レックス×パッフェル・2



最初はただ唇を重ねるだけ、だがすぐにレックスの口内にパッフェルの舌が侵入してきた。
あまりの事に、目を白黒させていたレックスだが、自分の体にしがみ付くパッフェルの腕が震えているのを見て取ると、ぎゅっと自分から抱き返す。
「ん………ふっ…は…」
「はぁ…んむ…」
ぬちゃ、むちゃ…と互いの舌を交わらせ、唾液を交換する音だけが部屋に響く。
長い間…二人には短く感じられたかもしれないが…そうしていたが、どちらからともなく唇を離す。
「………はぁ…」
朱に染まった頬を隠す事なく、パッフェルはレックスの顔を見上げる。
レックスもまた、パッフェルの顔を見つめる。
「あの…」
「その…」
同時に口を開き、同時に黙り視線を逸らしてしまう。
「えっと、どうぞそっちから」
「れ、レックスさんこそ、お先にどうぞ」
あー、うーと、先の情熱的な接吻の事等忘れたかのように、初心な風でお互いの顔を見られない。
「と、とりあえず話をしようか」
「はい…」
ぽりぽりと頬を掻きながら、レックスは明後日の方を見ながら切り出す。
パッフェルもそれに頷き、改めて椅子に座りなおした。

「久し振り…だね」
動転していた心を持ち直したレックスは、いつものように人懐っこい彼特有の笑顔を浮かべ、パッフェルを見つめる。
逆にパッフェルは、先ほど自分から口付けしたことを思い出しているのか、真っ赤な顔で俯いて、こくりと頷くだけだ。
「ずっと、君の事が心配だったんだ。あれからどうしてるのかな、大丈夫なのかな、幸せにしてるのかなって」
あの時の事を思い出しながら、レックスは一言一言噛み締めるように口にする。
「私も…ずっと…レックスさんの事…考えてました」
じ…と、パッフェルが上目遣いでレックスの瞳を見る。
目を合わせていることが出来ず、レックスは照れ隠しするように頬を掻き目を逸らす。
「で、でもびっくりしたよ。その…あの時より、随分…」
「幼くなってたから、ですか」
くすり、とパッフェルが笑う。
横目でパッフェルを見ていたレックスは、その微笑に胸がどきりと高鳴った。
改めて、パッフェルを見ていたレックスは…横目で、だが…思わず真っ赤になる。
大きく突き出し自己主張する胸とそれを更に見せようとするかのような服、むっちりと若さが溢れそうな太股とそれを隠す事のないミニのスカート。
ぷっくりと柔らかそうな、さっきまで自分と重ね合わせていた、唇。切れ長の優しい目。
彼女に昼間とさっき、抱きつかれたのだと思い返し、どんどんと顔の温度が上がっていく。
パッフェルがなにやら若返ってしまった事などを話しているようだが、レックスは頭の中がすっかり熱く真っ赤に染まり、うんうんと頷くだけで精一杯だった。
「もう、聞いてますかレックスさん」
「わぁ!?」
突然、目の前にパッフェルの顔がアップになり、レックスは慌てて壁まで飛びのく。
めっと指を立てたまま、ぷぅーーっと頬を膨らませたパッフェルが、不満そうに見ている。
「人の話を聞かないのは、いけないことだと思います」
「ご、ごめん。その…」
「なんですか、私のおっぱいや太股が気になって、話を聞いてなかったんですか?」
「………あ、あう…」
ずばり図星を突かれ、レックスは顔から湯気が吹き出るほどになり、俯く。
はぁああと溜息をついたパッフェル。彼女の方は、すっかり自分のペースを取り戻しているようだ。
「もう、男の人って、エッチなんですから」
レックスの目から隠すように、両腕で胸を抱え込む。が、それは逆にパッフェルの豊満な胸を、より大きく見せてしまう。
「………ごめん」
しゅんとうな垂れるレックス。
いけないと思いつつも、レックスは視線を逸らす事が出来ず、パッフェルの肢体から目を離せなかった。
そんなレックスを見て、パッフェルは慌てて手を振る。
「怒ってるんじゃないんです、逆です、嬉しいです。私の身体に、よくじょう、してくれてるんですよね、レックスさんは?」
「よ、よくじょうって、そんな、あう、その!?」
「誤魔化さなくてもいーんですよ、レックスさん」
ちろり、と舌をちらつかせ、パッフェルがベッドに乗ってくる。
思わずあとずさろうとするが、既に壁を背にしたレックスには逃げ場はなかった。
「これ、バイト先の制服なんです。かっわいいでしょ? こういう服着るのが、ずっと…夢だったんです」
「………う、うん。すごく、可愛い」
無意識に頷くレックス。あう、とパッフェルも「そう単刀直入に言われちゃうと照れちゃうっていうか、その…」目線を逸らし、ごにょごにょと口ごもる。
「………しあわせ、なんだね…パッフェルは」
漸く落ち着きを取り戻したレックスが、そう問う。
パッフェルは、満面の笑顔でそれに応える。
「はい、とっても」
「よかった………ほんとうに、よかった…」
知らず、レックスの瞳から涙が零れる。ぐす、ぐすと、幼子のようにしゃくりあげつつ、よかったよかったと。
そんな姿を見て、パッフェルは思う、『ああ、やっぱりこの人を好きになってよかった…』と。
