エリカ陵辱



「……ひっく……ぐすっ……い…やぁ……」
 少女は泣きながら怯えすくむ。自身に待ち受ける最悪の未来に恐怖して。
「ぐふふ。思ったよりも上玉じゃねえか。これならいい金になりそうだぜ」
「やったね兄ちゃん。これでオイラたち当分は遊んで暮らせるよ」
 ならず者の兄弟は下卑た笑いで談笑する。ギムレ&バレン兄弟。はぐれ召喚獣の裏取引や、人身売買までも受け持つ帝国で指名手配中の札付きのワルである。
「ぐひひ。お嬢ちゃんよ。こうなったら諦めな。あんたみたいな可愛い娘が一人でふらふらしているにが悪いんだ」
「そうそう。オイラたちみたいな悪いお兄さんにつれていかれちゃうからねえ。くひひひひ」
 すすり泣き続ける少女に対しギムレとバレンはそう言い放つ。少女は泣き崩れひたすらに嗚咽を繰り返す。
(お願い……助けて……お父さん……お母さん……ナイアおばさん……トライゼルド……それに……お姉ちゃん……)
 捕らえられた鉄格子の中で少女、エリカは家族による救出をただ懇願しつづけた。



 世界は悪意に満ちている。そんな当たり前の理を世間知らずのエリカは理解していなかった。生まれつきの病弱。
 それを治すために父とその仲間達とで続けてきた旅路。父ケンタロウは古き妖精である母メリアージュの加護の力を受けた屈強の愛されし者(リャーナ)であった。旅路をともにするナイアも熟達の召喚術師であり父の護衛獣たるトライゼルドも最新式の機械兵士だ。そんな強い力を持った父たちに守られるエリカは過保護に育ってきた。
 いつだってお父さんが守ってくれる。お母さんの力が見守っていてくれる。そんな安心感があった。
 だが安心とは常に油断と隣り合わせのものである。油断はときとしてとんでもない落とし穴へと我が身を誘う。
 旅の道中で訪れたとある宿場町。ふとしたことで父たちとはぐれたエリカを待ち受けたのは悪意の罠であった。
 人攫い。助けを呼ぶ間すら与えられずにエリカはこうしてギムレ&バレンに誘拐されてしまったというわけである。
 その時点でエリカの世界は変わった。家族の愛情の光に満ちた楽園から悪意の檻に閉ざされた闇へと。
 
「嫌ぁぁっ!お願い!近づかないでぇぇっ!!」
「おいおい。そりゃねえぜ」
「きひひひひ。だって売り飛ばす前にちゃんと品定めしなくちゃいけないもん♪」
 狭い牢内。そこへ大柄で肉厚のギムレと小柄で貧相なバレンの兄弟は入ってくる。その目的は単純。
 品定め。エリカの商品としての価値をじっくりと検分するためにである。
「この瞳の色といい……こりゃ普通の人間じゃないな。そういうのはもっと高く売れる」
「兄ちゃん。この娘たぶん妖精の響界種だよ。前に同業が扱ってたやつと雰囲気が似てる」
 最悪なことにエリカは響界種だった。響界種。異世界との混血によって生まれた者たち。
 その多くは正体を知られればその生まれ持った人ならざる力を畏れられて迫害を受ける。
 召喚されて奴隷として使役される亜人たちと同様、まともな人権の保障などない。
 そんな響界種にはある方面において需要があった。外道召喚師の研究材料。はたまたその手の嗜好者の慰みに。
「おいおいおい。これは掘り出しものなんじゃねえか?きゃっほい。俺達にも運が向いてきたぜ」
「やったね兄ちゃん。あ、そうだ。オイラ思いだしたよ」
 泣き喚くエリカを他所にギムレは気色ばんで小躍りする。するとバレンはあることを思い出して兄に告げる。
「おい。そりゃ本当か?」
「本当だよ。召喚師の間じゃすごく有名な話さ。試してみる価値ありだよ」
 その話を聞くとギムレは目の色を変えてエリカを見る。エリカは『ひいっ!』と怯える。
 するとバレンもニタニタとした表情でエリカを見つめる。
「そんなご利益があるんなら早速に預かろうじゃねえか」
「ひひひひ。とんだ役得だよね。兄ちゃん」
 そうしてギムレとバレンは凶悪に歪んだ笑みをエリカに見せる。
「嫌ぁ……あぁぁ……うぁぁぁ……」
 その視線に晒されるエリカはかつてない恐怖の元でその身を痙攣させていた。


