鬼畜兄弟シリーズ 調教編〜樋口綾 後編



それは永遠に続くかとさえ思えた。内臓がひきちぎられるような苦痛の連続。それにも終着点は訪れた。綾の肉と心を存分に引き裂いてから。それは次なる地獄の幕開けにすぎないが。
「うっ…うぅぐっ…ぐっ…あっ…うぅぅ………」
うつ伏せに倒れ、痛みに悶えて綾はすすり泣く。抉られ続けた菊座は赤く充血し一部が擦り切れて出血さえも伴っている。肉棒の蹂躙を受けた直腸。自分の内臓がジリジリ焼かれただれおちていくようにも感じる。無惨に散らされた菊の花弁からはドロドロと白濁が零れ落ちる。
「うぅぅ…うぐぅぅっ…うあぁっ!!あぁぁ……」
溢れ出る液汁の正体は精液である。アナルを蹂躙した肉棒はただその肉を貪るだけでは飽き足らずに腸内に射精した。射精を受けた瞬間に綾が感じたのは熱気。
熱い液汁が抉られた傷痕に染み込む。腸内を焼き尽くす白濁の奔流。それを幾度となく注ぎ込まれ、肛門が溢れる精液で閉じなくなるまで犯されてからようやく解放された。
「ひぐっ…うっ…ぐぅぅ…あぅぅ……」
挿入された肉棒が引き抜かれるたときゴプリと音を立てて泡立ったスペルマが流れ落ちた。滴る精液は尻肉と太ももを汚す。残される余韻。ジリジリと尾をひく激痛。大切なものを失ったような喪失感。そして穢されたという実感が残る。それらは全て綾を苛む。肛姦から解放されてもそれが残した爪痕は余りにも深い。

「なかなか楽しませてもらったぜ。思ったよりいい出来だったな。」
余韻に浸りながらソルは言う。思う存分に味わったアナルの感触を確かめて。肉棒を包み込む腸内の肉。ぎゅうぎゅうとよい締め付けを見せてくれた括約筋。快感の余り、思っても見ないほどにスペルマを注ぎ込んだ。宝くじに当たったような気分。これはきっちりと仕込めば類まれな名器に化けるかもしれない。
「楽しんだかい。ソル。」
「見ての通りだろ。こりゃ当たりだな。」
そんな風なことを囁きあう二人。その言葉は綾の耳には入らない。ただ残された爪痕からくる痛みに苦しむ。悶絶させられる苛烈な肛姦。その間は白紙になり麻痺していた脳が徐々に機能していく。そして理解する。自分が犯されたという事。アナルとはいえ純潔を散らされ汚されたということを。
(わたし…もう汚されてしまったのですね…痛い…お尻が…痛いです……)
肛虐の痛みにも身体が慣れてくると胸の痛みの方が強く感じられる。自分は異性に穢された。その事実はもう消えない。陵辱されたという過去がこれから一生付きまとうのだと。
(絵美ちゃん…貴女は…こんなことをずっと…なんて…ひどい……)
絵美のことも思い浮かぶ。あの娘はこんな陵辱をずっと受け続けて来たのかと。それがどれだけの苦しみだったか。それを今、自分の身を持って実感させられた。地獄だ。肛門を抉られ続ける苦痛。吐き出された精液。もたらされる恥辱と喪失感。もう生きていたくない。そんな風に思ってしまうほどに辛い。それほどの苦しみをあの娘はずっと、そして今もなお受け続けているのだ。胸の痛みが増す。そんなあの娘を自分は助けられなかったばかりか、彼女を陵辱した張本人たちの手によって汚された。もう終わりだ。絶望だけがそこに残る。
「ソルだけでなく僕も楽しませてくれるんだろう。ねえアヤ。」
優越に浸った顔で見下ろすキール。悪夢がまだ終わらぬことを告げてくる。もう止めてと叫びたかったが飲み込む。思い起こされる。数時間前のキールとのやり取りを。

