二人の絆編〜夏美と綾〜その1



「やだぁぁっ!!許して…もう許してぇぇぇっ!!」
泣き叫びながら夏美は哀願する。その願いが聞き届けられるわけがないことを知りつつ。
「駄目ですよ。もう手遅れです。貴女は肉奴隷になるんですよ。絵美と同じように。」
夏美を責め続ける少女。絵美は夏美への陵辱の手を休めない。黒く輝くディルドーで夏美のアナルをひたすら抉り続ける。絵美自身がそうされてきたように。
「ひぎぃっ!やっ…あぐぅぅ…死んじゃうぅぅ!!死んじゃうよぉっ!!」
硬く弾力に富む強化ゴム製の棒は夏美の腸内を蹂躙する。内臓に直接響く衝撃。尻肉から真っ二つに身が裂けてしまいそうなまでの激痛。そしてこんな年下の少女に犯されているという恥辱が夏美の身体だけでなく精神まですり減らしてゆく。
「こんなこと…たいしたことないですよ…絵美がされてきたことに比べれば…こんなの…こんなのぉぉぉっ!!」
「ひぎゃぁぁぁぁぁっ!!」
刹那、絵美は腰の勢いを強める。全身の体重をかけてより強く夏美を犯す。腸をかき回す衝動に夏美は悶える。断末魔の叫びをあげて白目さえ剥きかける。そんな夏美の姿を見て絵美は冷たく微笑む。
「あはははは…あははは…痛いでしょう!苦しいでしょう!違いますかぁっ!!」
「…痛いいぃぃぃぃっ!!苦しいぃぃぃっ!!もうやだぁぁぁぁっ!!」
「絵美は毎日こうされてきたんですよ!ずっとこうして犯されたんですよ。アソコもお尻も手も口も。絵美の身体の使えるところは全部!!肉便器だったんですよぉっ!!」
「やぁぁぁぁっ!!あぐぅぅぅぅぅっ!!」
狂気に奔る絵美の激情は菊座を抉るディルドーごしに夏美にも伝わってくる。絵美が受け続けてきた痛み。苦しみ。悲しみ。絶望。それらが自身のことであるかのように夏美の中に広がってゆく。それらは次第に輪郭を伴って明確な夏美自身の未来図として浮かび上がってくる。
(このまま…あたし…この娘と同じにされちゃう…壊されちゃうよ…綾…)
悪夢のような陵辱。そして絶望。もうなにも希望は残されていない。絵美に犯されながら夏美はそのことを悟る。もうどうしようもない。救いの手などないのだ。
(嫌だ…やだよぉ…そんなの…そんなの……どうして…あたしが……)
何ゆえ自分がこのような目に遭わねばならぬのか。運命というものを呪う。そして気づく。そうか。絵美もこんな気持ちだったんだ。わけも分からず拉致され陵辱を受け。救いの手などなくただあるのは絶望。それを骨の髄まで理解させられて。そして心は死んでゆく。崩壊を望む。何も考えられないように壊れてしまえば苦しまずにすむから。
「うっ…あぅぅ…えぐっ…あ…や…綾ぁぁっ……うっ…綾ぁぁっ!!」
すすり泣きながら夏美は綾の名を呼ぶ。こんな絶望の中で出合うことができたただ一人の友達。彼女の存在がこの辛い監禁生活で夏美にとってどれほどの救いになったか。互いに折れそうな心を支えあいなんとか保ってきた。今の夏美にとって何よりも大切な存在だ。その綾の姿を夏美は求める。自分のよりかかる相手は彼女しかいないから。
「えへヘヘ…呼んでますよ…綾先輩♪」
すると絵美があらぬ方に顔を向けて言う。夏美もそれにつられて視線を移す。広がる視界。そこに飛び込んでくるのは絶句するような光景。
「…あんっ…あふっ…んひっ…ひふぅぅぅぅっ!!くふぁぁぁぁっ!!」
大人しめな印象の長い黒髪の少女。同性の夏美から見ても可愛く思える。少女は二人の少年に犯されていた。膣とアナル、両方肉棒の洗礼を受けながら。
「……あ…や…?」
呆然とする夏美。だがそんな夏美の目の前で綾は激しく犯され続ける。粘膜同士の接触が織り成す快楽。もはや綾はその虜となっていた。その瞳からは一片の正気も見られない。ただ犯されてよがり狂う淫らな雌がそこに存在している。恍惚に浸った表情で腰を動かし快を得る。膣肉を抉り続けるピストンのリズム。子宮にまで響く衝撃に酔いしれている。吐き出される白濁。それをただ悦んで受け入れている。精液を受け止める肉便器として。
「あはは♪綾先輩は一足先に肉便器になったんですよ。知らなかったんですか?」
「………嘘………」
あまりの光景にただそうポツリと呟くのみ。だが次第に理解してゆく。もう手遅れなのだ。綾も。自分も。
「あはははは♪みんな絵美と一緒ですぅぅ。ご主人様の肉便器ですぅぅぅ。」
けたたましく絵美は狂い笑う。この壊れた少女にとっては唯一の癒しなのだ。自分と同じ惨めな肉奴隷が増えることが。自分だけが惨めじゃない。そう思うことでしか絵美の心は救われることがない。
「あ…や…綾……綾ぁぁぁっ!!そんな……いっ……嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
絶望に打ちひしがれた夏美の悲痛な叫び。それがただ虚しく反響し続ける。

