アズリア陵辱4



「あふっ・・・ふぁっ・・・ひんっ・・・ひうぅ・・・」
密室の中で私の喘ぎ声ばかりが響いていた。
「ひゃんっ・・・ひっ・・・いっ・・・」
何度も繰り返された交わりによって私の秘所は男根を受け入れるのに何の抵抗も感じなくなった。むしろそれを快感だと思うようになっていた。いやらしくも湿った私のそこはヌチョヌチョと音を立てながら挿入を繰り返すイスラのそれを包み込んでいた。
「い・・・いひぃぃっ!!・・・・・・あっ・・・はうぅぅ・・・」
肉棒が私の胎内に入り込むたびに私の膣肉はそれをきつく締上げる。粘膜に包まれた肉同士が触れ合うたびに言いようも無い快感を私を包んだ。
「・・・あ・・・はぁうっ・・・・・・イ・・・スラ・・・私・・・もう・・・」
すでに私は絶頂に達していた。性感帯を何度も刺激され淫らな私の雌はイクことを欲していた。そしてそれはイスラの方も同じだった。
「ひんっ・・・うっ・・・あっ・・・・・・あぁぁぁっぁああ!!」
私の膣内に熱い衝動が走る。熱を持った液体の奔流が私の子宮を駆け巡った。もうこれで何度目だろうか。射精されるたびに私はイクようになった。淫らな液汁を下半身から潮を吹くようにして吐き出し果てる。そのような行為がもう毎日続いていた。
「あははは、だいぶ感じやすくなったね。姉さんも。」
事が終るとイスラは私に優しく声をかける。最初の頃、無理矢理犯されたときとは大違いだ。私が完全に従順になったことからくる余裕なのだろうか。そして私はイスラの愛撫に身を任せる。丁寧な手つきで指先が私の性感帯を的確に刺激する。快楽に包まれながら私は眠りに落ちる。それが今の私の姿。

あの日、イスラに犯された日、あるいはその前イスラに裏切られ部下を失ったとき。もしくはイスラに犯される姿を彼に見られた時、私は死んだのだと思う。自分が今まで努力してきたことが無為なものと思い知らされ、知らず知らずの内にイスラを追いつめていた自分に失望し、内に秘めていた甘い思いが粉々に砕かれた。もう死んだのだ。生きている意味が無い。弟と交わり、それに快楽を見出してよがる。以前の私なら自決しかねない姿。だがもうどうでもいい。すでに死んだ私がどうなろうともう・・・。
「姉さん・・・ずっと側にいてくれるよね・・・。」
ときおりイスラはこんなことを口にする。もちろんだと私は答える。殆ど死人となった私が生きる唯一の理由。たとえ性処理の道具でもいい。ただイスラの側にいたい。それしか償う方法が無いから。絶望を受け入れたままイスラの側で生きつづける。私に残されたのはそれだけしかないから・・・・・・。


止めてぇぇぇ!!嫌ぁぁ!!イスラぁぁっぁ!!・・・・・・いっ!!
姉さんが拒むのも無視してあの日僕は無理矢理、姉さんを犯した。
・・・・・・うっ・・・うぅぅぅ・・・。
処女を散らされ、すすり泣く姉さん。よっぽどショックだったんだろう。正直いい気味だと思った。ずっと姉さんのことを妬んでいた。僕と違って優秀で誰からも期待されていた姉さんを。僕が腰を沈める。そのたびに姉さんの奥深くに僕の一部がめり込む。姉さんと一つになれた。そう思うと興奮して止まらなかった。無茶苦茶に挿入を繰り返した。姉さんの肉が僕を包み込んでくれる。その心地良さに酔いしれていて。
あ・・・ああああぁぁぁああああぁああっ!!・・・・・・嫌ぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!
僕は白濁を姉さんの中に注ぎ込む。気持ちよかった。姉さんは泣いていた。当たり前だ。好きでもない男の、ましてや弟の精子を膣内に射精されて悲しまないわけが無い。姉さんを強姦して僕は少し満たされた気分になった。でもほんの少しなんか上手くいえないけど嫌な気分がした。

