ギアン×フェア 1



初めてこんな事をした夜は、痛くて痛くて涙が出た。
あんな大きいモノが、私の中に入ったらアソコが裂けていっぱいいっぱい血が出ちゃって、痛くてそのまま死んじゃうって思った。

死ななかったけれど、アソコがヒリヒリして…何だか変。

もっとして欲しいって思うのは、どうしてかな?

私がギアンの気持ちを探る様に彼を見詰めたら、ギアンは深く深く息を吐いてにっこり笑う。

『初めてだったから、痛かったよね?』

『いっぱい血が出たね。…シーツが真っ赤になってる』

『もう少し慣れたら、凄く気持ち良くなるよ』

うん、うん。凄く痛かった。血もいっぱい出た。………慣れる?慣れると気持ち良くなるの?ねぇ、ギアン。慣れたら本当に気持ち良くなるの?

私の視線から私の気持ちを察したのか、ギアンはそれはもう満面の笑顔で笑った。

『勿論さ』

そう言ったギアンの瞳がギラギラと光った事に、その時の私は気が付かなかった。
彼の紅い瞳が、死んでから暫く経って捌いた鶏の首筋辺りに滴り落ちる粘ついた赤黒い血の色をしていた事に、私は気が付かない。

ただ、慣れれば凄く気持ち良くなるのだ、と安堵して眠りに落ちただけだった。それから暫くは、ギアンが求めるままに私は彼に抱かれた。
最初に比べれば、痛くもなくなってきたけれどギアンが私の中で動く度に呻いてしまう。
『声を出せば良いじゃないか』
額に張り付いた髪を煩わしく払いながらギアンは私を突き上げた。
私はそれが良く判らない。

気持ち良いのかな?ただ単にギアンが勢い良く動くから声が出るだけなんじゃないかな?

う〜ん…。

変に深く考えると、私に覆い被さったギアンが残念そうに呟くのが聞こえる。

『気持ち良く無いのかい?』

よく判らない。でも、揺さぶられる度に私にしては「いやらしい」と思う様な声が出るのは本当。なら、気持ち良いのかなぁ?
「気持ち、良いよ…」
そう呟く迄、まるで捨てられた子犬みたいだったギアンは私の言葉にぱぁっと表情を明るくする。

そして―

私をきつくきつく抱き締めながらギアンは言った。

『じゃあ今度からは、シて欲しかったら』

『君からボクに言って欲しい』

『その時は―』

多分、私はギアンの言葉を理解していなかった。理解していたら絶対に彼の言葉に首を縦に振らなかったろう。

「んっ…んンぅ…」

私は仕事が終わると、大して疲れてもいないのに必ずベッドに潜り込む。
そして、毛布の中で煩わし気にズボンとショーツを一気にずり降ろしてアソコを指でまさぐる。
とろとろと溢れる液を右の中指に絡ませて、オシッコの出る所を規則的に擦った。

『その時は、ボクが直ぐ君に挿れられる様にして』

私のアソコが濡れてないと、ギアンは私の中に入れない。だから、シて欲しい時は私はこうして自分で自分のアソコを濡らす。
そうすれば、ギアンは直ぐに私を気持ち良くしてくれるのだ。

凄くいやらしい事をしていると、多少なりとも自覚はしている。
左手でアソコの襞を押し広げて、むき出しになったオシッコが出る所を指で擦る度に荒い息が鼻と口から漏れては消えた。
でも、ここは私の部屋だから誰も来ない。
そうした有る種の安心感から、私は毛布を跳除け強く強くアソコを擦る。
「はぁっ、んふっ…、ん、んんうぅ…!!」
外気に晒されたアソコが熱を持った。私は一心不乱にアソコを擦り続ける。
余りに夢中になり過ぎて、ノック直後に部屋に入ってく来る人物を忘れていた。

それだけが、誤算だった―
「ギアン…シて欲しいの…」

少ししてから彼の元を訪れた私は、暗いであろう顔を見せない様に俯きながらギアンの服を引っ張る。
私の様子に、ギアンは(多分)恥じらいを感じてくれたのだろうか、いつも通りに優しく笑い掛けて抱き締めてくれた。
「今日はおあずけかと思ったよ」
そう言って、おもむろに私の唇を塞ぐ。
歯を軽く舐めたと思えば、私の舌を探って啜る様に舌を絡めて来た。
じゅる、じゅずず、と何とも言えない音立てて交わされる口付け。ギアンの腕が私の背中から腰、そしてお尻を撫でて行く度にさぁっと浮かんだ汗が冷たい膜となって私を包む気がした。
ズボンに入り込む手がこんなにも悍ましく思えたのは、初めて抱かれた時以来。

お願い―
あまり触らないで。
バレちゃう…。


コツン、と私のアソコに触れたギアンの指が止まる。
彼の指が私のアソコの穴の辺りを何度も確認する様に蠢いた。

「あまり、濡れてないね…」

耳元で囁かれたギアンの言葉が、落胆の色を溜息と共に吐き出したらしい事は、彼の表情を見なくとも良く判る。

ごめんなさい濡らせなかったの。
だって、急に―

言い訳だけが、頭の中で

つづく

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