リシェルVSエニシアReturns〜101匹ライくん大乱交〜



「にゃはははは。どうもお姉さま方。いらっしゃ〜い♪」
 リシェルたちがポムニットに連れられてやってきたのはシャオメイの店であった。
「シャオメイの店ってことは……まさか無限回廊でも使うつもり?」
「ええ。ここらへんで人目につかずに派手に色々とやらかすにはやはりここしかないわけでして」
 尋ねるリシェルにポムニットは答える。エニシアの方はというとなにか含み笑いを浮かべていた。
「ふふふふふ。今日こそ私の汚名を卍解してやるんだよ」
「………………………………」
 汚名は卍解じゃなくて返上するものだとか、そもそも字とか色々と間違ってるぞと突っ込みを入れたくなったが
 多分、聞く耳を持たないだろう。リシェルは大きく息を吐く。
「ああ、はいはい。分かった分かった。勝負でも何でもしてあげるからさっさと済ませちゃいましょう」
 勝敗は度外視でとりあえず手っ取り早く片付けようとリシェルは考える。
「それではシャオメイちゃんお願いしますね」
「ほいほい。よしきた。四界天輪 陰陽対極 龍命祈願 自在開門 星の巡りよ 克己を望む者たちに
 果て無き試練の門を開きたまえ 王命に於いて 疾く、成したまえ! 」
 そうしてお決まりの呪文とともに回廊の門は開く。
「にゃははははは。それじゃあがんばってねえ。お姉さまたち♪」
 いつもどおり陽気なシャオメイに見送られながら一行は向かう。約束された決戦の地へと。





 たどり着くとそこはシンプルなフロアーであった。開門の間。無限回廊最初のステージである。
「はいはい、やってまいりました。おじょうさま。姫様。ここがお二人の決戦の舞台です」
 ガイドのように手振りしながらポムニットは言う。
「で、勝負って何させる気よ。わざわざこんなところまで連れ込んで」
 リシェルは尋ねる。勝敗はどうでもいいが勝負の方法は気になっていた。
 あまりにしょうもない勝負をさせられるようなら不戦敗も辞さないつもりで。
「はい。お二人にはここでハンティングに勤しんで貰います」
「ハンティング?」
「ええ、これから獲物を離しますので多くしとめた方が勝ちという非常にシンプルなルールです」
「ハンティング…ねえ……」
 訝しげにリシェルはポムニットを見やる。どうにも気乗りがしなかった。
 その対決方法ではスタメンの自分とサポ専のエニシアとでは余りに差がありすぎる。
 勝ちが決まりきってる勝負は負けが決まってる勝負と同じぐらいにやる気がおきない。
 ふいにエニシアに尋ねる。
「あんたはそれでいいわけ?」
「ふっ……どんな勝負だろうが無問題だよ。『勝利』の美酒に飢えきった今の私にとっては……」
 自信満々にそう呟かれては何も言えない。ちゃっちゃと終わらせよう。
「はい。それじゃあ獲物のみなさん。おいでくださいませ」
 ガラガラガラ。音を立てて鉄格子のゲージが上がる。中からわらわらと出てくるのはなにやら見覚えのある銀髪の頭。
 やや天然パーマ気味のくせ毛。身を包むはオレンジ色の給仕服。それとエプロン。
「え!?」
 リシェルは目を疑った。手で擦る。けれど見間違いではない。ホッペをつねる。痛い。夢でもないらしい。
「なに……よ……これ……」
 唖然とする。銀の頭が一つ二つ。いや三つ四つ。いやいや五つ六つ。いやいやいやもっとぞろぞろ奥から湧き出て。
「なによ……なんなのよっ!いったいなんなのよっ!!これぇぇえええええ!!!」
 檻の中から放たれた獲物。総勢101人のライの姿にリシェルは思わず驚愕の叫びをあげた。




