エロ魔剣シリーズ4 ソノラ×スカーレル 2



「何すんのよ、ソノラ…」
「キス」
「そうじゃなくて…」
「その先がもっと欲しい?」
苦しげな声でソノラを問い詰めようとするスカーレルに、彼女はあっけらかんと答える。
その表情は他人との触れ合いのためか先程よりしっかりしていて、それでも、まくし立てるような口調でスカーレルを誘惑する。
欲望の化身のような顔。
にやり、笑うとソノラはスカーレルの肩に手をやり、そのまま覆い被さるように彼を床に横たわらせた。
激しく首を横に振るスカーレル。
「やめ…て」
「ぶーぶー。嫌なら抵抗してみせなさいよっ」
スカーレルの声は弱弱しい。こんなことになるとは思いもしなかったようだ。
「ねぇ…ほら、どうなの?!」
逆にソノラは強い口調でスカーレルを責めながら、組み敷いた彼の首に手を這わせる。
「……ッ」
抵抗しようと思えばできないわけではない。
スカーレルの腕力は女性であるソノラのそれを遥かに凌ぐものである。でも。
(このコがアタシを利用したいならそれでも…)
思えば、以前もそうであったではないか。
碧の賢帝に操られたアティを助けたときも、彼女は自分を誘ってきた。
それは「利用」以外の何物であったか?
アティに出会ってから捨てようと思えていた疑心を、ふと思い出してしまう。
何を信じればいいの?誰をどこまで信じていいの?
舐めまわすようなソノラの手つきが、心をえぐるようで痛い。
手は絹地の上着を足に向かって下ろし、細い紺色のパンツに指先を絡めさせた。
「あたし…欲しいんだもん。あたしを楽にしてくれるものが…」
ソノラの声はいつもとは違う。
艶のかかった女の息声だ。
聞いたこともない少女の声にスカーレルは胸を突かれる。
自分の妹のような存在だったのは確かなのに…いつのまに女になったのだろう?
「…勝手にして」
諦めるようにスカーレルは呟く。
ソノラが待っていたと言わんばかりにパンツのジッパーに手をかけると、彼は少しだけ足を開いた。
「ほら…ほんとはスカーレルだって、嫌じゃないんでしょ?」
白い手によって剥き出しにされたスカーレルの男根は、熱を持ち始めている。
それに気を良くしたソノラは、いとおしげにその場所へ指を絡めていった。
女の妖しさをもった指の動きに、彼のモノが急速に硬さをもちはじめる。
「感じてくれてるんだ……へへ…なんか…おいしそう…」
彼のモノを細い指で包み込み、緩やかに擦り上げ、それからすっかり天井を向いた彼に唇を押し当てた。
音をたてて肉棒にキスを降らせていくソノラ。
「スカーレルの…おっきいね…なんか、ん、見てるだけで…あたしも感じそうだよ…」
だんだんと酔ったような目つきになっていく。
はじめは唇を乗せるだけだったキスが、唇の間から舌がちろちろと顔をのぞかせてくる。
そのうちに物足りなくなって、ソノラは大胆に、竿へ唾液を乗せながら舌を滑らせる。
「…っ…」
透明の唾液が竿を伝う。ソノラは素早くそれを指で絡め取ると、再び肉棒に擦り付けた。
「ね…苦しそうな声…我慢しないで…気持ちよくして、あげるから」
温かく湿った息がスカーレルの竿にかかる。
それだけでも気持ちいいというのに、ソノラの手が今度は袋の方を揉み始めた。
「っ…くっ…」
生娘じゃないんだから、と声を押し殺そうとするスカーレル。
それに怒ったのか、ソノラが舌を移動させ亀頭を口に含む。
絞るように亀頭を吸い上げると、とうとう彼の口から声が漏れた。
「そうそう…そうやって声出してよ…気持ちイイならそうやって、さ…?」
袋を揉んでいたソノラの指が、いきなり股の間に滑り込む。
菊座には到らないが、その間を唾液に濡れた指先が押し付けるように往復しはじめた。
「ぅっ…やめなさ…っあ、ソノラっ…」
くすぐったいような微妙な感覚が、スカーレルを刺激する。
強烈にこみ上げてくる射精欲求を堪えながら、スカーレルはソノラに訴えた。
「やだ。やめない…あたしの口の中でイってよ。イきそうなんでしょ?
だってスカーレルの、泣いてるみたいだよ。いっぱい垂らして」
実際、肉棒の先からは透明の汁がゆるゆると流れ出していた。
それを仔猫がミルクを舐めるように掬い取るソノラ。
蟻の門渡りから指を離し再び袋を揉みだす。
すると耐えられなくなったのか、とうとう肉棒の先がふるふると震えだした。
「あ…イくんだね…待ってて…出すなら…口の中に…」
言い終わると、もう一度肉棒を口に含み、舌先で亀頭をそっと押す。
「ぁぁっ…!」
舌を引込めると、反動のように白濁がスカーレルから飛び出した。
か細く、上擦った声とともに吐き出されるスペルマ。
それは声とは裏腹に、強い勢いをもったものだった。
「…っ、はぁ…はぁ…」
全てを出し終え、肩で息をするスカーレル。
体からは力が抜け、足はだらしなく伸びていた。
それをソノラは、恍惚とした表情で見つめている。
にやりと一瞬笑ったかと思うと、口の中に溜めてあった彼のスペルマを飲み込んだ。
彼女の喉が大きく上下する。
「おいし…っ♪濃いのが…いっぱい…」
ソノラは満足げにスカーレルを見下ろした。
「…これで、満足?」
やっと息を整えて、体を起こしたスカーレル。
腕を支えにして起き上がると、ソノラが抱き着いてきた。
「えー?もう終わりにしちゃうの?もっとしたいよぉ」
甘えるように囁くソノラ。
疲労と呆れから、ソノラを避けるように視線をずらすスカーレル。
ベッドの上で何かがもぞもぞと動いているのに気がついた。
真っ白なシーツをかぶったソレはシーツを剥ごうと躍起になっているようで、シーツの端をさがそうとあちこちを引っ張っている。
「…ねぇ〜、スカーレルってば」
その間もソノラは甘ったるい声で彼を誘惑してくる。
ソノラの声を押さえるように片手で彼女を抱きかかえると、シーツから「中身」がやっと出てきた。
「ア、アリーゼ…!」
出てきたのは、ほどいた髪を乱したアリーゼ。
体の前を流れる長い栗毛の向こうからは、幼く白い裸体が惜しげもなく晒されている。
「スカーレルさん…貴方、何して…」
一方アリーゼといえば、先程まではいなかった男に驚いている。
目線をゆっくり下に下ろすと、スカーレルの下半身が目に入った。
きゃぁ、と小さな悲鳴をあげ、アリーゼは目を覆ってしまった。
するとスカーレルに甘えていたソノラがアリーゼに気づく。
抱きかかえていたスカーレルの腕を半ば無理やり解いて、ベッドにのぼる。
「ソノラ…スカーレルさんと何して…」
「なっ、何でもないよ!それよりほらっ、もっかいしよ?」
ぎゅう、とアリーゼに抱きつくソノラ。先程までの色気とは大違いといった風に、ひどく焦っている。
彼女の様子に困った笑みを浮かべたアリーゼは、事態を悟ったのか、スカーレルに言った。
「あの…そういうことですので…すいませんけど出ていってください…」
その光景にスカーレルは、ただ呆然としていた。


つづく

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