『今…なんて……』
『聞こえなかったのかい。ナツミが目を覚ましたら彼女を君の目の前で犯す。そういったんだよ。』
戦慄が走った。咄嗟に脳裏の浮かぶのは無惨に壊された絵美の姿。
『止めてっ!!そんなことは止めて下さいっ!!』
発作のように喚きたてた。夏美が犯される。絵美のように。それでは彼女の命が助かっても何の意味はない。いや彼女を生き地獄に突き落とすのだ。そちらの方がより残酷とも言える。
『君たちにはもっと従順になって貰わないとね。そのために見せしめは効果がある。だからだよ、アヤ。これはもう決まったことだ。』
言い捨てるキール。綾は泣き崩れる。自分を庇った夏美。そのせいであるいは生命の危機にまで晒された。その夏美が陵辱される。自分への見せしめのために。
そんなことは、そんなことは絶対に許容できない。
(そんな…わたしのせいで…夏美さんが…夏美さんが…)
狼狽する。絵美を救えなかったときに感じた哀しみ。胸を引き裂くような心の痛み。それが蘇ってくる。嫌だ。二度と味わいたくない。あんな思いは。
『……わたしが………』
不意に口から出てきた言葉の意味に綾は気づく。それが我が身の破滅を意味することを。だが迷わなかった。もうこれしか方法がないのだから。口にしかけた言葉の続き。それを言いきる。
『わたしが…身代わりになりますっ!だから夏美さんは許してください。』

自分は確かにそう言った。そのことを思い出す綾。あんなことを言った自分に対する後悔と今更になって後悔している自分に対する浅ましさ。それらが交じり合う。夏美を犯させない。もう誰も絵美のように傷つけさせたくない。その決意が拷問のような肛虐によって揺らいでいる。情けない。本当に自分が情けない。
「アナルのほうはソルの奴が使い込んだからしばらくお預けにしておこう。僕は口でしてもらおうか。」
そういって綾の目の前に差し出されるキールの肉棒。これをどうしろというのか。
「しゃぶるんだよ。さあ早くしてくれ。」
「うっ…ぐっ……」
涙ぐむ。男性の象徴。先程まで自分を犯していたものと同質のもの。時には排出器官も兼ねる。そのようなものを口にする。それが先程まで穢れを知らなかった綾にとってどれだけ酷な要求か。
「うっ…えっ…わかり…ました…」
だが嗚咽しながらも綾はそれに口をつける。おそるおそる舌先が亀頭に触れる。その瞬間、自分がまた汚れていくことを思い知らされる。どこまで堕ちていくというのだろうか。自分は。
「もっとしっかり這わせてくれないと困るな。これじゃあ満足できそうもない。」
言われて桃色の舌をペニスに綾は這わせる。肉棒に自分の唾液を塗りこむように。初めて経験するフェラチオ。鼻腔をくすぐる匂いと舌先で感じられる肉棒の味。ぎこちない舌つきで綾は口による奉仕を始める。

「駄目だね。これではとても満足できそうもない。」
いいながら失望したような視線をキールは投げかける。その言葉に綾は奉仕を中断して彼の顔を見上げた。
「もう少し楽しめると思ったんだけどね。残念だよ。」
言葉を続けるキールの肉棒。その亀頭は綾の唾液で湿っている。しゃぶらせてはみたものの稚拙な綾の舌技では満足のいく快感は得られなかった。徹底的に仕込む必要がある。そう判断する。
「まあ、いいさ代わりはいくらでもいることだしね。」
そう言って夏美のほうにチラリと視線をやる。夏美はうなだれて嗚咽を繰り返していた。すると思惑通り綾の表情が強張った。
「今度は…今度はちゃんとします。だから……」
そう涙目に綾は訴えかける。予想通りの反応にキールはほくそ笑む。ふいに思いついて綾の後ろにいるソルに目配せしてから言う。
「そうかい。でも…さっきと同じじゃつまらないな。ペナルティを課すとしよう。」
「ペナルティ……っ!!…んっ…んぎぃぃぃぃぃぃっ!!」
その刹那、背後からくる衝撃に綾は悲鳴をあげる。散々に酷使され拡張された綾のアナル。そこを再び肉棒が貫く。
「ひぎぃぃぃぃっ!!痛いっ!痛いっ!もう嫌ぁぁぁぁぁっ!!」
まだ痛みも収まらぬ菊座を再び抉られる。その苦痛に綾は悶える。まただ。尻が真っ二つに引き裂かれるように痛い。死んでしまいそうになるほどに。
「おいおい、そんぐらいで根をあげるなよな。」
「そのままの状態で奉仕してもらうよ。どうしても嫌というなら構わないけど。」
「う…ぁ…ぁ…ぅ…ぁ…ぁ…」
そう邪悪に告げてくる二人。綾は悟る。自分の悪夢はまだ始まったばかりなのだと。彼らにとって自分はていのいい玩具でしかないと。施される調教はその入り口をようやくにして覗かせる。