うっ・・・うあぅ・・・レ・・・クス・・・
レックス。姉さんが学生時代から思い続けた男の名だ。僕から姉さんを奪った男。その名を聞いたときもう分けが分からないうちに気持ちが爆発していた。
気が付いたら姉さんを折檻していた。また姉さんを犯していた。さっきまでと違ってまるであの男にあてつけるかのように姉さんがより苦しむ、より痛がる。そんな姿を求めて。
止められなかった。アイツにだけは姉さんを渡したくない気持ちだけが暴走していた。気が付いたときには姉さんのアナルを抉り、腹が破裂しそうなほど精液を吐き出しまくっていた。ズタボロに犯され壊れたように気を失った姉さん。後悔した。気付いたのだ。
僕はこの人が好きなのだと。

姉さんの寝顔。あんなことがあったっていうのに寝顔だけは綺麗だった。もう僕の思いは止められない。姉さんを僕だけのものにしたかった。あの男にだけはあんなヤツにだけは姉さんは渡さない。アイツが入り込める余地なんて無いほど姉さんを僕で満たしたい。
そう思うともう僕は止まれない。起きて早々の姉さんに挿入し、自分の今までの人生、憎しみも哀しみも全て姉さんにぶつけた。姉さんと一つになることを通じて自分の思いを吐き出した。そして姉さんにすがりついた。
「もう・・・どこへも・・・行かないから・・・ずっと・・・イスラの側にいるから・・・」
その一言で僕は救われた。何一つ満足に手にすることができなかった僕。その僕が初めて大切な物を手に入れたんだ。姉さんを・・・。
でも何で・・・?でもなんで・・・・・・?
こんなに哀しいんだろう。こんなに虚しいんだろう。
僕は今幸せなはずなのに・・・。


「はむっ・・・むぅ・・・んぐっ・・・・・・」
その日も私はいつも道理イスラに奉仕をしていた。竿を舐めて掌で睾丸を転がす。もう何も考えずにこうして奉仕しているときが私にとって一番楽だった。
「あ・・・ぷあっ・・・ぷはっ・・・」
口淫をしているうちにイスラのモノから勢いよく白濁が放たれる。それが私の顔に張り付く。口の中にも入った精液の味。最初はまずかったのにこの味にも臭いにも慣れてしまった。
我ながら見下げ果てたものだ。弟のモノを頬張り、膣や後ろの穴に入れられてはよがり狂い、そしてもうそれ無しでは生きれなくなってる。満たされぬ時は手淫で自分を慰める。そんなあさましい女に私は成り下がっていた。ふいになじみの顔が私の頭をよぎる。
が、すぐに打ち消す。もう私には彼を愛する資格など無いのだから。
「姉さん・・・。」
その日のイスラは様子がどこかおかしかった。こんな変態に成り下がった私がおかしいなどというのは笑ってしまうがな。いつもならもっと激しく私を求めるはずなのにその日はあっさりと済ませた。飽きられたのだろうか。それならそれでいい。イスラが私を必要としないのならそれでいい。こんな堕ちていくばかりの自分を感じずにいさぎよく死ねるから・・・。


どうしてだ?何でなんだよ?僕は姉さんを手に入れたのに・・・。
何でこんなに満たされないんだよ!!何でこんなに虚しいんだよ!!
(それは・・・君が本当に望んだことじゃ・・・無いから・・・)
どこから声が聞こえる。黙れ。見透かしたようなことを言うな。
(力ずくで無理矢理手に入れたものなんてそんなものさ・・・だって・・・)
うるさいよ!黙れよ!力が全てだ。世の中強いものが勝ち、弱いものが負けるんだ。
弱いヤツは惨めに虐げられるのさ。誰からも必要とされない。むしろこの世からいなくなることを望まれる。この僕のように・・・。
(今からでも・・・遅く・・・君は・・・)
本当に黙れよ!!遅いんだよ。もう誰も僕を許してなんてくれないんだよ。だったら最後まで憎まれてやるしかないじゃないか。同情の余地も無いぐらい悪役貫いて誰からも憎まれるしかないじゃないか。僕は普通に生きたかっただけだよ。普通に生活して普通に学校へ行って・・・でも無理なんだよ。僕にはこうするしかなかったんだよ。こうして誰かを陥れてまでして力を手に入れなかったら僕は生きていくことさえも出来なかったんだ。そんな僕を許してくれる人間なんていやしない。だったらそのまま突き進むしかないだろぉっ!

気が付くと声は消えていた。僕は泣いた。どこで間違えたんだろう。どうしていればよか
ったんだろう。その答えなんてみつかりっこない・・・。僕はもう後戻りなんて・・・。


つづく

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