ピュア童貞クンの妄想 2



「嗚呼、こんな感触が毎日楽しめるのかなぁ…」

むにゅむにゅむにゅむにゅ、むにゃむにゃむにゃむにゃ…

おっぱい型パン生地を鷲掴み乍ら何時しかギアンの心は妄想の海に沈んで行く。

『いやあぁぁんっ!!そんなにマジマジと見ないでぇっ!!』
妄想の海では全裸のフェアが、天蓋付きのベットで乳房を押さえ乍ら蹲っていた。
『恥ずかしいよぅ!だって私、弓を射っても胸に弦がかすらない位小さいんだもん!』
『そんな事無いさ…。どこぞの女蛮族は弓を射る為に乳房を切り取ったって云うけれど…』
『気休め?!それとも何?あたしの胸は切り取ってる人にも劣るって事なの!?』
黒手袋に包まれた両手をワキワキとうごめかせ乍ら迫るギアンに、フェアは涙を浮かべて悲痛な声を上げる。
『大丈夫…胸は揉めば大きくなるってスライムポットが言ってた』
『うわあぁぁん、不定形生物に胸の何が分かるのよぅ!!』
せめてセイレーンかドライアードにしてよ!
もっともなフェアの嘆きにギアンはふむ、と頷き彼女の耳元に荒い息を吹き掛け乍ら囁いた。
『御免…僕は魔獣調教士だから、魔獣以外はちょっと…分かりかねるんだ…』
『最悪!最低!!こンの……ヘタレェェェッ!!!』…ちょっと待て。

何故自分は妄想の中でもヘタレなのか?もっとこう…何だアレ?そうそう、誰も敵だった頃の自分のステータス画面なんてまるで見ないだろうから忘れていたが、元クラス名:魔獣調教師を活かせない?
ほら、もっとさぁ!

『ギア…んんぅ、御主人様ぁ…あた、フェアのアソコに御主人様のオチンチンを下さい…!』とか、色々有るだろう!?
何でフェアに負けてるんだよ?おかしいよ!?
その考えが沸き上がる事が既に手遅れだと思われるのだが、ギアンに助言をしてくれる者も無いので初級AVとエロ漫画程度の知識しか持ち得ないまま浅はかな妄想は続く。
パン生地は、もうそれがパン生地だったかどうか判別がつかない位の色と形になっていた。

…!!

僕が「攻め」になるのが間違いではないのか!?
ギアン×フェアじゃなくて、フェア×ギアン。

ふふ、ふふふ。フヒヒヒヒ!!!
何でもっと早く気付かなかったんだろう。僕は生粋のドMじゃないか!嗚呼、糞ジジイ!アンタに虐待された日々が、素晴らしい最高の経験となって僕の心に雲間から差し込む光明を与え給うたよ!正にエンゼルハイロウだね!

さて。

方針も決まった事だし、改めてフェアに萌えようか。


つづく

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