「少しは上手になってきたじゃないか。その調子だよ。」
「んっ…むぐぅっ…はむぅぅ…んっ…んぐっ…」
口腔内を犯すキールのペニス。それに対し綾はがむしゃらに奉仕する。先程までの恐る恐る舌先だけを這わせるようなフェラチオとは違う。肉棒を半ばまで口に入れて吸い付くように奉仕する。口いっぱいに頬張ったペニス。精液臭が口の中に広がっていた。唾液を陰茎の全体にすりこむように丹念に舐めあげる。尿道からスペルマを吸い上げるように力強く吸う。
「こっちの方も忘れてもらっちゃ困るんだがな。」
「かっ…はぁ…くぅぅ…くはぁぁっ!!」
すると今度は綾のアナルを犯しているソルのほうが勢いを増す。延々と犯され続けこなれてきた綾の尻肉を存分に堪能すべく腰を強く打ち付ける。たまらずキールの肉棒から口を離して綾は喘ぐ。だが奉仕の中断をキールは許さなかった。
「あ…ぐ…っ!!……んごぉぉぉ!!…んぐぅぅぅ!!」
「途中で止めてもらっちゃ困るじゃないか。せっかくいいところなのに。」
そういって綾の口に無理やりにキールは肉棒を詰め込む。そのまま口腔内を犯す。喉をペニスで擦られ、声さえも出せずに悶える綾。
「んっ!ふむぅぅ!!んぅっぐ…ぐぅぅ…んぐぅぅぅぅ!!」
柔らかな唇。桃色の舌。それらを蹂躙するのは男根。細身のキールには似つかわしくない極太のそれが綾の口内を暴れる。それと同時にアナルを貫き続ける。ソルの肉棒。こちらはずっと綾を犯し続けているというのに萎えることを知らない。
精強な二つの肉棒はじゅぷじゅぷと音を立てて前後から綾を犯し続ける。綾の心身をともに削り取りながら。
「んっ…んぅぅぅ!!んっ!!んむぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
そして絶頂をむかえたそれらは白濁を勢いよく吐き出す。食道と腸内同時に精液
を流し込まれた瞬間、綾の目の前は白くなり何も見えなくなっていた。

「げほっ…げほっ…う…げぇぇ…ぐふっ……」
喉奥まで流し込まれた精液。綾はむせ返り吐き出す。初めて飲まされたスペルマの味。とても苦くて生臭い香りが鼻腔をくすぐった。吐き出してもまだ口の中に余韻が残される。
「なんてことをするんだ。いけない子だ。」
無表情にそういってキールは綾の髪の毛を掴み、そんまま顔を地面に押し付ける。綾が吐き出した精液の上にである。べっちゃりと頬に精液がつく。
「うっ…ごめんな…さいっ…えぐぅっ…ごめんなさいっ!!」
涙をボロボロ零してただ平謝りする綾。付着した精液がその顔をべっとりと汚していた。フェラチオを強要され、精液を飲まされて吐き出したものに顔をこすり付けられる。この上ない屈辱だった。惨めな気持ちが溢れていた。
「ちゃんと零したものも舐めとるんだ。いいね。」
「うぐ……ぅ…は…い……」
床に吐き出された精液。それを舐めとることまでキールは強要する。泣く泣く綾はそれを受諾する。床にこぼれた精液を舌で舐め取る。自分が家畜以下の存在であることを思い知らされながら。
「またペナルティを追加しとかねぇといけないな。」
「いっ…ひぃっぎぃぃぃぃ!!嫌ぁぁぁぁぁぁっ!!」
そうして再びアナルを貫かれる。気が狂うほどの肛虐。それからの解放を綾は未だに許されない。括約筋が酷使され、肛門が溢れる精液で閉じなくなってもいまだに抉られ続ける。この地獄がいつまで続くのか。その問に答えるものはいない。
(嫌…嫌ぁぁ…早く…終わって…こんな…嫌ぁぁぁぁぁ!!!)
果てしなく続く陵辱に綾の心はボロボロに打ち砕かれていた。

