『選択』



気絶したアルディラが目を醒ますと、目の前にイスラが立っていた。手にはキルスレスを持ち、抜剣している。剣には誰かを斬ったのか、多量の血が付着している。
「やあ。今日は一番気に入らない奴とその次に気に入らない奴が同時に片づいてね。」
歌うように言い、
「気分が良いから、今回は君に選ばせてあげるよ」
懐からバイブを取り出し、アルディラに一つの『選択』をさせる。
「これでもう一回遊ぶのと、僕のモノをしゃぶるのと、どっちがいい?」
「なっ……!」
予想もしない発言にアルディラは驚く。どちらも願い下げだが、そんなことを言えば恐らく両方させられるだろう。それに…
(もう一度…あれを入れられたら…本当に私はどうかしてしまう…)
それこそ、快感だけを求めるただの雌に。
長い沈黙の末、彼女は『選択』する。
「イスラ…あなたの…に…するわ…」
悔しさを顔に表しているアルディラに、イスラは更に意地の悪い命令をする。
「そんな言い方じゃだめだよ。『イスラ様のモノをしゃぶらせてください』って言うんだよ、アルディラ」
「なっ、そんなこと…」
「それじゃ、コレ入れちゃうけど、いいの?」
イスラはバイブをちらつかせながら言う。唇をかみながらアルディラは言う。
「イスラ…様の…モノを………しゃぶらせて……ください…」
「よくできました。はははっ」
イスラがニヤリと笑い、部屋の端末を動かす。すると、アルディラの身体に自由が戻る。
彼女はイスラを攻撃しようとしたが、なぜかできない。
どうやら、身体は自分の意志で動かせるが、行動に制限がかかっているようだ。
「ねぇ、早くしなよ。それとも…」
バイブを持つイスラに脅され、アルディラは急いで彼の前にひざまづき、彼のズボンからそれを取り出す。それは、赤黒い色をしていた。抜剣の影響か、彼の持つバイブより一回り大きい。表面に浮き出た血管がまがまがしく脈動している。
「んっ…れろっ…む…」
アルディラはその肉棒に舌を這わせる。竿を満遍なく舐め、唾液で濡らしてゆく。
始めは男性器を舐めることに抵抗を感じていたアルディラだが、少しずつ頭がぼおっとしてきてだんだんと積極的になってゆく。亀頭を舐め、腹を舐め上げ、肉棒全体を口に含んでしゃぶり尽くす。
「ちゅばっ…ん…くちゅ…ふっ…んちゅっ…む…ん」
「ふふ、上手いじゃ…ないか…」
巧みな舌遣いに、イスラは限界に達し、彼女の口腔内に精を解き放つ。
「ん…かはっ!ごほっごほっ…」
突然の射精にアルディラは戸惑い、せき込み顔を背ける。迸る精が彼女の顔を汚す。

それからというもの、イスラは頻繁にアルディラの元を訪れ、彼女に『選択』の機会を与える。その度に、アルディラは彼の剛直を『選択』する。
「なかなか上達してきたね…アルディラ」
イスラは座りながら、一心不乱に自らの肉棒をしゃぶっているアルディラの頭を撫でる。こみ上げる射精感を感じ、彼は自らを打ちつける。
自分の口に吐き出された精をアルディラはこくり、こくりと飲み干していく。
「んっ…むっ…ん…ぷはっ…」
イスラの服は返り血で赤く染まっている。量からしてかなりの人数分であろうが、アルディラはそんなことにはほとんど気がつかない。
「いい兆候だね…ふふふ…」
命令されてもいないのに肉棒の汚れを舐め取っている彼女を見て、イスラは呟いた。・


つづく

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