「嫌ぁぁ!止めてぇぇ!許してぇぇ!!」
 ギムレ&バレンを加えて一気に密度を増した牢内。そこにエリカの悲鳴は響き渡る。
 押さえつけられた小柄な身体。その身を包む巷では見かけない珍しい衣服はブチブチと
 音を立ててその繊維を引きちぎられていた。そして露わになるエリカの未成熟な身体。
 十五歳という実年齢よりも幼く見えるその肢体。ほのかな膨らみの胸。秘部にはまだ陰毛が生えておらずツルツルである。おそらくその手の通には好まれるであろう。
 だがエリカが今、このような目に遭わされるのは他に理由がある。
「グハハハハ。見ろよ弟よ!コイツは間違いなく処女だぜ。だとすれば間違いねえ」
「やったよ。兄ちゃん。初モノをいただけばオイラ達、スゴイことになるよ」
 愛されし者(リャーナ)、妖精に愛された者にはその加護の力がもたらされると古来より伝えられる。
 実際にエリカの父のケンタロウがそうであった。その加護の力が半妖精に引き継がれることは稀にある。
 愛される。その言葉の意味は往々にして即物的に理解される。即ち交わり。妖精と一方的に交わることによってその力を得る。それは外道召喚師の間で信奉されているある種の信仰。
「やぁぁぁぁああ!嫌っ!嫌っ!嫌ぁぁぁぁっ!!」
 その邪悪な信仰の供物に捧げられたのがエリカである。当然のごとく必死の思いで抵抗する。
 けれどか弱いエリカの力では押さえつける腕はビクともしない。股を開かされる。エリカの割れ目が露わになる。羞恥に震える間もなくエリカの背筋におぞましい寒気がはしった。
 ぺロリ。ザラザラとしたギムレの舌がエリカの秘裂を這う。
「ひぃぃぃっ!いいっ!」
「んふっ……甘酸っぺぇ臭いがするぜ。ぐふふふ。こりゃご利益抜きでも楽しめそうだ」
「きひひ。兄ちゃん。後でオイラにもやらせてよ」
 ピチャピチャ。ギムレの唾液はエリカの秘肉を濡らす。弄られるエリカはおぞましさに悶え、顔をくしゃくしゃに歪めて涙を垂らす。悪夢だった。恐怖がエリカから悲鳴すら奪う。
(どうして……どうして……こんなことに……)
 こんなはずじゃない。世界はこんなはずじゃないことで溢れている。そんな真理をエリカは知らなかった。いつだって優しい家族が守ってくれたから。けれど今は違う。あまりにも深い悪意と欲望の闇。放り込まれたエリカはあまりにも無力。力なきものはただ貪られる。
 ペチャペチャとエリカの花弁を這いずる汚れた舌。その舌さえもか弱いエリカには如何ともせん。