「はいはい。それでは今から今回のルールを説明させていただきますね」
「ちょっと待たんかぁぁぁいぃぃぃぃぃ!!」
 こちらの驚愕を他所にしれっとルールを解説しようとするポムニットにリシェルの突っ込みは入る。
「あれは何よ!いったいなんなのよ!ルールなんかより先にそっちの方を先に説明しなさいよ!!」
 陳列する101人のライ軍団を指差してリシェルは詰め寄る。ポムニットはふっと息を吐く。
「ああ。あれはヒトガタですよ。今回の勝負のためにシャオメイちゃんから大量にお借りしました」
 ヒトカタの符。無限回廊をプレイしたモノにはもうお馴染みのあれである。
「借りてくんなぁぁぁああ!っていうか同じもんばっか大量につくるなぁぁ!悪趣味にも程があるわよ」
 リシェルはがなり散らす。だがポムニットはケロッとしたものだった。
「いえいえ。これだけ必要だったんですよ。他の誰でもない。ライさんのヒトガタが」
「必要ってなによそれ!分けわかんないわよ!いい加減に……って!」
 気がつくとリシェルは取り囲まれていた。前後左右どこを見渡してもライだらけのライ軍団に。
 ガシッ。両手を万歳させられ押さえつけられる。腰や足にもまとわりつかれる。身動きが取れない。
「ええい!離せっ!離しなさいよっ!この変態!離せってばぁ!」
 リシェルはジタバタもがくがレベル50のライと同じ基本パラメーターを持つこの軍団にはいかんともし難かった。
 やかましいリシェルが抑えられているのを確認するとポムニットはルールの解説を再開する。
「それではルールを説明します。これからおじょうさまと姫様はこのライさん達を相手にハンティングに勤しんでもらいます」
「こんなのにわらわら囲まれて狩りもへったくれもあるかぁ!!」
 飛び込むリシェルの突っ込み。ポムニットはやれやれと仕草をしながら答える。
「ふう。おじょうさまは気が早すぎます。だからこれからその方法を解説するんじゃないですか」
「何よ!いったいどうするっていうのよ!」
 するとポムニットは近くにいたヒトカタライの一体を傍に寄せる。そして微笑んで言う。
「ふふふふ。それはですね……えいっ♪」
「っ!?」
 刹那、リシェルは言葉を失った。ライ軍団に押さえつけられて見せ付けられる視界。
「んっ………んちゅ……」
 そこには手元に寄せたライもどきの一体に熱いベーゼをかますメイドの姿があった。




「んっ……んちゅ……んむっ……んっ……」
 入り込んだ舌肉。それは口内に元からある舌肉と絡み合い濃厚な感触を堪能しあう。
 交わされる唾液交換。ねっとりとした何かが頭の中にまでまとわりついてくる。
「んぷっ……はぁ……ふぅ……うふふ」
 糸を引く唾液を口元から垂らしてポムニットはうっとりとする。
 そして接吻の余韻を確かめるように唇をなぞると微笑みながら呟く。
「こちらのお味も……確かめさせてくださいね」
 そう言っておもむろにヒトカタの下半身を脱がす。ずるり。ベルトを解きズボンを下ろすと
 見事に隆起した肉の竿がそこにはあった。
「ああ……やっぱり大きい……はぁ……はむっ……」
 手にした肉竿。赤く脈打つそれに情動を唆されてポムニットは口づける。 
 柔らかな唇。それで咥えてしごく。優しく甘噛みするように。
「はぁむ……はむ…あむ……んむ……ぺちゅぺちゅ……」
 弾力のある亀頭は咥える唇を優しく弾き返す。ポムニットは竿の根元を支えながら舌先でも愛でる。
 ポムニットの口内には男性の匂いが広がっていた。ポムニットの雌を呼び覚ましてやまないその香り。
 鼻腔を刺激されながら優しく包むようなフェラチオでポムニットは奉仕する。ぴくぴくぴく。
 手の中の肉茎がそそられているのが分かる。舌先でつつく鈴口は震える。はちきれんばかりの精を肉棒は滾らせる。
 今にも射精寸前の男根。するとポムニットはそれを制するように根元を押さえる。
「ふふ……だめですよ……まだ……」
 妖艶に微笑みながらポムニットは言う。それとともにぱさりと自分も下着を脱ぎ落とす。
 開かれたスカートの中身。そこには愛蜜の滴る肉のクレバスが剥きだしになっていた。
「出すのはちゃんとこっちにお願いしますね……ふふっ……」
 そう言って仰向けの体勢になったライもどきにポムニットは被さる。
 とろりと蜜を溢れさせるその秘所を屹立する竿の切っ先へと宛がって。
「んっ……あはぁっ!ふっ!」
 ずにゅ。そんな擬音がポムニットの頭に響いた。響いたのはそれだけではない。
 雄雄しくも逞しい肉根。それが自分の胎内に奥深く突き刺さっていく感触。それを確かに。
「あはぁぁ……あふぅぅ!……っは……すご…い……」
 一気に膣奥まで貫かれながらポムニットは喘ぐ。たまらなかった。背筋を駆け抜けていくその快感が。
 もっと味わいたい。よがりたい。そんな雌の本能のままにポムニットは突き動かされる。
「あんっ!……はっ…あんっ!ふあ……んっ!ふぁぁぁ!!」
 よがる。ひたすらよがりながら腰を振る。淫らな本能に支配されて。
「ひあぁぁ!……あひ……ひは……はふぁぁ!くふぁぁぁ!」
 跨りながらただ貪っていた。身を抉る肉の快楽を。ただひたすらに。そしてそれは最高潮へと達する。
「あはぁ……あっふ……さひ……くださいましぃぃ!わたくしの……わたくしの膣内に!」
 その声が合図となったのか肉棒は戒めから解き放たれる。溜め込んだ劣情を存分に。
「はぁぁぁぁあああああ!熱いっ!熱いひぃぃぃぃいいい!!!」
 子宮へと容赦なく叩きつけられるスペルマ。その熱を感じながらポムニットは悦びの頂を見るのだった。




