第四回座談会舞台裏 前編



「んふぅぅぅ!!んぐふぅぅ!!…・・・ふぁ……はぐぁぁ……んひぃぃぃい!!」
 細やかな振動がクラレットの中でで蠢いていた。唸りをたてる機械音。膣口とアナルに差し込まれたバイブ。
 その小刻みな動きがクラレットの膣肉を、腸を抉り続ける。ただひたすらに。
「……ぁ……ぁ……クラレット……姉さん……」
 無様な姉の姿を前にしてカシスもまた怯え震える。これは罰なのだ。罪を犯した自分達への。
 決して許されることのない過ち。その報いがが今ここにあらわれているのだ。
「あはは♪だらしないですぅぅ。あんなにえっちなお汁吹き出してよがっちゃって……やっぱ貴女たちにはこっちの方がお似合いですよねぇ」
 嘲り笑う声。その主の心は虚ろで満たされる。彼女にしてみれば何もかもがもうどうでもよかった。
 ただ誰かを自分と同じ地獄の道連れにできるのならば。それだけがただ一つの望み。
「やぁぁ!!ごめんなさい!ごめんなさぁぁいっ!!許してっ!許してぇぇぇっ!!」
 カシスは泣きすがる。本当は分かっている。自分達には許される資格などないことが。だがそれでもすがらずにはいられなかった。
 眼前の少女の瞳に灯る狂気。苛烈な陵辱に浸され続けたものが行き着く境地。同じ境遇にあったカシスには分かる。
 彼女の抱えた痛み、哀しみ、苦しみ、憎悪、怨嗟。その果てしない根の深さが。
「そうやって泣いてすがった絵美に何しました?許してくれましたか?そうじゃないですよねぇ」
「っ!!」
 カシスの中で過去の所業が甦る。そうだ。思い出した。自分たちはこの娘を犯した。命令されるままに。
『あがぐっ!!ぐぅぅぅぅぅ!!!んぎぃぃぃぃぃぃぃ!!!!』
『うっ…ごめん…ね…ごめん……』
 呵責に苛まれながらディルドーを装着した腰を容赦なく打ちつけた。この娘の尻肉が抉れるまでに。
『むんっ…ひっ…いっんっ…ひゃひぃぃぃぃ!!ひゃうぅぅぅぅ!!!』
『むちゅ…はむっ…んっ…ごめんな…さい…んっ……』
 喘ぎ悶える彼女の急所を執拗に責め続けた。彼女の心が壊れ落ちてしまうほどに。
「ぁぁぁ……ぅぁぁぁああ………」
 許されるはずがない。許されることなどあってはならない。何の罪もない娘を犯した。調教した。
 苛烈な陵辱でこの娘の心と身体を破壊した。カシス達自身ががそうされ続けてきたように。
「えへへ。次は貴女の番ですよぉ♪絵美がされてたことをたっぷりとお返しして差し上げますぅぅ!利子つきでぇぇぇ!!」
「や……ぁ……ぁぁ…嫌ぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
 響き渡るカシス悲鳴。それが絵美には心地よく感じられる。ああ、楽しい。なんて楽しいのだろう。
 こんな楽しい時間がずっと続けばいいのに……





ソル「ちょっと待て」
キール「ん?何かな?ソル」
ソル「これは何だ?前回の続きじゃなかったのか?つうか姉さんたちえらいことになってんのな」
キール「ああ、これは今回の座談会の舞台裏というやつだよ。ホラ言ってただろう? 最初の予定ではクラレットたちが出る予定だったって」
ソル「これが姉さんたちが欠席した原因かよ。なんつう恐ろしい……」
キール「というか、彼女がああなったのは十割、僕らのせいだけどね」
ソル「いつか逆襲されないかヒヤヒヤするぜ。まったく」
キール「うーん。罪深いことだね。我ながら」
ソル「まったくだ。さっさと鬼畜キャラからは足を洗いたいもんだ」
キール「一度手を染めたら中々抜けられないものさ。無色の派閥も鬼畜キャラもね」
ソル「悲しいこと言ってくれるなって。で?今回は何すんだ?俺達二人だけで」
キール「座談会をするには頭数が足りないしね。」
ソル「ハヤトやトウヤはどうしたんだ?」
キール「ああ、ハヤトなら……」