「くふふ。だいぶ濡れてきたぜ。こんだけちっこいと挿れるのもたいへんだ」
「ひひひ、兄ちゃんが挿れられたらもうこの娘、マトモなサイズじゃ満足できなくなるね」
「ひ……あぁ……ぁぁぁ……」
 秘唇にあてがわれるグロテスクな肉塊。ギムレのそれは一段と凶悪な代物だった。
 ゴツゴツの、ともすればエリカの手首ほどありそうな太さの肉棒。それを突きつけられてエリカの中の恐怖はいや増す。怖い。犯される。あんな太いものをアソコに挿れられる。
 壊れる。間違いなく壊れてしまう。それが分かる。けれどエリカにはどうすることもできない。
(お父さん!お父さん!お父さんっ!!)
 必死で救いを求める。そうすることしかできない。あまりにも悲しく哀れ。
(お母さんっ!!ナイアおばさんっ!トライゼルドっ!……嫌ぁぁぁああ!!お姉ちゃんっ!!!!)
 手当たり次第に念じる。けれどそのどれもが今ここに助けに現れることはない。それが現実。
 家族の愛のオブラートに包まれ続けた少女の哀しい現実。
「ぎゃはははは。いくぞ。オラっ!」
「嫌っ!嫌ぁぁっ!!嫌嫌ぁぁぁぁぁっ!!!……うあ……ぁ……」
 狂い叫ぶ少女の咆哮。それを犯す外道は聞く耳を持たず。そして刹那、ドスンと貫く。
 ギムレの凶悪な肉棒が、エリカの未成熟の蕾を。
「ぐぁっ!……ぁ……ぎぃぃいいい!!ひぎゃぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」
 瞬間、断末魔の叫びが牢内に響く。めりめりめり。膣肉の引き裂ける音。これはエリカの内部に響く。
 無惨だった。一突きの元に破壊された。エリカの肉蕾はギムレの肉根によって。
「うおおお。やっぱ処女はキツイぜ。くぅぅぅ。締まるぅぅぅぅぅ」
 肉棒を突き入れたエリカの処女肉。それはギムレの男根にギチギチに食い込む。処女ならではの醍醐味。
 それを楽しみながら愉悦に浸るギムレ。いい締め付けだ。これだけでも元が取れたとさえ思えてくる。
 それに加えて破瓜の痛みに悶え狂うエリカの形相。そそられる。エリカの膣内でギムレのものはより精強になる。
「おいおい。もうご利益かよ。すげぇえぜ。この嬢ちゃんの中で俺様はこんなにもビンビンだ」
 漲る精力。それはおそらく偽薬的な効果によるものだろう。妖精の血を引く者と交わったという行為の事実だけで。
「こりゃ恩返しにたっぷり愛してやらねえといけねえな。嬢ちゃん。いくぜ」
 ギムレは一旦腰を引く。ズリズリズリ。肉棒がエリカの膣肉を擦る。裂けた膣肉を擦られてエリカはまた悶える。
 だが、そこからが本当の悪夢だった。巨漢のギムレの全体重。それが一気に圧し掛かる。エリカの胎内に。
「ぎぃぃぃいい!!ぐぎやぁぁぁああ!!ぎひぃぃいいいい!んぐぇぁぁぁあぁああ!!!」
 踏み潰された蛙。そんな叫びがエリカの口から次々と発せられる。ずんずんずん。力強いピストン。
 突き入れる肉棒の根元は破瓜の鮮血に染まる膣口を無理にこじ広げる。肉竿は膣内でギンギンに膨れてエリカをえぐる。ゴツゴツと子宮の入り口にぶつかる亀頭の先。エリカの胎内全体が圧殺される。
 地獄の苦痛だった。あまりの痛みにエリカは失神する。けれどすぐまた痛みで引きずり起こされる。
 そんな苦しみを何度か繰り返すうちにエリカの意識は界の狭間に飛ばされる。死ぬ。死んでしまう。
 自分は今日ここで惨めに犯し殺されるのだ。そんな予感をエリカは覚える。

「おいおい兄ちゃん。あんまりやりすぎるとこの娘、売り物にならなくなっちゃうよ」
「おっといけねえ。しょうがねえ。腹八分にしておくか」
 苦しみ悶えるエリカに外道の兄弟は非情だった。彼らにしてみればエリカは慰み。そして金蔓でしかない。
 ひとしきりエリカの未成熟な性器を味わうとギムレは放尿するときのように身を震わす。これはつまるところの。
「うぁぁぁぁああああ!!熱いっ!熱いぃぃっ!!お腹が熱いぃぃぃぃいいい!!!」
 膣内射精だった。ドクン。吐き出された白濁の液汁がエリカの子宮内で暴れる。熱を持つスペルマの奔流を受けエリカの小さな身体はビクビクと痙攣を繰り返す。ドクドクドク。精液は絶え間なく子宮に注がれる。
「うほぉぉ♪射精した。射精した。スッキリしたぜ」
「………ぁ………ぅ……と……さん……」
 ゴポリ。ギムレが肉棒を引き抜くとエリカの膣から精液がこぼれる。それはエリカの破瓜の血と混じり合って
 紅白のコントラストの液溜まりをつくる。さながら響界種のエリカを象徴するように。
(お父……さん……母……さん……イア……ばさん……ゼルド………………お姉……ちゃん……)
 虚ろな瞳で息も絶え絶えにエリカはまどろんでいた。思いを馳せるは愛する家族。エリカを守ってくれる者たち。
「あははは。じゃあ次はオイラの番だ。くふふ。そうだなあオイラ、こっちを使わせてもらうよ」
 けれどその誰もが地獄に苦しむエリカを救い出してくれない。これが現実。幻想は儚く砕けた。
「ほらほらほら。入っていくよぉ。可愛く窄まったお尻の穴に♪くふふふふふ」
「ぎあぁぁぁあああああ!あぎあぁぁぁぁあああああ!!」
 そうして今度はバレンにアナルを犯されてエリカの悲鳴がまた轟く。よじられる腸。エリカは内臓さえも汚された。
 その後、エリカは兄弟にボロクズのようになるまで犯された後に売り飛ばされた。はぐれの亜人や身よりのない響界種の娘を専門に取り扱う娼館へと。しばらく後、やっとの思いでエリカの行方を掴んだケンタロウたちが辿りついたときそこにはもうエリカはいなかった。そこにあったのは身体の穴という穴に白濁の液汁を注がれて冷え固まったかつてエリカであった肉のオブジェだった。人の世とはかくも無常で残酷なものである。


おわり

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