「……とまあ、このようにすれば一枚めでたくゲットできるというわけです♪」
「できるかぁぁぁぁああああああ!!!」
 実演後、手に持った符をかがげながら言うポムニットにリシェルは怒鳴る。
「なによそれ!なんなのよそれっ!!なんの勝負なのよ。それぇぇぇええ!!」
 つまりはこういう勝負だった。用意された100体にも及ぶヒトカタライ。
 彼らとセックスをし、イかせることで符を集める。なんとも淫らでエロエロなSEX勝負というわけである。
「死んでもしないわよ!そんないかがわしい勝負!あたし帰る!もう不戦敗でいいからさっさと帰る!」
 なにが悲しゅうてそんな淫乱対決をせにゃならん。当然のことだがリシェルが承諾するはずがない。
「ええっ!それは困りますよぉ。このわたくしがせっかくここまで念頭に準備をしましたというのに……」
「知るかぁぁぁああ!そんなもん!エニシア、あんただってそう思うでしょ」
 同意を求めてリシェルは首を向ける。だが、そこで予想外の光景を見る。
「なっ……ぁ……!?」
 目が点になった。リシェルが視線を向けたその先。そこでは。
「あふっ……はふっ……ふぁ……あくぅぅうう!あひっ……ひあっ……ふぁっ…んぁぁあああ!!」
 既にエニシアがヒトカタ軍団に輪姦されていた。
「なぁぁぁぁぁぁああああああっ!!!!!」
 あまりの光景にリシェルは絶叫をあげる。視界に映るエニシアの姿。毎度のことながら無惨なものだった。
 明らかに脱ぎぬくそうなドレスをいつのまにやら剥ぎ取られ、その未成熟な小さな身体をひたすらに貫かれていた。
 ライもどき達の逞しい肉根に。前も後ろもずっぽりと。
「あふっ……あぐっ…かふっ……んぐぅぅぅぅ!!……かはっ……あぁっ!あぁっ!」
 きつきつの肉蓑は抉られる。窄まった菊穴もずんぱん犯される。二本挿しで犯されながら両手にも握らされる。
 ぴゅっ。ぴゅっ。先走る液汁は顔に飛ぶ。どくどく。白濁は遠慮なく注がれる。さながら肉便器。
 それでこそ姫様といわんばかりの勇姿をエニシアは見せつける。
「ちょっと待てぇぇえええええええ!!!」
 いきなりの超展開に待ったをかけるリシェル。ポムニットをきつく睨みつけて言い放つ。
「酷いじゃない!あんまりじゃない!止めさせなさいよ、こんなことっ!」
 勝負と称してその実、肉便器として輪姦される。いくらエニシアが普段から陵辱担当とはいえあんまりだった。
 義憤にかられるリシェル。けれどポムニットはしれっと言い放つ。
「おや?どうやらおじょうさまは誤解なさっておられるようですね」
「何が誤解よ!何がっ!」
 すかさず飛ぶ罵声。それに構わずポムニットは続ける。
「姫様は今、御自分の意思でああなさっておられるのです」
「どこの誰が喜んでするかぁ!あんなの……あんなのっ!……っ!?」
 牙を剥きかけたその刹那、リシェルはぴたりと動きを止める。その一瞬、鼓膜を突き抜けた。エニシアの声に。