「嫌ぁぁぁぁぁっ!!綾ぁっ!綾ぁぁぁぁぁっ!!」
「っ!夏美さんっ!」
突如響き渡った夏美の絶叫に綾は慌てて飛び起きる。目を向けると案の定そこには叫び狂い続ける夏美の姿があった。
「綾ぁぁ…嫌……嫌ぁぁぁぁぁっ!!!」
「落ち着いてください。夏美さん。夏美さんっ!」
暴走する夏美をなだめようと綾は両の手で夏美の身体を捕まえる。力をこめて抱きしめるが夏美は落ち着く様子がない。
「あああぁぁ…うぁぁぁぁっ…うあぁぁぁぁぁっ!!」
「夏美さんっ!夏美さんっ!!」
必死に呼びかけるものの綾の腕の中で夏美の小柄な身体が暴れもがく。錯乱状態に陥っている。抑えつけている腕が力づくに外されそうになる。だがそれでも綾はしっかりと抱きしめ続けた。
「大丈夫ですっ!わたしはここにいます。だから夏美さん。もう安心してくださいっ!!」
もう夏美にしがみつくようにして綾は言う。それはさながら綾自身が陵辱を受けた日の夜の再現のようでもあった。あの夜とは互いの立場が逆ではあるが。
「…あ…や……綾?」
再三にわたる綾の呼びかけが届いたのか夏美の意識はようやくにして正気に傾きかける。
見つめる。綾の顔を。自分を必死でなだめようとしてくれる大切な人の顔を。
「…綾…あたし…あたしっ!!…う…うぁぁぁぁぁっ!!」
夏美の目の前に確かに存在する綾の姿。あの悪夢の中でのものではない。夏美がよく知っている綾の姿だ。こみ上げていた。胸の中に熱いものが。気がつくと頭飛び込んでいた。綾の胸の中に。
「うぁぁぁぁんっ!!うっ…えぅぅ…っぐ…綾……綾ぁぁぁっ!!」
綾の胸の中で幼子のように泣きじゃくる夏美。綾はそれを優しく抱きしめ続ける。あの夜に夏美が綾にそうしてくれたように。

