カシス調教 四日目



「今日のメニューは中止しよう。」
キールは突然言い出した言葉にソルは呆気に取られた。
「本気かよ。三日後には父上にまた差し出すんだぜ。早く仕上げなきゃ行けねえのに。」
「調教自体は明日で九割方完成するよ。明後日に仕上げをすればいい。それに今日習得させる分は・・・。」
そういいながらあっちの方向を指差す。
「・・・僕達が出るまでもないしね。」
「まあ確かに・・・。」
指差した方向には双頭のディルドーでカシスを犯すクラレットの姿があった。2人を繋ぐディルドーを通してクラレットの巧みな腰使いがカシスにも伝わる。何度も姉に犯されるうちにカシスも腰使いを次第に学習し自らも腰を動かし姉を犯す。
「あぁんっ・・ふあ・・・う・・くん・・・ひんっ・・・」
「い・・イい・・あ・・はう・・・ひゃうぅぅ・・・あふっ・・・」
連日の陵辱にもはや崩壊寸前のカシスの自我はクラレットと繋がる快感にたやすく溺れた。
自分の中の理性が止めろと訴える声が聞こえる。それでも体の疼きは止まらない。肉欲を貪る事にこれほど快楽を感じるのは初めての経験であった。
(変だよ・・・あたし・・・変だ・・。おかしく・・・なっちゃ・・た・・。)
羞恥心と本能の葛藤の中で涙を流しながらもカシスは腰を動かしつづけた。

「・・・となると今日は暇だな。」
「そうでもない。実はネズミがまぎれこんだらしい。」
アカネは見慣れぬ無色の派閥のアジトを慎重に気配を消しながら徘徊していた。
(たぶん・・・ここにカシスがつかまっているはずなんだけど・・。)
カシスの突然の失踪は仲間たちに大きな動揺を与えた。彼女の行方を探る内に無色の派閥のアジトへとアカネは辿り着いた。師には深追いは厳禁と強く言われていたのだが。引き下がるわけにはいかなかった。いまトウヤ達一向は町を悪魔軍をもって攻撃するバノッサの軍勢と必死で戦っている。本当ならいますぐにでも駆けつけてカシスを救いたいというみんなの気持ちがアカネには痛いほどよく分かった。だからこそ自分がカシスを救い出し仲間達を安心させてやりたいという使命感にアカネは燃えていた。
(とはいえここ広すぎよね・・。どこに捕まってるのかだけでも判らないと・・・。)
刹那気配を感じ飛びのく。自分が先ほどまでいた空間に攻撃用の召喚術が打ち込まれた。
攻撃のきた方向を鋭く察知すると術を放った術師の背後に回りその首筋に刃を当てつける。
「いきなり攻撃してくるとはやってくれるじゃない。」
「シルターンのシノビって奴か・・。かなわないな。一対一じゃな。」
囮!気が付くのが遅すぎた。背後からの召喚術にアカネの意識は消し飛んだ。
「ったくオレをおとりに使うかよ普通。オレごとぶちかましやがって死ぬかと思ったぞ。」
「すまないソル。こうでもしないと確実に当てられなかったからね。」
「・・・でどうすんだ。コイツ。」
「父上に届けるのが筋なのだろうがそれではおもしろくないな。よしこうしよう。」
麻痺の術で自由を奪われたアカネの側で兄弟は語り合う。
「む〜む〜〜〜〜〜〜」
猿ぐつわをかまされ後ろ手に縛られながらもアカネはうめく。
「安心して欲しい。君は仲間たちの元へ返してあげよう。本来なら間者は拷問の後殺すのが決まりなんだけどね。」
そういうキールの瞳にはなにやら思惑が宿っていた。
「そんな勝手が許されるわけないだろ。」
「まあ待てソル。彼女にはここに誓約者達を連れ込んでもらう。彼らと父上がともに潰しあってくれれば僕たちにも機会が巡ってくる。」
「兄さん、アンタんなこと企んでいたのかよ。」
「どの道このままでは僕達は用無しさ。あの人にとってみればカシスやクラレットと大差ない。使い捨ての駒さ。お前にもつきあってもらうぞソル。」
カシスの名を聞きはっとしたアカネはなんとか猿ぐつわを自力で外し声を上げる。
「カシスは無事なの!いったい何所にいるの!」
「無事かどうかはともかく生きてはいるよ。・・・そうそう。仲間の元に返してはあげるっていったけど無事でとは一言もいってなかったね。」

