鬼畜兄弟シリーズ 邂逅編〜夏美と綾 その1



ただ虚ろな靄。そればかりが夏美の頭の中を漂っていた。泣き明かした目は赤く腫れ、涙の痕が頬に残される。すすり泣き続けてしゃがれた声。もう叫び声を上げる気力さえ沸いてこない。
(どうなっちゃうんだろう……あたし……)
自問する。哀しくも自明な答えが返ってくる。
「や……ぁ……うっ…えっ……ひぐぅっ……」
考えるまでもない。自分がこれからどうされるのかなんて。想像なんてしなければ良かった。脳内に映し出される自分の惨めな姿。慰み者にされ陵辱される自分の姿。そんな想像に耐え切れず夏美は弱くすすり泣きだす。
「帰り…たいよ…家に…うっ…学校に…えぅ…どうして…あたし…こんな…」
嗚咽しながら自分を包み込む非常な現実を思い起こす。いつの間にか拉致されてこんな見知らぬ場所に監禁されている。そして陵辱された。処女を奪われるまでには至らなかったがそうなるのも時間の問題とも言える。何故に自分が。どうして自分が。このような目に逢わねばならないのか。理不尽な現実は夏美の心を着実に蝕んでいく。
「………ん………うぅん………」
「………!?」
すると聞き覚えのない声が耳に入る。思わずハッとして振り返る。声を発したのは長い黒髪の少女だった。夏美とほぼ同じ年頃の。
(誰…この娘……?いつから……いたの……?)
おそらくは夏美が放心している間にこの部屋に入れられたのだろう。今更になってその存在に気づく。呆然とした様子で夏美はその少女、樋口綾を見つめていた。

「絵美ちゃんっ!!絵美ちゃんっ!!」
「先輩!……助け…えぐぅひぎぃぃぃっ!!いぎゃぁぁぁぁっ!!!」
綾に助けを乞う絵美。綾も後輩を助けようと救いの手を差し伸べようとする。だがその手は届かない。何かに拘束されてこれ以上進めない。そして束縛された綾の眼前では絵美が嬲り者にされる光景が映し出される。神話に出てくる悪魔のような異形の怪物。それが絵美の身体をむさぼる。小柄な絵美の身体。それを無惨に引きちぎるような蛮行。猛り狂う肉槍は絵美の生殖器を突き刺す。遮二無二突きこまれ、膣肉を抉られる。子宮ごと胎内を突き動かされる絵美。それに追い討ちをかけるかのように菊座までもがグロテスクな肉棒の餌食とされる。
「あぁぎぃぃぃぃ!!痛いぃぃぃ!!嫌ぁぁっ!!助けてぇ…綾先輩っ!!」
「絵美ちゃんっ!!止めて…お願いだからもう止めてぇぇっ!!!」
綾の哀願もむなしく絵美に対する陵辱は留まることを知らない。怪物たちは腰を強く動かしながら両側からの肉のサンドイッチを大いに楽しむ。ズンパンと震動が響くごとに苦悶の表情で泣き叫ぶ絵美。絵美の惨状に絶叫する綾。そんな少女達の悲鳴を楽しみながら怪物は絵美の胎内に白濁を注ぎ込む。ヴァギナに、アナルに。射精された精液で溢れかえる絵美の両穴をまた別の怪物が挿入する。怪物たちの精液便所として使用される絵美の身体。子宮も腸も吐き出されたスペルマで満たされ腹がパンパンに膨れていく。
「あぐぅ!!…う…ぐ…ぁ…ゃ…先……ぱ……ぃ……」
「絵美ちゃんっ!嫌ぁぁぁぁぁっ!!絵美ちゃんっ!!!!」
延々と続く陵辱に虫の息の絵美。後輩が痛めつけられ壊される姿に綾はただ悲鳴を上げ続けるしかなかった。」

「止めてぇぇぇぇ!!!!」
「…!?うわぁっ!!」
突然悲鳴を上げて飛び起きる少女に驚き夏美は仰け反る。見入っていた相手が突然起き上がったので不意を打たれたが気を取り直して相手を見なおす。びっしょりとかいた汗。激しく息を切らしている。よほど悪い夢にでも苛まれていたのだろう。悪夢。夏美自身にも思い当たることがある。あるいはこの少女も自分と同様の目に逢ったのではないかとも思う。
「……誰……ですか……?」
「えっ…?」
知らないうちに相手も自分のほうを見つめていた。瞳に警戒の色を浮かべて肩を震わせながら。無理もない。夏美自身もそうだった。こんな見知らぬ場所にとらわれて見知らぬ相手に遭遇したのだ。当然の反応とも言える。
「あ…その……あたし…橋本夏美…って言うんだけど…そっちは………」
戸惑いながら自分の名を告げて聞き返す。相手もしばし口ごもった後に返答する。
「樋口…綾…です……」
そう言って綾も夏美に自分の名を告げた。夏美と綾。囚われの身となった二人の少女の出会いはこうして幕を上げた。


つづく

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