腕の中で震えていた夏美の小柄な身体。その感触。いまだに余韻が綾の中に残っている。小さな子犬のように怯えていた。夏美の負った心の傷。それが綾にも伝わってくる。
(…夏美さん…ごめんなさい…ごめんなさい。)
夏美に添い寝するような形で綾は寄り添っていた。昨夜もこうしていた。いつ夏美が悪夢にうなされて先程の様なことになりかねないから。自分のすぐ側で寝転がりながら小さく嗚咽を繰り返す夏美を見守りながら、綾は心の中で謝罪する。
(わたしのせいです…わたしのせいで…夏美さんはあんな酷い目に……)
それこそ悪夢としか言いようのない昨日の出来事を綾は思い返す。監禁され続けていた綾と夏美。そんな綾達の目の前に現れたのは綾の後輩の絵美の姿。思いがけない再会は苛烈な惨劇へと姿をすぐに変えた。過酷な陵辱生活に晒され続けた絵美。身体のみならず精神までもボロボロに壊された少女。そんな絵美が夏美に対し行った凶行。今も綾の脳裏に焼きついてはなれない。
(わたしのせいなんです…絵美ちゃんがあんなことをしたのは……)
綾を求めて襲いくる絵美。そんな絵美から綾を庇ったのは夏美だった。しかしそのために夏美が綾の身代わりに責めを受けることになってしまったのだ。綾はそれを見ていることしか出来なかった。
(わたしの性で夏美さんが酷い目にあったのに…それなのにわたしは…何もできない…)
それはもう拷問としか言いようのない苛烈な陵辱。ズタボロにされた夏美の無惨な姿は今も目に思い浮かぶ。生気も一欠けらも感じられない肉の残骸にされた夏美の姿。身体の傷自体はすぐに治療されたが心に残るものまでは消えない。昨晩もああしてうなされ暴れる夏美をなだめるのに精一杯だった。夜が明けても消沈したままの夏美。いつも綾を元気付けてくれた彼女の陽気さは一欠けらもない。ただうわごとの様にブツブツ何かを繰り返す。そんな痛ましい姿に何もしてやれることが綾にはない。こうして夏美が落ち着くまで添い寝するぐらいのことしか。
(わたし…最低です…わたしがあの人たちに…されたときに…夏美さんはわたしを慰めてくれたのに…わたしは夏美さんに何もしてあげられない……)
自己嫌悪に苛まれる。どうしてこんなに自分は無力なのだろう。大切な人の支えにもなれない。そんなふがいなさに包まれながら綾はゆっくりと眠りに落ちる。

(綾…やっと寝たみたい…)
自分が落ち着くまで気を張っていてくれたのだろう。隣ですうすう寝息を立てる綾を見つめながら夏美はひとりごちる。
(ごめんね…起こしちゃって…あたしまた綾に迷惑かけてる……)
辛いのは綾も同じだ。綾だって陵辱を受けたのだ。あの忌々しい二人に。あんな酷い目に遭いながらも綾は健気だ。自分には到底真似できない。
(あたし…あんなに辛いなんて思ってなかった…痛かったよ…苦しかったよ…あんな目にあったんだ…あの娘も…綾も……)
陵辱の苦痛。発狂しそうな激痛と悶死しそうな恥辱にまみれ犯され続ける。自分がされてみて初めて分かった。それがどんなに地獄であるのかを。
(ごめんね…あたし…綾があんなに辛い思いをしたなんて本当は分かってなかった。あの娘の言ったとおりだよ…あたし…あたし…)
綾を慰めるための自分の言動。その一つ一つが軽薄に思えてくる。何も分かってなかったくせになんとも傲慢だったのだろう。自分自身がどうしようもなく薄っぺらに感じる。何が綾のことを護るだ。自分の身一つ護れやしないくせに。あんな年下の少女にも言いように嬲られた。そんな自分が綾をあの二人から護れるわけがない。二人揃って犯されるのがオチだろう。夢の中のように。そして壊れた肉人形と化す。あの絵美のように。
(嫌だぁっ…やだよぉぉっ!!そんなの…そんなのぉっ!!綾…綾ぁぁっ……)
先程までの悪夢が蘇る。夏美の目の前で輪姦されよがる綾の姿。あの悪夢が現実になる。そして自分はそれをみていることしかできないのだ。あの日、綾が犯されたときのように。
(綾…綾ぁぁっ…嫌ぁぁっ…そんなの嫌ぁぁぁぁっ!あたし…そんなの…)
目に浮かぶ。無惨に肉棒の蹂躙を受ける綾の姿。理性が消えうせるまで犯され白濁を注がれ続ける。悲鳴を上げ続ける綾。その悲鳴は次第に喘ぎ声へと変わる。そんな綾を夏美は見つめるしか出来ない。夏美もまたただ無力に犯されている。綾の目の前で。
(やだよぉぉ…そんなの…でも…何も出来ないんだ…あたし…あたし…)
分かりきっていたことだった。だがそれを思い知らされた。本当に無力でちっぽけな自分。虚勢を張ってはいたがそのメッキは容易く引っぺがされた。どうしようもない。ただ惨めに犯されて絵美のように肉奴隷と化すのだ。自分も綾も。絵美のように。
『えへへ…思ったとおりですぅぅ…本当にだらしないですね。えへへ。』
(…っ!)
ふいに響く幻聴。思わず夏美は身構える。恐る恐る覗き見る夏美の目の前にはこの場にいるはずのない絵美の姿があった。


つづく

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