「綾……綾ぁぁ………」
犯され続ける綾の姿を見つめ、夏美は自分の力の無さを痛感していた。もうどれほど止めるように叫び続けただろうか。自分が身代わりになるとも訴えた。だがその訴えは綾を陵辱する外道には届かなかった。むしろ彼らは夏美が打ちひしがれる姿に満足げにほくそ笑んでいるかのようにも見える。もはや喉もかれて声も思うように出せない。
「ごめ…ん…ね…うっ…えぐっ…ごめん…」
すすり泣いて謝罪する。犯される綾。夏美への見せしめに。夏美の身代わりとして。綾の悲鳴。耳に焼き付いて離れない。延々と夏美の胸を責め立てる。自分のせいだ。全部自分のせいだと自虐が夏美の身を包む。
(止めてよ…もう止めてよ…こんなのもう見せないで…)
いつの間にか連れてこられた場所。自分を襲った相手からの幽閉。そして陵辱。そんな心が砕けそうなとき出会った少女。それが綾だった。自分と同じ境遇。後輩のことを思って悩み苦しむ姿。そんな綾の力になってあげたいと思った。そうすることで夏美自身も気持ちが救われると感じた。一人ではとても立ち向かえなかった苦難も綾と二人なら何とかできる。そんな甘い幻想さえ抱いた。友達になりたい。こんなところから抜け出せたら綾とは友達になろう。きっと楽しいことになるだろう。そう淡い期待を寄せていた。だが現実は………
「やめ…てよ…もう…やめて…よ…お願い…だから……」
狂宴はまだまだ続く。惨めに犯され続ける綾と自分の無力さに苛まれ続ける夏美。
二人の少女の心を引き裂きながら。

もはや綾の下半身からは痛みの感覚が麻痺していた。飽く無く続けられるアナルファック。腸壁を抉り、尻肉を蹂躙する肉棒。お腹がぱんぱんに膨れ上がりそうになるほどに吐き出された精液。繰り返される肛虐からもたらされる苦痛は絶望そして諦観へと形を変えてゆく。
「ふふふ、大分いい具合にこなれてきたね。よく締まるよ。」
「こっちの方も上達したな。仕込んだかいがあったな。」
綾の口とアナルを代わりばんこに二人は犯す。柔らかい唇。引き締まった尻肉。それを己が肉棒で蹂躙する快楽に酔いしれて。その陵辱を綾はただ受け入れるしかなく、壊れた人形のような虚ろな瞳で白濁をその身に受ける。
「ひやぁぁぁっ!!あ…あぁぁ…ぅ……」
もう何十度目かの腸内射精が綾を襲う。熱い液汁が自分の身体の中に流れ込んでくるこの瞬間。痛覚も麻痺した今になっても堪える。自分が犯されている現実をこの上なく感じさせてくるから。
「うっ…うぐぅ…あぅ…うっ……」
力なくすすり泣く。もう枯れはてそうになるほどに零した涙はまだ溢れてくる。
嗚咽もおさまらない。追い討ちをかけるように顔にスペルマをぶちまけられる。もう涙と精液で顔はベタベタに汚れていた。
(わたし…汚されました…もう…駄目です…わたし…もう…)
汚された身体。二度と消せない傷痕。もう穢れを知らなかった清い身体には戻れ
ない。犯された。汚された。心も。身体も。この世の終わりとも思える。もうあ平穏な日常には帰れないのだ。ここで一生慰み者にされ続けるしかないのだ。そう認識させられる。
「…っきぃぃ…ひきぃぃぃ………」
そして休むことも許されない。肉豆を指でつねられて引っ張り起こされる。そのまま指が秘肉をくちゃくちゃかき回す。たまらずに綾は喘ぐ。
「また機会があったらこっちの方も使ってあげるよ。」
そういって秘所を愛撫し続けるキール。ソルもまた綾の胸に吸い付いて、乳肉をまさぐりながら舌先で乳首を舐めとかす。
(嫌ぁぁぁ…もう嫌ぁぁぁぁぁぁ!)
既に心折れた綾。彼女の悪夢はまだ終わりを見せない。