「んあっ!あはぁぁああ!いいのぉっ……もっと……もっとぉぉぉおおお!」
 後ろからアナルを突かれ、仰向けのライもどきにまたがった姿勢でエニシアは淫らによがる。
 その身に受ける肉の快楽を心から楽しむようにして。
「いいよぉ……お尻いいよぉ……ライのおち●ち●いいよぉ……あふっ……ふぁぁ……あはぁぁああ!!」
 ゴリゴリと胎内で擦れる二本の棒にエニシアは喘ぐ。その姿は普段の惨めに嬲られ続ける時とは一線を画した。
 そう。今、エニシアは悦んでいたのだ。心の底から。この淫らな快楽に。
「んぶっ…んぶっ……飲ませてぇぇ……あぐっ…あっぐ…突いてぇぇ……もっとぉぉ……」
 自分からしゃぶりつき奉仕する。自分から腰をくねらせよがり求める。エニシアはただ一心不乱だった。
 より多くのヒトカタ達を自分の身体をつかってイかせることに。
「なによ……なんなのよ……」
 リシェルは呆然とする。理解できなかった。ヨゴレに身を堕としてもこの勝負にかけるエニシアのその執念が。
 ただ唖然と口をぱくつかせる。そんなリシェルを見かねてポムニットは声をかける。
「あれが姫様の……全身全霊なのです……」
 潤む目頭を押さえながらポムニットは続ける。
「純愛に恵まれたおじょうさまには分からないでしょう。けれど姫様は賭けておられるのです!この勝負に御自分のヒロインとしての誇りを!」
「っ!?」
 ガーン!!瞬間、リシェルの頭の中で銅鑼が強く鳴らされる。頭に痛いほどにその音が響きわたる。
「惨めだったでしょう……お辛かったでしょう……ひたすら嬲られ……陵辱担当にされて……ヒロインとしてどころか……人としての尊厳さえ踏みにじられる毎日……」
 涙ながらにポムニットは語る。あまりにも惨いエニシアのこれまでの惨状にもらい泣きして。
「その姫様が……その姫様がご自分の全てを投げ打って挑んでおられるのですよ。おじょうさま!貴女はそんな姫様の思いを無碍になされるおつもりですかっ!」
「〜〜〜っ!!!」
 リシェルは気圧される。なんだかこのままポムニットの口ぶりに乗せられそうであった。だが、寸前で踏みとどまる。
(ええい!落ち着け……こいつらが頭おかしいだけだって!)
 自分に言い聞かせて自制につとめる。エニシアの思いがどうやらとか。本来的にリシェルには係わり合いのないことだ。
 そりゃいつも自分ばっか恵まれてて少しは後ろめたく思わないでもないが。それでも進んでこんなヨゴレ勝負を受ける気はない。
(流されるな……流されるなあたし……絶対に……)
 心に念じながらチラチラ伺う。エニシア。犯されていた。ずんぱん。輪姦。どろどろのぐっちょんぐっちょん。
 ヨゴレのそのまたヨゴレ。ヒロインとしての在り方としてこれはどうよという姿だ。絶対にああはなるものか。



「んぁぁ……気持ちいいよぉ……ライ……ライっ!」
「っ!!」
 刹那、エニシアがあげる嬌声にリシェルは目を剥く。そう。今エニシアを犯しているのは。
(違う!あんなのただの偽者……姿がおんなじなだけなんだから!)
 そうは言っても、傍から見るにライの群れがエニシアを犯していた。そのどれもが気持ちよさそうにしている。
 エニシアの身体で。ムカッ。なぜかは知らないが胸の中がかっと熱くなる。
(なんなのよ……なんなのよ……なんなのよっ!)
 ジリジリと焦燥がつのる。ヒトカタとわかっちゃいるけどライと同じ姿形したものがエニシアとまぐわっている。
 エニシアの身体に溺れている。ムカムカムカ。これは精神的に堪える。
「ふふ……ライ……気持ち良いよね……私の身体……リシェルのなんかより」
「っ!!!!!!!」
 そこへ追い討ちをかけるようなエニシアの呟き。リシェルの導火線が点火する。
「そうだよね。私の方がずっといいよね。私に比べればリシェルなんて中だしさせてくれるしかない脳のない駄目女だよね」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
 言いたい放題だった。っていうかどこのスクー●デイズだそれ?なんか思いっきり鉈でもふりまわしたい衝動にリシェルはかられる。
「どうせ目に見えてるもんね……マトモに張り合っても真のヒロインであるこの私に噛ませ担当さんが勝てるわけなんて」
「ぐ……ぎ……ぎぎぎぎ……ぐぎぎぎ……」
 歯軋りする。死にたいかこのアマっ!そんなに地獄が見たいのか。カウントは点滅する。
「ふふっ……これからは私がリシェルに変わっていっぱいさせてあげるよ……ライをもっと……気持ちよくさせてあ・げ・る♪」
 限界だった。屋上に行こうか。久々に切れちまったよ。
「んがぁぁぁぁぁぁぁぁァァあああああああああああああ!!!!」
 けたたましく響く雄たけび。リシェルを抑えるヒトカタライ達は恐れおののき飛びのく。
「やって……やろうじゃない……」
 恐ろしく低い声音で呻くリシェル。あのお、リシェルさん。貴女怖いです。いやマジで。
「セックス勝負だろうがなんだろうがやってやろうじゃないっ!目にモノみせてやるわよっ!」
「……っふ……ふふふ……」
 そしてズビシと指先を突きつけてリシェルはエニシアに言い放つ。ヒトカタライとまぐわりながらそれを見つめるエニシア。
 その口の端は嬉しげにつりあがっていた。


 続く

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