 あまりにも突然のことに未だ勇人の頭は混乱していた。そもそも自分は何でこうしているんだろう。
 後ろでに縛られた状態で拘束されている。そして自分の目の前。そこにはクラレットの姿があった。
「あの〜クラレット〜〜」
 頼りない声で眼前の少女に声をかける。クラレットはなんだか疲れきった表情で勇人を見つめている
「……ハヤト……」
「……ああ……ってうぁぁあ!ク。クラレット何を!いきなり!!」
 涙目がちで見つめてくるクラレットについつられるように頷いてしまうハヤトだったが次の瞬間に目を剥く。
 クラレットはいきなり勇人のズボンを下ろして、下着まで剥いて中から勇人自身を取り出す。
「ごめんなさい……でも今はこうするしか……」
「〜〜〜〜???おいおい!ちょっ…クラレット……止め……ぅあ」
 勇人の制止も聞かずにクラレットは皮を剥いた陰茎にその口をつける。
「んちゅ……くちゅ……んっ……んっ……」
「……ぁっ……やっ……ぅぁ…駄目……そんなところ……」
 柔らかなクラレットの舌は勇人の肉棒を優しく愛撫していた。フェラチオの快感に勇人から思わず喘ぎが漏れる。
「はぁ……はぁ……ふふ……すぐに大きくなりましたね……」
「……ぅ……ぅっ……しどい………」
 口での奉仕は短時間であったが勇人のモノを硬直させるには十分であった。妖しく微笑むクラレットに対し
 勇人は女々しくすすり泣きかける。
「さあ、ください。ハヤト……貴方を私に……」
 屹立したブツを確かめながらクラレットはおもむろに脱ぎだす。ハラリと一枚ずつ衣服を脱ぎ捨てる。すると。
「……っ!?」
「はぁ……はぁ……すみません……私……もう我慢できないんです……」
 全裸になったクラレットの秘所は溢れ出す愛蜜で濡れていた。狂おしい。今にも気がおかしくなる。
 いや既におかしくなっているのだろう。クラレットの身体は求めていた。肉の悦びを。
 己が膣肉で受け止める肉棒の感触を。
「それじゃあいきます……はぁぁあ……あふぅぅぅ」
「うぁぁぁ!ひゃうぅぅぅ」
 騎乗位でクラレットは腰を沈めていく。そそり立つ肉根に。ぐちゅり。濡れ細った膣肉が滑った音を立てる。
 ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てながら勇人の男根はクラレットの膣内へと収まっていく。
「ふぁぁぁっ!はっ!ふぁぁっ!ハヤトっ!ハヤトっ!!」
 そして跨ったままの状態でクラレットは腰を振りだす。激しい逆ピストン。そのたびに肉蓑がざわめくのがわかる。
「はんっ……はぅっ……くぁぁぁっ!」
 大きく腰をくねらせ淫らによがる。この快楽。この刺激だけがクラレットの心を満たす。
(ごめんなさい……こうすることでしか自分を保てない弱い私を許してください……ハヤト……)
 ほとんど逆レイプな交わりを続けながらクラレットは胸中でハヤトに深く謝罪する。
 愛する人との交わり。それ無しでは自分の精神が保てぬほどにまでクラレットの心は磨耗していた。
 それだけ苛烈な責めであった。クラレットの脳が淫らで支配されるほどに。
(本当にごめんなさい……こんな私…軽蔑しますよね……でも今は……)
 濡れた肉を重ねあう。愛する人と。ただその事実だけが欲しかった。味わい続けた過酷な陵辱の記憶も
 心を鋭く抉ってくる犯した罪の記憶も。全て包み込んで忘れてしまえるように。
「あぁっ!ハヤトっ!ハヤトっ!!」
「うぅ……クラレットっ!!」
 獣のような交わりを続けながら、二人ともに喘ぎ続ける。勇人から吐き出される白濁それがクラレットの子宮に注がれても。
「ああっ……はぅっ……もっとぉ……もっと下さい!ハヤト!貴方を全部!」
「ぅ……く……ぅぁ……クラレットぉぉ……」
 クラレットの膣肉は勇人から精を搾りつくさんとばかり締め付けてくる。男を受け入れることに特化した秘肉。
 その力を存分に発揮させて。
「あんっ!はぁんっ!くぁぁぁっ!ふぁぁぁぁっ!」
「あぅ……ひんっ……ひぅ……くぅぅぅううう」
 激しく求め、喘ぎあう二人。そんな二人を虚しく見つめる瞳。それは。
「しくしくしくしくしく……クラレット姉さん……ずるい……」
 目から大幅の涙を垂らしながらカシスは姉と勇人の交わりを見つめる。
 カシスとて二人の交わりに今すぐにでも割って入りたいところだがそうできぬ訳がある。
「お尻……痛い………」
 直前まで絵美に執拗なまでにアナルを犯され続け、足腰立つことさえかなわぬのだった。
 少しでも動くと激痛が脳に走る。
「ずるい!ずるい!ずるいぃぃぃいい!!どうしてアタシばっかこんな役な訳ぇぇぇえええ!!!」
 思わず叫ぶ。するとズキっと走る。鋭い痛みが。
「ぴぎっ!……ぃ…痛い……痛いよぉぉ………」
 情けなく臀部を手で押さえながらカシスは二人の交わりを見せつけられるのであった。





ソル「回復早っ!!!」
キール「流石にあの娘たちも陵辱慣れしてるからねぇ。まあ、カシスはまだまだだけど」
ソル「つうかハヤト……安らかに眠れ」
キール「ハヤトが相手だと普段受身のあの娘たちも攻め手になるんだよねえ。どういうわけだろう?」
ソル「知るかよ、んなもん……でトウヤの方は……」
キール「ああ、少し続きがあってね」
ソル「続き?」
キール「次回へ続く!」
ソル「続くのかよっ!」


つづく

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