「でも、レックスさん…」
「ん?」
レックスが泣き止むのを待ち、パッフェルはずいと切り出す。
「私、もう一つ夢があるんです」
「もう一つ?」
「はい………」
応える代わりに、ぎしとベッドを鳴らしつつ、パッフェルはレックスににじり寄る。
「私の身体に…まだ、よくじょうしてくれてますか?」
色に染まった瞳をレックスに向け、パッフェルは艶っぽい吐息とともに言葉を出す。
ごくん、とレックスは無意識に喉が鳴る。
そして、はぁあああと自分を落ち着かせようと深呼吸を一回。
「………」
パッフェルはじっとレックスを見つめたまま。
「戦場で、はじめて会ったときから、だと思う」
ぽつりとレックスは呟く。
「心を持っていかれたんだ。だからその、助けたのかもしれない、今思うと」
パッフェルはただレックスの言葉を聞いている。
「君が島を離れてからも、ずっと…ずっと………好きだったんだと思う。………うん。だから、パッフェルさえ良ければ、俺はパッフェルを抱きたい」
まっすぐな瞳がパッフェルを貫く。愛しいと、自分を捧げたいとずっと思っていた男の瞳。
「はい、エッチな事しましょ」
パッフェルはもう一度、レックスと口付けを交わした。
先程よりも、更に濃厚にお互いを求め合うように、口付けは続いている。
何度も息継ぎをし、それでも離れたくないと、口付けを続ける。
はぁ…はぁ…と、ピンクの靄がかかったような雰囲気に包まれている。
お互いの唾液を交換しながら、レックスの手が自然にそこに伸びる。
服の上からも自己主張の激しい、いやこの服だからこそより自己主張する、パッフェルの胸。
掌で包みきれないほどの大きさのそこに、レックスの手が触れる。
一瞬だけ、パッフェルの肩が震えたが、すぐに口付けの方に心を向ける。
それは『好きなだけ触っていいんですよ、貴方の物なんですよ』と、無言で言っているかのよう。
最初はゆっくり、ふんわりとした感触を確かめるように。
次第に、少しずつ力が強くなり、その大きさを確かめるように撫で回し、揉みしだく。
「んっ……ふぅ…はぁん…」
唇と唇の間から漏れる吐息も、快楽の色に染まりだす。
レックスは、パッフェルと口付けしたまま、彼女の姿勢を変える。
大きく足を開き、その股の間に彼女を招きいれると、後ろから抱きしめるようにして、胸を堪能する。
パッフェルは後ろを向き、レックスの唇を貪り続けている。足りない、まだ足りないと。
レックスの無骨な指が、パッフェルの胸の形を自在に変える。
月並みだが、マシュマロみたいだなぁ、パンの生地みたいだなぁ…などと、レックスは考えつつ、パッフェルの胸を楽しむ。
指がつん、とした感触に当たる。瞬間、パッフェルの肩がびくり!と震える。
肩越しにレックスはちらりと覗き見ると、服の上からでもわかるほどに乳首が勃起していた。
「ん…はぁん…ふぅ…見な…はむ…いで…んちゅ…」
口付けの最中、途切れ途切れにパッフェルが恥じらいの声を上げる。
だが、レックスはそれは聞けないとばかりに、乳首に手を伸ばす。
敏感な箇所の感覚に耐えようと、パッフェルが肩に力を入れていたが、レックスの指は乳首の周りをなぞるだけでそこには触れてこない。
焦らす様に、楽しむように、服の上からでもわかるほどに膨らんだ乳輪の大きさを確かめるように、レックスの指は円を描く。
弱火で炙られる様な快感に、パッフェルの身体はびくっびくっとと震える。
太股が打ち震え、快感に耐えるようにぎゅっと爪先が丸まる。
既に二人の口元は互いの唾液でべどべとになっていたが、口付けを止める気配は無かった。
パッフェルは口を離せばいやらしい声が漏れてしまう事を恐れ、レックスはいとおしい気持ちを伝えようと。

「…んむ…はぁっ…やっ……くぅ…」
だんだんと、パッフェルの吐息が不満げなものに変わってきていた。
あれから15分ほど、いや30分だろうか?
レックスはいまだパッフェルの胸以外には触れず、それどころか乳首にさえ触れていなかった。
丹念に丹念に乳房を揉みしだき、時折乳輪にそって円を描く。その繰り返し。
パッフェルの中の情欲は既に鍋から溢れ出し、太股やうなじはピンクに染まり、汗でびっしょりと濡れ、まだ触れられていない秘所は既に濡れそぼっていた。
それにパッフェルの尻の谷間に、既に硬く熱く勃起したレックスのモノが触れている。
だがレックスはまるで検分するかのような愛撫を止めない。
パッフェルの胸は乳首以外、レックスに触れられていない場所など無い程、揉みしだかれている。
焦燥にかられたパッフェルが、レックスの瞳をじっと見つめる。
はやく、早く触ってと。もっと、もっと苛めてと。全部、ぜんぶ貴方の物にしてと。
その視線に応えるように、レックスの目がゆっくりと細まる。
そしてパッフェルにとって、待ちに待った瞬間が訪れようとしていた。




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