身体が重い。指一つ満足に動かせない。何も見えない。心身を包むのは虚無。どれだけ汚されたのだろうか自分の身体は。そんなことを自問する。もう顔も髪もドロドロになるくらいに精液で汚されている。酷使されつづけた尻穴。ごぷごぷ音を立てて泡立った精液があふれ出して泉を作っている。腸内に吐き出されたもの。喉から直接胃に流し込まれたもの。体中がスペルマに浸されてもう自分の身体は外側も内側も取り返しのつかないほどに汚された。
(絵美ちゃん………)
絵美。自分以上の陵辱を今もなお受け続けている後輩。そんなあの娘を助けられずに自分も犯された。ただ精液の捌け口として。惨めだ。惨めな思いが溢れて止まらない。
「ぅ…ぁ…ぅぅ……」
かすれたか細い声。それでもすすり泣く。どうして自分がこんな目にあわないといけないのだろうか。平穏な学校生活。暖かな家族に包まれた家庭。もうどれも帰ってこない。自分に与えられたのはこの惨たらしい現実なのだ。
(駄目…です…もう…わたし…駄目です……)
もう自分は終わってしまった。そう思わざるを得ない。純潔を、人間としての尊厳を。何もかも無惨に打ち壊されてしまった。理不尽な暴力に打ちのめされ汚され辱められて。こんな苦痛をまた味わうのならば。こんな哀しみを感じなくてはいけないのなら。いっそのこともうこの世から消えてしまいたい。
『あ…ふぁ…うっ…ふぁ…』
その刹那、耳に入る甘い喘ぎ声に目を剥く。声の方向に目を向ける。
「……嘘………」
視線を向けたその先には、自慰行為にふける綾自身の姿が映し出されていた。

「おや、目を覚ましたかい。どうだい綺麗に撮れてるだろう。」
「今までのを記録した奴だ。まだまだ続きはあるけどな。」
二人の言葉も呆然とした綾の耳にはノイズとなって通り抜ける。画面に見入る綾。その瞳に移される自分の姿。自慰を強要されて涙に震えながら喘ぐ。その後に秘部を責め立てられる姿。オルガズムに達し放尿まで晒す。
「なんですか……これ………」
脳がそれを理解することを拒んだ。次に映し出されたのは自分と絵美の濡れ場。
後輩から一方的に責め立てられてただ淫らに喘ぐ姿。自分自身が垂らした愛液を口移しで渡される。同性相手に自分の後輩に陵辱されて喘ぐ自分。
『いぎぃぃぃぃぃぃ!!痛いっ!痛いっ!ひぎゃぁぁぁぁっ!!!』
そしてつい先程の自分。アナルの処女を喪失したときの姿。ねじ込まれる肉棒の痛みに悶絶し悲鳴を上げ続ける姿。そしてそのまま男根に蹂躙され続ける自分。
「嫌ぁぁぁぁぁぁ!!嫌っ!嫌っ!嫌ぁぁぁぁぁぁ!!!」
突如、大音響の悲鳴を綾は叫んだ。こんな大声を出す余力がまだあったのかと思えるほどに。
「止めてぇぇぇぇぇ!!こんなもの映さないでぇぇぇ!!嫌ぁぁぁぁぁ!!」
悲痛な叫びも空しく画面には先程の陵辱劇が映し出され続ける。肛姦に悶える綾。肉棒を咥えさせられる綾。白濁にまみれた顔。精液をだらしなく垂れ流す肛門。同時に犯され続け喘ぐ姿。しまいにはアナルを犯されながら甘く喘ぐ姿さえ映された。そのどれもが忌まわしい記憶。
「嫌ぁぁぁ…嫌ぁぁ…わたしじゃないっ!!こんなのわたしじゃないっ!!違う!…違うのぉぉぉぉ!!嫌ぁぁぁぁぁぁ!!!」
ただ性欲処理の道具にされ続ける自分の姿。肉奴隷に、精液便所に成り下がった姿。自分の痴態。それを懸命に否定して叫び続ける。だが哀しいかな自分が一番よく理解していた。あれがまぎれも無く今の自分の姿であることを。
「うあぁあぁあぁああああぁぁぁぁぁっ!!嫌ぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
綾の慟哭。その場に響き渡る。肉体に施された陵辱。それが終わっても、心を引き裂く精神への陵辱は行われ続ける。


つづく

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