「ぐぅぅ・・・あぎぃぃ・・・ぅぐう・・・・・。」
機械兵士の肉棒ならぬ鉄棒がアカネの秘所を貫く。熱を帯びた鉄棒は胎内を焼きアカネに地獄の苦痛を与える。
「あぎぃぃぃぃぃ・・・ぐがぁぁぁぁぁ・・・あぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
尻肉を万力のようなマシンが強力にはさみこむ尻が握りつぶされるかのような圧力。更には鞭のような触手を携えた悪魔がアカネの体を殴打する。
「さすがシルターンのシノビだな。これしきのことじゃ壊れないか。」
「対拷問用の訓練も受けているからね。でもいつまでもつかな。」

ココで死ぬわけにはいかなかった。いっこくもはやくみんなにこのアジトのことを伝えねば、しかし迫りくる痛みはクノイチである彼女でさえも抵抗しきれぬものとなっていく。
「ひがぁぁぁぁぁぁ・・・・いぎぃぃぃぃぃぃ!!」
小型のドリルが足に腕に小さな穴を開け始めたあたりからアカネの意識は絶え絶えとなっていった。全身をひきつらせ泡を吹き白目を剥く。
「おっ・・とうとうくたばったかな。」
「まだわからないさ。これをこうして・・・。」
プスッという音とともにカンザシの留め針でアカネの乳首を突き刺す。刺激に意識を取り戻したアカネはたまらず絶叫する。
(お師匠・・・みんな・・・もう駄目・・・死ぬ・・・・)

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
無言のまま少女は犯されていた。少女の名はサイサリス。バノッサの手勢によって壊滅した騎士団の生き残りである。
「糞っ!なにもしゃべりやがらねぇ、この餓鬼。ちったぁ声を出してオレ様を楽しませろよ。」
無反応を貫き通すサイサリスをバノッサは背後から激しく犯した。まだ未発達な生殖器の締まり具合は満足の行くものであったが、反応の無さに興ざめしたバノッサはモノを引き抜き少女を放り捨てた。
(・・・・・・・・・・・・・イリアス様・・・・・・・・・・・・。)
朦朧とする意識でサイサリスは愛する上司の名を呟く。
「おいカノン、そっちの女はどうだ。」
「駄目ですよ。このお姉さんメンバーみんなで相手してるうちに緩くなっちゃって壊れちゃったみたいですよ。」
あどけない顔をした少年が答える。彼の視線の先には金髪の若い女がバノッサの手下達によって輪姦されていた。
「・・・ああ・・・・ひ・・・・ふぅ・・・ラム・・ダ・・様・・・もっと・・だして・・。」
十数人がかりで責めつづけられすっかり緩くなった陰部に数本のペニスを同時に挿入されながら女、セシルは愛する男の幻影を見ていた。
「そういえばバノッサさん。無色の派閥の人達から連絡がありましたけど近いうちに魔王召喚を行うから戻ってきて欲しいんだそうです。」
「アイツラめ。オレ様の力が欲しくて泣きついてきやがったな。よし、もうひと暴れしたら戻るぞカノン。」

「戻ったよ。」
扉を開けてキールが帰還を伝えるとそこでは先に果てたカシスをクラレットがなおも責め つづけていた。
「はむぅぅぅ・・・ふぐぅぅぅぅぅぅ・・・ひむっ・・んむぅぅぅぅぅぅ・・
「・・・ハァハァ・・・カ・・シス・・・イイ!・・・あ・・・」
カシスの上に乗ったクラレットは己が舌をカシスのそれに絡ませディープキスをしながら互いの乳頭を重ね合わせ、またバイブで繋がった腰を強く動かす。
「ひゃうぅぅぅぅぅんっ!!ひうっ・・・・・ふみゅぅぅぅぅぅ!!」
カシスが全身から大きく潮を吹くとクラレットはカシスを解放し余韻にひたる。
「どうだい・・カシスは。クラレット?」
「ふぁい・・・お兄・・・ひ・・・様・・・。カシスは・・・・腰・・を・・マスター・・・ひまひ・・・た・・。これで・・・明日も・・だいひょう・・ぶ・・で・・ひょう・」
「そうだね明日が本番だよ。明日が・・・。」
明日カシスの身に起こることをクラレットは知っていた。自分のときを思い出す。明日カシスの残った理性は破壊され自分と同じ肉奴隷へと成り果てるはずだ。そのような運命にあるカシスにクラレットは深い同情心と仲間ができることに対するかすかな喜びを同時に感じていた。
(ごめんなさいカシス・・・。私にはどうする事もできないのです。少しでも貴女を気持良くさせることぐらいしか私には・・・。)

アカネはフラットの近くの南スラムで放置されていた。意識の無いアカネをソルの召喚獣が運び放置したのである。赤く焼けた血まみれの股間、全身の無数の細かい穴。乳首に突き刺さった簪、全身の青い傷痕。惨憺たる様子の彼女が仲間たちに発見されるのは翌日の朝のことであった。


つづく

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