんな激しいっ!ああっ!!奥に当っちゃう!……あぁ…ひぅっんんん!!」
こみ上げる二つの感触にアメルは悲鳴のような声で喘いで、弓のように反らせていった。
「んんっ!くっ、はぅぅっ…ぁああっ、らめぇ!きてるぅ○○○○○奥っ、届いてるっんん!」
「あ、ああっ…アメルのが俺のに当って、グリグリしてるよ」
全身をガクガク震わせながら身悶え続けいく。そのせいで締めつけは更にキツくなり、肉棒を絞り込んできた。
「そんなに締めつけたら、俺…もう」
マグナは限界寸前の肉棒を更に腰を前後させ続け、アメルも限界にきていた。
「あっ!…ぁあっ!……きちゃうっ!わたしもぉっ!!」
「ア、アメル!アメルゥ!!」
「ああぁっあああああああ!!」
互いに絶頂し、アメルの膣が収縮すると同時にマグナの肉棒は溜め込んだ精液を一気に放出した。
「ぁあっ、はつ……あっ……ぁああぁっ…ああっ」
アメルはぐったりと倒れ、徐々に硬さを失ってきた肉棒と秘所の隙間から、精液が逆流し、菊門からは刺したペンがポトリと落ちた…

アメルは頭を枕にうつ伏せ、マグナは反省していた。悪夢を忘れさせる為とはいえ、無茶なことをしてしまったことを。
しばらく二人に気まずい空気が流れたが、アメルが口を開いた…
「マグナ……意地悪です、あんなに激しくするなんて…」
「ごめん…優しくするつもりがつい…」
マグナは申しわけなさそうに謝ると、アメルは身を乗り出し目を見つめる。
「謝らないでください。頼んだのは私ですし……でも」
アメルはまたあの夢を思い出し、顔を暗くしていった。
「また同じ夢を見ちゃうんでしょうね…あの罪深い夢を…例え、一瞬の快楽で過去を忘れてたとしても私の罪は消えることはありません…そんな私が幸せになっていいのでしょうか…」
暗くなったアメルをマグナは抱きしめ自分の額をアメルの額に当てた。
「マグナ…?」
「俺はそれでも幸せになっていいと思う…アメルはあの戦いで十分に償ったよ。たとえ今が幸せでなくても俺がアメルを幸せにするから」
「……はい…私も…マグナと幸せになりたい…です」
そのまま二人は抱き合い、横になりマグナはアメルの頭をなで…
「大丈夫…もう怖い夢はみないよ、アメルが眠るまで起きててあげる」
そう言うとアメルは安心したかのように静かに眼をつぶり眠りについた。
 
消せない罪……それでも私は生きていける…愛する人、マグナ・クレスメントが傍にいる限り…


おわり

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